僕が今年のM-1に泣いた理由

正直今日はM-1決勝の後で、お笑いの現場にいる人たちと多く話してしまったからかもしれないけど、他人事にここまで泣けてしまった、というかいまでもまた思い返せば泣きそうな自分がいます。
準決勝までのおかしなヤラセがあるとは言わないけど、審査員の贔屓は確実にある審査を、吉本の師匠クラスの芸人さん達が全否定してくれたこと、完全に大阪人の審査員の比率が上がったにもかかわらず、完全にいまり東高西低の現状を審査の得点で表してくれたこと。
いまの大阪の若手のトップ二組、元トップ扱いだった一組を下位に沈没させるような、点数とコメントを吉本の師匠連が残したこと。そしてM-1は敗者復活戦と決勝に関しては、ガチであるということを満天下に知らしめてくれたこと。
吉本じゃないとか、吉本の芸人さんでも吉本内の序列とか、吉本の都合で売り出したいとかは関係ない、決勝と敗者復活だけは、M-1はガチ、フラットファイヴサンドウィッチマンが看板の小さい事務所。
本当にサンドウィッチマンを落としたことだけじゃないですよ、準決勝の審査員は、NON STYLEなすなかにしを落としたこと、磁石やザ・パンチチーモンチョーチュウを落として、今日の決勝の下四組を選んだことはやはり猛省するべきだと思う。
巨人さん、松本さん、紳助さん、上沼さん、石井さん、大竹さん、カウスさん、そして大井競馬場のオーディエンスの皆さんにありがとう。お笑いの正義は勝った。本当に正義は勝つ!! と思ったよ。
そしてこの結果を受けて、芸人さん、作家さん、お笑いライブや劇場のスタッフさんは、何でも良いから、この結果に対して、反発心でも良いから、この2007年12月23日に起きた出来事に関しては、全てのお笑い関係者は心を揺らして欲しい。そしてこれが新しいページを開く日にみんなでしていきましょうよ。今日という日は日本のお笑い界における、日本サッカーにとってのジョホールバルやマイアミ、ベルギー戦やロシア戦に匹敵するような、今日のこの日は日本のお笑い業界の記念すべき日です。
いやほんとうにここまでピュアに泣かされるとは、本当に号泣させられるとは夢にも思いませんでした。ありがとうございます。
本当に今日のこの結果に関わった全ての人にありがとう。
最後に、今なら抱かれても良い、と思わず言いたくなる、格好良い寝姿をどうぞ。

「最強伝説黒沢」(6)〜(11)(完結) 福本伸行(2005〜2007、小学館) : ふぬけ共和国blog

僕はこの作品は、黒沢を主人公に本当の意味で「最強伝説」な話に持って行くつもりだったけど、ストーリー的にか福本先生の漫画力が足りなかったのかは分かんないけど、描いてる途中で福本先生が失敗作と判断したから、ああいう結末で無理矢理終わらせたんだと理解していたけど、「自分の人生を取り戻す話」ではなく、「自分の人生の最後は美しくありたい」というテーマは、「天」でのアカギと一致する、福本漫画のテーマに則っている、正しい最終回なんだという気にさせられました。

最強伝説黒沢 11 (11) (ビッグコミックス)最強伝説黒沢 11 (11) (ビッグコミックス)
福本 伸行

最強伝説黒沢 10 (10) (ビッグコミックス) 最強伝説黒沢 9 (9) (ビッグコミックス) 最強伝説黒沢 8 (8) (ビッグコミックス) 最強伝説黒沢 7 (7) (ビッグコミックス) 賭博堕天録カイジ 8 (8)

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有馬記念、マツリダゴッホが大波乱演出 : netkeiba.com

M-1敗者復活戦を見ながら、Mixiにコメントしていたら、マイミク日記のタイトルでネタバレしたんですが、一瞬何のことか良く分かんなかったよ(笑)、中山実績馬ということに気付いて、前夜一瞬気になってはいたけど、気になっただけだったからなあ、とりあえずマツリダゴッホよりも、ダイワスカーレットに来られたことの方が、僕は個人的にダメージです(笑)。しかしこの上位三頭の名前を見たら、それだけで見る前から展開が想像出来て嫌だったけど、実際に見たら本当に想像通りでやんの、しかしこんないかにもサンデーが勝つお手本のような展開のG1レースも、これが最後の一花かもしれないなあと思った。

「M-1グランプリ2007」リアルタイム採点とコメント

去年までの巨人師匠のように、お茶の間審査員用の審査用紙もつくったので、もう世界に今から浸ります。
この始まる前からの異様な高揚感、審査員の登場あたりからテレビの前で胸のドキドキが止まらない。色々と不満を持ちながらも、やっぱり漫才とかお笑いで、これだけのお祭り事を仕掛けれてくれること、これだけ胸を躍らせてくれるイベントというのはないわけで、やっぱりM-1は良いなあと思う時間が過ぎていくオープニングでした。

