ビーサンバトルA ビーコードライブ見てきました。

baseは実は初めてだったりします。うめだ花月とかはあるんですけどねー、詳しい内容については会場にこの方がいたのでやってくれるでしょうということで、僕の印象と誰に投票したかだけ書きます。メモしていなかったので記憶頼り、記憶に残らなかったコンビについては語らないということで、順番だけは一応あってるはずです。

スーパーZ (12位・41票)

正直、最近のスーパーZは見てきた人の評を見ても面白くないとか、力が落ちた的な評価が多くて不安だったのですが、新機軸というかこれまでのワニのネタパターンの踏襲ではない新しいネタで、『これなら今年のM-1も準決勝までいける』と当然の投票だったのですが、この投票結果には驚いたけど、これはでもスーパーZもbaseのお客さんが悪いわけでもなく、スーパーZがbaseの客層にあっていないとしか言えない、例えばファンダンゴの「プリプリプリンス」とか福岡吉本のライヴを見ていると、スーパーZみたいなエッセンスのコンビが活躍しているから、ちょっと今回のネタでこの票では今後もbaseでやっていくのはキツそう。思い切って東京に行くか、福岡あたりで頂点取ってから東京に行くとか、そういうこと考えても良いんじゃないでしょうか。正直言って大阪の劇場でもbaseでなかったら、例えばうめだ花月や松竹の劇場でももっと受ける場所はいくらでもあると思いました、ただbaseの客層にはあっていない。

暁 (9位・54票)

最初の設定の時には少し不安でしたが、そんなに大きく笑った箇所はなかったんですが、終始安定して楽しい場を作ってくれたので、序盤の客席も不安定なところで場を良くしてくれたのに敬意を表して投票しました。やっぱりお笑いの人にとって大きく笑わせるということはもちろん大事ですが、最近は楽しい空気や場を提供するということも同じぐらい大事なことだなと最近強く思うので楽しかったところには投票。

ツジカオルコ (10位・51票)

一緒に行ってた方は投票していたんですが、ちょっと僕はあまりにも卑怯すぎて、笑う箇所はいくつもあったけどちょっと投票する気にはなれませんでした。ベネズエラ人という設定なのに英語とかいうところが、去年のM-1の南原さんの千鳥評ではないですが、ちょっと入り込めない原因にもなってしまった(笑)。でもベネズエラ人のモニカというのは定番の設定らしいですが、あれなら「なんでこいつカタコトやねん?」という疑問をずっと引きずったままの方が面白いように思いました。
まあでもこの設定はビーサンに残るための設定で上に上がるためのネタでないよなあと思うと、やっぱり投票は出来ませんでした。しかし以後、そういう卑怯な設定、卑怯な掴みやオチのコンビ続出したんですよねえ(笑)。

少年ギャング (5位・86票)

ここもそんなに笑わなかったけど、終始楽しく安定して見れたので投票しました。でも実はどんなネタやったかあんまり思い出せない(笑)。

マラドーナ (1位・126票)

今日の出演者の中では一応、一番知名度もあるし看板的なポジションだと思うんですが、そもそもなんでいまビーサンにいるんだよというのもありますが、ネタが去年のM-1準決勝でもやっていた半年以上前から勝負ネタにしているネタだったわけですから、正直ビーサン見に来るようなbaseの常連客にとっては見慣れたネタだったはずですし、今日の出来とか客受けを見ても1位は少し疑問が残りました。まあ流して投げてもビーサンでは相手が敵じゃないというのもあったんでしょうが……、ちょっとガッカリしました。
しかししばらく見ないうちにボケの田中さんが、眼鏡をかけだしたのと垢抜けてきたこともあって、かなり爽やかキャラになっていのにビックリ、具体的に言うとOver Driveの石野そっくりになっていました(笑)。

日刊ナンセンス (4位・87票)

ショートコントのネタとしてはワンテーマという縛りとか、ブリッジの面白さとかイシバシハザマオオカミ少年に通じるところは確かにあるのですが、決定的にセンスの差を感じたのも事実で、そもそもナンセンスっていうのは、『これからナンセンスなことをしまーす』といってやるのが一番ダサくて格好悪いことだと思うので、日刊ナンセンスという芸名からまず考えた方が良くないでしょうか、やっぱりコンビ名って芸人さんは結構いい加減に付けてる人が多いようですが、だからこそセンスが際だって見えるものだなあと思いました。『今からナンセンスなことをします』といってナンセンスをやるのは、反則な上に効果的でもないと思いました。結構面白かったけど、細かいところで引っかかるところが別に名前のことなんか関係なく多かったのが、投票させる気になれなくて残念でした。ここはちょっとしたことで大きく変わると思うんですが、ただそのちょっとしたことの差がセンスの問題なんだよなあ。

極悪連合 (11位・48票)

正直言って掴みの日刊ナンセンスのネタを受けての「村野井がバイト辞める理由なんてどうでも良いわ」とオチの「いまからツジカオルコに楽屋でセクハラしてきます」という所しか覚えていないです(笑)。実際今日の会場の最高沸点はこの部分が一番高かったように記憶しています。まあ卑怯なんですけどね(笑)。
本ネタに関しては、正直、極悪連合が面白いとか面白くないという以前の問題として、まあキャリア的にも世代的にもこの人たちが2丁目世代というのもあるんですが、このトリオのネタというのは、ワチャチャライヴとかの時代の2丁目劇場ノノリですよね、松口VS小林とかスミス夫人がやってたようなネタの運び方やノリで、ちょっといまの時代にはずれているなあと思ったのと、僕が個人的にこの時代の2丁目劇場のノリがダメで、自分が若手お笑いに一時期離れる要因になったのが、こういうノリがダメということだったので少し厳しかったです。ただネタの後のトークコーナーでは極悪連合は大活躍でした。今日のトークコーナーは完全に主役でしたね。

