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医療保険 | 入院日額 5000円 ? それとも 1万円 、 もしかしたらもっと?

(初出:2013-01-05 01:30:03)
年度が変わって、はや三日。ばたばたと日が過ぎてしまっているehokenです。

$そんな保険、はいっちゃダメ!   --   ehoken

入院の保険の日額はいくらが適正か? そんな質問を多く受けます。

目安は

● 医療費だけなら・・・・・・・・ 5,000円/日
● 食事と差額ベッド考えると・・・ 10,000円/日程度
● 個室滞在・・・・・・・・・・・ 15,000円/日以上
● 入院時の収入保障・・・・・・・ 25,000円/以上

今回これを書くにあたり、さまざまなサイトを参考にしました。

私がこのブログに書いた記事も、もう一度目を通しています。
・入院の保険(医療保険)の適正額
・医療保険に入るとき、入院日数と入院費用、医療費を把握していない人が多くいます

それから、外部のサイトとしては、
・読売オンライン「医療保険、入院日額いくらにしてますか?」
・ライフィ 「保険選びのコツ」
・保険マンモス 「入院日額はどれくらい必要?」
・住まいと保険と資産管理 「あなたの入院日額はいくら必要?」
を参考にしました。

ほかもいろいろ見ていると、3,000円/日でも十分、もっといえば医療保険は不要という極端な論調のところもあったり、2万円/日でも足りないととするところもあったりします。

それぞれ専門家が、自身の考えを披露しているのですが、金額にはひらきがあります。調べれば調べるほと、分からなくなりそうです。

しかし、もっとシンプルに考えれば惑わされずに簡単に答えはでます。

「何に、いくらかかるかを把握して、どこまで保険でカバーするか、納得しておく」ということが大切です。

医療費だけなら5,000円というのは、
・入院の保険(医療保険)の適正額
に書きました。

それと、案外見落としがちなのは、入院したときに不要となる金額です。趣味で毎日パチンコしてる人、毎日タバコを2箱吸う人、お酒を飲む人、クラブに通う人、外食がメインの人、、、、、

入院したら出来なくなる(=出費がなくなる)こと、かなりありませんか?この辺は、出費がなくなるのです。

差額ベッドは、安いところは2,000円程度、高いところだと5,000円以上したりします。某有名病院の特別室は14万円/日とか、非常にお高いとこもあったりします。平均的な金額は6,129円/日が平均の室料差額を節約 | 入院にともなう費用 | 差額ベッド代いくらか?に書きました。

ちなみに食費は360円/食です。なので1,080/日になります。もちろん特別食とか必要な場合は、これに上乗せすべきでしょう。

雑費は、それこそ人それぞれですが、入院したときに、着替え、衛生用具、見舞い者の交通費、あとは、お見舞いのお返し、本、テレビカード、おやつ、お見舞いの人向けのお菓子、オムツやタオルなど、これらの多くは入院日数に比例してかかるものではありませんが、結構な金額がかかってきたりします。

最後に、自営業とか、法人で要職に就いてられるなら、その人の入院により、業務が滞り、売上が落ちるということであれば、それを補填するための保険も必要になります。契約者は法人になり給付金は売上になります。

さて、ここまで、どこまで保険で補うのかをベースに、入院保険の給付金を考えてきました。しかしここで、保険のプロとして、言っておかなくてはならない重要なことを最後に申し上げます。

ほとんど保険は、入院給付金に、その他の給付金が“連動して”いるということ(最近はそうでないものも増えてきました)。

つまり、入院給付金をかえると、それに連動して手術給付金とかも変わってしまいます。また、完全に連動していなくても、最大額が連動しているものも多くあります。たとえば「ガン診断給付金」とか、一時金系の給付の多くの最大額は、入院給付金に連動します。つまり、入院日額10,000円ならばガン診断給付金は300万円まで付けられるのに、入院日額5,000円にすると150万円までしかつけられないとかになってきます。

多くの医療保険は、入院日額が“主契約”になっています。もしくは、それを“軸”に設計されています。これをかえると、それに連動して、多くの給付金が変わってくるので、その辺も注意してください。

医療保険は特に、他の金融商品と同様に、専門化が進んできています。深い知識がないと、自身で判断して、ぴったりしたものに入るのは難しくなってきています。しっかりと理解して、信頼できるプロを見つけるのが大切です。信頼できるかどうか、知識が豊富かどうか、それを見極める目をもつことが、これからの時代、大切になるのだと思います。