「HERO〜ヒーローズ 松井秀喜&松井稼頭央〜NY野球小僧の夢〜」

やべっちFC」のSPが始まるまでと思って見てたけど、これは面白かったなあ、正直やべっちは途中で寝てしまったんですが、こっちはビデオに録っとけば良かったと後悔するぐらい素晴らしい内容でした。やっぱりこういう番組って語れる人なら変な仕切りいらないと改めて実感しました。

「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」

最初の劇場版がそこそこ面白かったので、期待というほどのことなかったけど、まあ安心して見始めてたんだけどなあ(笑)、なんていうか、まあ確かにテレビシリーズ最初の劇場版と比べて、カタルシスがある方向性にはなっているんだけど、あまりにもリアリティとかを犠牲にというかそれ以前の問題のご都合主義にしすぎていて、ツッコミながら楽しむ物語になってしまった。これならテレビドラマ版のスペシャルの方が良い出来の回が多くあったように思います。
とりあえず一見、伏線のようなものとか、そう見ている人に感じさせる点をスルーというか、実は伏線でも何でもなかったというの多過ぎだよ。あの女管理官はあれで退場でその後出てこないとは思わなかった。何ていうか劇中で提示した問題点全てをほったらかして最後は物語的なカタルシスだけで手打ちにしたというのは、あんまりだと思った。視聴者馬鹿にしすぎと思うんだけど、あれで感動しちゃう人がいるんだからあれでいいのか。

「オセロの笑うお正月!」

一方、松竹勢のネタ見せ新年番組ですが、何故か東京から江戸むらさきとヒロシを迎えているんですが、それならシンデレラエキスプレスチョップリンあたりを出してほしかったなあ、安田大サーカスは関西のネタ見せ番組だと、きっちりと練った漫才をしている。安田団長が元々他の漫才コンビやってたこともありますが、一過性のバラエティタレントではなくしっかりと漫才やっていきたいというのは、こちらのネタ番組見ていたら痛いほど感じるので、どうか頑張ってほしいです。クロちゃんもHIROくんも頑張ってるしね。
ますおかさんは貫禄、先の吉本の番組のカウスボタン師匠や巨人阪神師匠のような貫禄でした。もう松竹関連のネタ番組はトリはますだおかだで良いでしょう。

「新春オール吉本初笑いSP〜漫才パレード&開運ふんどしコメディ」

で、その関西でやっていた番組の方です。NGKでトミーズとハイヒールが司会の演芸番組、中田カウスボタン師匠がもう素晴らしくて感動、笑い飯は年末から恒例になっている『国民の皆様の期待裏切ってスミマセン』というもの凄い掴み、やっぱり「ボウリング場で財布なくすネタ」と「車でオカマ掘られるネタ」を1回戦と決勝で分けてやるべきだったよなあ、まあそれでもアンタッチャブルには勝てなかったとは思うけど、あと中川家は凄かった、完全に一番凄い漫才をしていた。
後半の吉本新喜劇は小枝師匠が出て、色んなもの回してくれただけで満足です。小枝師匠は本当は鶴光師匠のように東京に舞台を求めて行った方が良いんでしょうね。

「爆笑2005 笑うお正月」

テレビ朝日ネタ番組やってたらしい。関西ではこの朝日放送は時間帯、吉本と松竹のネタ番組やっていたけど、出演者がかなりかぶっている上に、東京の方では爆笑問題チョップリンよゐこが出ていたこと考えると、そっちを関西でもやって欲しかったと思う。とりあえずオール阪神巨人さんと中田カウスボタンさんと酒井くにおとおるさんが出てたり、桂小枝さんが襖を回していたので、こちらのほうが良かったと思って自分を慰めます。

水道橋博士のM-1観戦記

今回は直弟子といってもいい東京ダイナマイトが決勝に勝ち上がっていることもあり、例年より力の入った感想があります。
しかし最初の第1回目については、この独特な雰囲気作りに若干否定的だった博士でしたが、今回のM-1に関しては東京ダイナマイトが参戦したこともあってか、このイベントの持つ権威や姿勢などを認める発言を繰り返しています。
面白いなと思ったのは、結構一般ファンの間ではM-1については賛否両論がある中で、現場のお笑いの方々からあまりこのイベントに対して否定的なコメントが出てこないことが面白い、審査員に関しても色んな人が嫌がって、なかなか引き受け手がいないというのもその現れだと思うんですが、なんか実際に過去に少しでも現代のテレビ演芸に関わったことがある人が、このスポーツイベントというか格闘イベント的な盛り上げや感動演出などに揃って否定的じゃないところは、芸人さんっていうのは、自分たちのネタをすることにについて、そういう心構えで取り組んでいるんだということが分かって愉しい。順位付けするものか? という疑問についても、この人たちはオーディションや賞レースを戦ってきた人たちばかりな訳ですしね、そういうのは特別なこととは考えてなさそう。
あとM-1についてはヤラセだとか、ブックだという声が視聴者から多くある中で、そういう意見があまり芸人側から出ないのは、業界内のなんちゃらかんちゃらで言えないとかではなく、実際にもっと理不尽なオーディションやコンテストが多い中で、M-1については現場の人の中では納得力が高いんだろうなと改めて博士の日記を読んで思いました。
しかし浅草キッド爆笑問題と同じで、自分たちも出たいという気持ち強そう。そんな博士が見た場合は観戦というのがふさわしいと考えて、観戦記というタイトルにさせて頂きました。

昔の得点見ていると、中田カウス師匠がテツandトモに90点付けていて、カウス師匠内順位では3位なのが面白い。カウス師匠は唯一の現役をずっと続けていた漫才師だけあって、寄席や営業、ネタ番組でのパッケージに入るという基準で評価しているのがよく分かって面白い。

アンタッチャブルといえば……。

大阪が生んだスーパーデュオに決まってる、とかいう話を数年前までしてたんですが、さすがにもはや言えなくなってしまった。というか「アンタッチャブル」という言葉の持つ意味合いがもはや日本では楽しいものになったことが一番凄い。

アンタッチャブル違いで間違えて売れないかなあ。