罪と罰のバランス : タケルンバ卿日記

ミンチ偽装事件にさらにボケた感想を : 極東ブログ

僕は最近の法治ではなく人知を裁きに求めるようなマスコミや大衆双方の声には、少し引いているところがありますが、その辺を巧く言語化してくれた方の意見があったので、紹介しておきます。光市の事件については、法律で死刑に出来るんだから「未成年だから」「死刑反対派だから」という人たちの方が、法治ではなく人知でやってるように思えます。

リンチと化す“祭り”(追記あり) : Apes! Not Monkeys!

ただ法治ではなく人知に頼り、ネットがリンチを許す場になりかけているのは、物凄く怖いことであると同時に、単純に法治国家として警察や検察、弁護士、司法への不信感というものが、大きくなってきていることの現れだとは思う、僕は人知国家よりも法治国家であってほしいから、その基礎である裁判所や警察には、国民に信頼される組織であって欲しいと思うし、いまは信頼に値しないという評価を下すのも、致し方ない状況ではあると思います。

善悪の判断がつかないということ : iwatamの何でもコラム

これも実は根っこが同じなんじゃないかなと思いながら、並べて読んだりしていました。表面化している問題は逆だけど、ルール以上の罰を与えようとする人たちと、ルールを守っていれば何をしても良いじゃないかというのは、根本的な問題の発端は同じ気がしているんだけど、道徳とか常識があってルールがある、という前提が欠如しているから起きることなのではないか、みたいなことまで踏み込んだら、僕ではキャパシティいっぱいのような気がするから、この辺にしておきます。