ダウト (15位・14票)

力不足云々もさることながらちょっと漫才の形が古い、岡山吉本とか地方の劇場で修行させて、地方興行・営業用要員として育てていくしかないんじゃないかなあ、ビーサンとオーディションを行ったり来たりさせるような不毛なことさせるよりは、そっちのほうがよっぽど生産的のように思います。

なぎさ (2位・113票)

面白かったし、会場の笑いも一番だったように僕は記憶しています。ただ正直インパクトに欠けるところがあったし、結構ここはビーサンの中ではベテランなので、キャリアを考えるとこの出来というのは多少迷ったのですが、まあでもその日に一番コンスタントに笑わせてもらったところに投票しないのは嘘だなと思ったので投票。

☆Ciao☆ (3位・88票)

あんまり印象に残らず、ただ『僕は好きじゃなかったけど、今日の客層を考えるとこのコンビが1位じゃないですかねー』みたいな話を一緒に見に行った人にした。ここかなぎさが1位かなと思ったんですが、結果は2位と3位でした。しかし3位になったコンビなのにどんなネタやってたか思い出せないってどうよ(笑)、一緒に見てた人に電話して聞いても忘れてたし(笑)。

パラフィンキック (6位・80票)

後半面白かったけど、前半の印象がとにかく悪かったので、迷ったけど投票しませんでした。

牧戸上原 (7位・62票)

親子のネタやってたなあというのがうっすら思い出せる程度にしか残っていない。

Dr.ハインリッヒ (13位・35票)

ビーコードメンバー昇格一発目のビーコードライブだったわけですが、正直言って外してしまったなあ、客層に全然ネタがあってなくて本人達が受けてないことに戸惑っているのも感じて、かなり悪循環に陥ったまま終わった感じがしました。
ネタはここしばらくずっとやっていて十八番のはずの昆虫採集のネタだったんですが、久しぶりだったのか分からないのですが、なんか普段なら受けているところで笑いが起きていないこともあったんでしょうが、かなり後半はテンポも悪くなって、「崩れ去った幻想のファシズム」というフレーズが出たときにはもう取り返しが付かないところにいた感じで残念でした。
正直、僕も一緒に見に行った人もお情け半分、今後への期待も込めて投票したのですが、さすがにそんなに甘くなくて降格圏内に入ってしまった感じです。ただここに関してはょうらいせいかんが得ると残して上げたい半面、相当今後もbaseの客の好みを探っていくのに苦労しそうな感じがします。M-1の準決勝あたりで評価されるほうが早いかもしれないですねえ。
今回は初のビーコードということで、勝負ネタを持ってきたんだと思うんですが、正直最近よくやってるネタの方が見たかったです。正直、今回の「崩れ去った幻想のファシズム」も今年の冬にやっていた「よしもとサンサンTV」の時の方が面白かった。去年の末に八方さんの番組でやってたネタの方が一発目としては良かったかなあ。

アメディオ (14位・22票)

今日は千日前でこの人たちからチケット買いました(笑)。ということで握手されながら投票お願いされたのですが、正直ネタはちょっと厳しかったです。一緒に見に行った方も「もっと良いネタがある」「今回は本気出していない」という感じの評価でちょっと残念でした。
正直、チケット買ったときには誰か分かっていなかったんですが、『どうもアンジャッシュです』という掴みで誰だか思い出しました。確かに前に見たときはもっと面白かった印象があったので、次に期待したいです。実際巻き返せるだけのネタもあるし、ファンもいるみたいですし。

つばめがえし (8位・55票)

掴みの『どうもスピードワゴンです』から始まって、とにかく卑怯だったということしか覚えていないです(笑)。

MC:中山功太

今日はでもMCが中山功太だったということが一番のポイントでしたね、正直自分たちはもちろん、場内に広がる中山功太の司会への不安があったのですが(笑)*1、それは本ネタにとっておけよというようなフレーズを惜しげもなく投下し、お客さんにいた小さな子供も見事な弄り方で、正直感心したのですが、正直今日一番面白かったのが中山功太だったというのは道なんだろうとも思いました。これがNON STYLEや天津なら、自分たちの面白さは出しながらも、MCとしてネタを披露する人たちよりは面白くなりすぎないように、自分の笑いをセーブしながらある程度オモシロおかしく進行することが出来るんでしょうが、中山功太は功太ワールド全開で今日見に行って一番思ったのは「あー功太、面白かったあ」という感想だというのは、やっぱりちょっとマズイと思いました(笑)。まあ中山功太が芸人としてだけでなく、タレントとしても間違いなく成功するということは確証を持ちましたね。
以上、ネタの内容には触れませんでしたが、それはこの方の更新をお待ちください。baseよしもとはとっても見やすいし、演じる方もやりやすそうな劇場でとっても楽しかったです、また行きたいというか、これは時間を見つけては通うことになりそうです。うめだに行った卒業組の方が好きな芸人さん多いんですけどね、まあそれはそれで。