ストローブ=ユイレ(ジャン=マリー・ストローブ、ダニエル・ユイレ) Straub/Huillet

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    登場人物がほとんど動かない。同じようなカットが続く。象徴的な会話だけが続く。劇映画だけを映画と思っていると壮大な肩すかしを食らう(その証拠に退席者多数)。しかし、そこで向かい合えるなら、なぜ絵画でも、写真でも、演劇でもなく、映画なのか、映画とは何なのかを考える体験となるかもしれない。
    (by シオタココロ)

ストローブ=ユイレジャン=マリー・ストローブダニエル・ユイレ
Straub/Huillet
映画作家ジャン=マリー・ストローブは、1933年フランス・メス生まれ。ダニエル・ユイレは、1936年パリ生まれ。二人は、私生活においてもパートナーであるが、映画製作においてひとつの「芸術的人格」として活動しているため、ストローブ=ユイレと表記されている。ストローブは、メスのシネクラブで番組編成に携わり、短期間パリで学んでいた54年にユイレと出会う。58年、ストローブは徴兵忌避のため西ドイツに亡命、ユイレとともにミュンヘンに居を構える。67年、最初の長編『アンナ・マグダレーナ・バッハの日記』で国際的に知られるようになる。69年、ローマに生活・活動拠点を移す。先行する文学作品に基づき、それを厳密に映画化する独自の制作姿勢により、孤高の映画作家と称される。2006年に惜しくもユイレは没したが、ストローブは現在もパリとトスカーナ(イタリア)を拠点に活動を継続している。

あいちトリエンナーレ2010公式紹介より抜粋