週刊文春の『MASTERキートン』絶版記事を考えてみる

原作者とされる菅伸吉氏が亡くなった後に、浦沢氏と長崎氏サイドが、菅伸吉氏は原作をほとんど書いてなかったというのはなぜなのか?

結局今回の一連の騒ぎで、僕が浦沢・長崎サイドに不信感を感じて、雁屋哲が出しゃばったことに対して、いま一つ批判的になれないのは、浦沢・長崎サイドが「死人に口なし」をいいことに動いてる気がして仕方がないということでしょう。あと浦沢・長崎だけであの話が書けたとは、僕もどうしても思えない。「MONSTER」と比べなくても良いけど、比べたら一目だと思う、雁屋哲はもちろんですが、当時の他の編集者とか最初の担当さんのコメントが欲しい。
でも僕は「YAWARA」とかの路線の方が、原作のない浦沢作品の中では「MONSTER」や「20世紀少年」よりよっぽど好きだし、良い出来だと思うんだけどね、ちょっとこの二作は世間の評価高すぎると思う。「MONSTER」は結構好きで単行本も買っていたけど、最終巻買って読んだ数日後に全部古本屋に持っていったなあ。そういうことしたらの自分の中では「MONSTER」と「プラネテス」だけ(苦笑)。(ARTIFACT ―人工事実―