黄世傑(ホアン・スー・チエ ) Huang Shih Chieh

  • AIG-2010

    ペットボトルやタッパウエアがボディとなり、パソコンの冷却ファンでビニール袋をふくらませる。海の生き物のようにも見えるその姿は、まるで夏休みの宿題を思わせる動くおもちゃ。ホワイトキューブの中で妖しい音と光を放ちながら動き回る彼の作品は、子供たちの視線をくぎ付けにしていた。
    (by satomikamo)

    暗幕を開くと、あるのはカラフルに光を放つ機械。電飾が散りばめられて躍動する機械は身体性を帯びている。配線やコネクタ、ADアダプタがむき出しとなった装置は、日常生活で当たり前のように存在している機器の延長だ。機械が踊り狂う姿を観れば楽しい。とはいえ来るべき世界が提示されているのか。
    (by 田中瑞穂)

    深海のイメージで流してしまった。展示の物量として、あの点数・配置の意味をくみ取れずにいる。確かに、美しくはあったけれど。
    (by 水餃)

黄世傑(ホアン・スー・チエ )
Huang Shih Chieh
1975年台北生まれ。ニューヨーク在住。液体も含むどこででも手に入る日常品を素材に、簡単な電気的な仕掛けを与えて、動きのある色鮮やかな立体的なインスタレーションを試みる。ヴェネツィアも含む世界各地で展示を発表。
SHIH CHIEH HUANG 黃世傑

あいちトリエンナーレ2010公式紹介より抜粋