村田峰紀 Mineki Murata

http://www.flickr.com//photos/tori_ben/5489182194/in/set-72157625458113957/

  • グレーゾーン / デラノーコメント
    gray zone / very no comments

    ペンで本をガシガシガシガシし続ける、チョークで部屋の床ををがりがりがりがり塗り続けるなど偏執的なパフォーマンスと、ATカフェ界隈でお見かけした素のシャイな感じ、そのギャップが印象的。行為の結果として残ったブツがなぜかどれも美しく見えるのが不思議。
    (by nnnnnao)

    真っ黒に炭で塗り潰された部屋がある。パフォーマンスではその一室をチョークで白に塗り替えようとする。その手前には「人間とはなんだ」と書かれていただろう書物がざっくりと手で引き裂かれ、さらに否定するかのようにボールペンでぐるぐると幾重にも線が引かれている。苦闘の作品だった。
    (by 安井友美)

  • グレーゾーン / 背中で語る
    gray zone

    暗い部屋の片隅で、ひたすら部屋の中を黒く塗りつぶす。そして今度は白くする。行為の意味はともかくとして、パフォーマンスを初めて見たとき、部屋の中から押し返されるような強い力を感じた。「背中で語る」は少しジタバタする感じが面白かった。次のパフォーマンスはどんなものか楽しみである。
    (by satomikamo)

  • グレーゾーン
    gray zone

    一心不乱に床にチョークで模様にならない模様を描き続ける。まさに狂人。鑑賞者がじっと見ることができるのは、これが『アート』だからだ。駅前や住宅地で同じことが行われていても、人々は見て見ぬするか、傍から嘲笑するかしかしない。そのような人々が今はまじまじと狂人に対して眼を凝らしている。
    (by 田中瑞穂)

村田峰紀
Mineki Murata
1979年群馬県生まれ、東京都在住。多摩美術大学卒業。自らの身体を酷使し、言語化することができない身体感覚を鑑賞者に示すことで強いインパクトを与えるゲリラ的なパフォーマンスや、その結果として産み出されるインスタレーションを発表している。

あいちトリエンナーレ2010公式紹介より抜粋