季節のしおりを信じたら

内面からの報告書


イデア大全抜書き。今朝はシート右端に座れなかったので、
右隣の人に気づかって心なしか、書く勢いがそがれている。
ノンストップ・ライティングからエジソン・ノートへ。
最近、アイデア大全用ノートをはじめ、
いくつもノートを使い散らしてしまってるから、
ノートのすすめを聞いても、素直に受け取れなかったり。


車中のとも。
読書猿『アイデア大全――創造力とブレイクスルーを生み出す42のツール』(フォレスト出版


乗換えの後は、立って読み。立って読みなら、
新書読み。たとえそこにしおりがはさまっていても、
うとうとしながら読んだあとでは信用ならない。
読み直して、ふたたびしおりにたどり着けばすっきり。


車中のとも。
瀬戸賢一『時間の言語学: メタファーから読みとく (ちくま新書1246)』(ちくま新書


しおりを熱烈に欲しがるお客さんがときどきいる。
ぼくはあまり使わない。たしかに欲しくなるときもあって、
そんなときちくま文庫講談社文庫あたりだと、
標準装備されていて嬉しかったりもする。


が、基本、使わない。


どうしてるかというと、パラパラして、覚えている最後の部分を探す。
今朝のようにしおりがはさまっていても、その前の部分を覚えていないときもある。
昔の自分は信用できない。今、覚えているかどうかで読み出す箇所を決める。
ほんとうは、しおりがはさまっているところから読みたい。
前に読みやめた自分からのバトンがしおりだ。


自分を信用できないというのはしかし、
生きていく上で致命的な欠陥に思える。
なんとかこれまでは生き延びてきたが。


そういうしおり不信者に限って、
娘にしおりにちなんだ名前を付けたりするんだ。


3月の、おまけの月末猶予もあっという間に燃え尽きて明日は、
幼年誌がやってくる。バックヤードのスペースを確保しつつ、
昨日の休みに入荷した分の補充書籍たちも整理して、
けれども今日は、お迎えの担当。先送りしてた仕事、
新しく襲来した作業、様々な懸念をごくりと飲みこんで、
今朝から気になっていた新刊を持ってレジに並んでいる自分。
それにしてもオースター、この2冊の装丁の響きあいは素晴らしい。


購入。
ポール・オースター柴田元幸内面からの報告書』(新潮社)
ポール・オースター柴田元幸冬の日誌』(新潮社)
吉田戦車まんが親 5 (ビッグコミックススペシャル)』(小学館


ほんとうに、この、入ってきたばかりの本の誘惑といったらない。


ツイッターで、4月の新刊に欲しい本が多すぎて予算オーバーする話を見かけた。
予算オーバーしないための対策として、予算を組まないという竹槍しか用意しない歩兵が私。
いつか「と金」になりたい。それまでは、鼻先の本を、買う、買う、買って前に進むのみ。


今朝から、コートをダウンジャケットに替えてみた。
ポケット内グッズは、なんとか分散して解消させた。
確かに、暖かい。そう言ってもいい気がしているが自信がない。
花本武さんのツイートに「世はもう春か」というのを読んで、
ようやく、気持ちが定まる。


とりにも、春が来ました。