キル・ビル Vol.1 [28本目] ✩名作10本目

キル・ビル Vol.1 [DVD]
[公開] 2003
[監督] クエンティン・タランティーノ
[主演] ユマ・サーマン<物語> ◇◇<映像> ◇◇◇◇◇<演技> ◇◇<音声> ◇◇◇◇◇


<総合> 70点

元殺し屋であったコードネーム「ブラック・マンバ」は、結婚式の日にビルが従える暗殺集団に関係者全員を殺され、自身も半殺しの目にあいます。4年後目覚めた彼女は、全員に復讐を誓います。日本が舞台のアクション映画です。
いやぁ斬新な作り!何でしょうねこれは。物語に何一つコメディ要素はないんですしむしろエグい描写連発なんですが、陽気なBGMに乗せてバッタバッタ人を斬ったりなぜかフルアニメーションだったり。ミスマッチがこんなに上手く作用してる映画もないのでは。そして、タランティーノ監督の日本愛が伝わってきますね!日本風料亭でのアクションはスゴイ。刀を持った黄色ジャージってだけでインパクト強いんですが、そこに溢れる日本時代劇の数々!特にオーレン石井との雪景色の中での対決は画的には最高でした。
日本愛が溢れるだけに!だけに!やっぱり日本人が見るとアレなところが多いのはすごく残念。そもそも手下はなんでアイマスクなんだよとか日本刀使いたいからって持ち歩くはねーだろとか北野作品見た後ならそこらへんは不満です。そこに目をつぶってもやっぱりトップは日本人使うべきだったんじゃないか?カタコトの日本語喋り合うシーンはちょっと見てられない。あんなショボイならいっそ英語にしてほしかった。本当にただの復讐劇であるという点もう〜ん。物語的には大変言いたいことが色々あるんですが、やりたいことはすごく分かったし何度も言いますが日本愛がすごい。そして画面の演出は他に類を見ない!アクション、時代劇好きはしっかり楽しめるかと!総合点は70点です。


でもそうだよね日本人や日本語が出てくる他の映画ってヒドいもんな。それ考えれば確実によく再現してる方。続きは観なきゃです!