笑い飯 「ロボット」

今年の勝負ネタとして評判が高かったし、実際に準決勝では見た人が合格を確信したという評価が多かった訳ですが、僕は初見でしたが、演者はM-1の決勝の舞台でトップ出番という特殊な環境下で演じている漫才を、僕はテレビの前で見ているということもあるんでしょうが、「お誕生会」の劣化版という風にしか思えませんでした。笑い飯はこういうクールな演技で進むネタよりも、昔のような熱いボケ合戦のようなネタをもう一度やって欲しい。75点

POISON GIRL BAND鳥取と島根」

ネタに関しては、ポケットの下りで盛り上がったお客さんの期待感を裏切ったことが全てでしょう。ネタの論評に関しては、大竹まことのコメントに集約されていると思います。ただ去年といい、決勝初出場だった2004年といい、この人たちはM-1決勝で緊張しすぎですよ。その結果、間とかテンポが乱れるというのは、このコンビの芸風的に致命的過ぎる失敗な訳で、あと2006年に引き続いて準決勝でやったネタを決勝一本目に持ってこなかったんですよね、去年の汚名を晴らしたいという気持ちが強くあったのなら、目指すは優勝ではなく上位と考えて、準決勝に持ってきた一番自信のあるネタを一本目に持ってきて欲しかった。82点

敗者復活戦はサンドウィッチマン

手元のメモの数字を今ちゃんが読み上げてくれました!! 笑い飯とPOISONが沈んだ以上、最終決戦進出は期待大、しかしノンスタ残念でした。

ザブングル 「順番抜かされた」

去年までの顔芸コント漫才だった方がクオリティ高かった気がする。ツッコミの巧さに目が行ったのは、このコンビ的には成功ではないと言えば言えるだろうし、サンドウィッチマンを素直に最初から上げといてくれたら、敗者復活戦で磁石やNON STYLEにチャンスあったかもという恨み節がつい出てしまう。本人達の責任では全くないけど、M-1ファイナリストのクオリティとは思えなかった、これならまだ一昨年ぐらいの濃い顔芸と叫びのコントに脂がのっていた頃に上げてほしかった。70点

千鳥 「象と飼育員」

いま松ちゃんのコメントもあったけど、M-1の決勝審査員って天丼のネタへの評価が毎年低いんですよね、でもいまの大阪の若手って天丼とか、繰り返しギャグとか、御題に対してのボケを連発するみたいな作りのネタが大好きなんですよねえ、シチュエーションに対して、どれだけ沢山の幅のあるボケを出せるかという種類のネタを演るのが好きだし、仲間内の評価も多分高いんでしょうが、2004年のトータルテンボスに対するラサール石井のコメントでもあったけど、M-1決勝の審査員は傾向的に総じて厳しい点数付けてる。まあでもそれが無くても、四分のネタで主立ったボケというか笑い所が、四つだけというは厳しいよね、そりゃ松ちゃんも「ショートコント」と評する。65点
しかし僕は今年の準決勝は久しぶりに見に行けなかったんですが、見に行った方の感想として大阪準決勝の上位に、笑い飯と千鳥をあげる人が多かったけど、これが上位に来るというのは、相当レベル低かったんじゃないか? という疑念にかられてしまう。実際に東京と大阪両方見に行った人の感想は、総じて「東高西低」だったというものだったし。

トータルテンボス 「ホテルのフロントマン」

松本人志がよくネタ中にカメラ抜かれていましたが、ずっと物凄く笑っていたのに、最後のオチが天丼だった所で、表情が固まっていたのが印象的でした、どんだけ天丼嫌いなんだよ(笑)。このぐらい許してやれよとも思うけど、トータルテンボスって何となく冷静に見てしまう所があるんですが、こういう勢いで盛り上げている最中で、あまりにも綺麗にまとめ過ぎているのは、ちょっとだけ冷める要因かもしれない。90点

キングコング洋服屋さんの店員」

キンコンが物凄い緊張してるのに感動した。キングコングは昔の形のままでレベルが上がって再登場という点も含めて、純粋に笑いというより感動の方が印象に左右してしまったというのは否めないけど、それでも特に梶原の成長が、僕の期待や予想の範囲を遙かに超えていたのには驚きました。キングコングはネタは西野が全部書いているみたいだけど、西野は梶原にもっと難しいことさせても良いと思った。大阪の準決勝の人の感想で多くの人が、この日の一番にキングコングを上げていたのは、そうなるだろうなとは思っていたけど、改めて見させて頂いて大いに納得しました。85点

ハリセンボン 「お天気キャスター」

前半の入りの雰囲気に期待したけど、後半の盛り上がりどころまでに僕はだれてしまったので、笑い飯はそんなに良いネタだったとは思わないけど、ハリセンボンより下なのは、納得できないなあと思ったんですが、ただここ三年ぐらいの間で見た、若手女流漫才全部の中で、今回のハリセンボンが一番面白かったのは確かです。上沼恵美子の女流漫才に大事な品や、ネタの選択についてのコメントを引き出しただけで、上沼恵美子を審査員に引っ張り出してきた価値があった。今年のM-1において優勝したコンビ以外で、一番今後に良い影響を与える結果になったのではないでしょうか。73点

ダイアン 「スカウト」

ダイアンはやっぱり敷居が高かった。というか松本さんのコメントは、笑わせるようなニュアンスにはなっていたけど、結構本音も混じった否定のコメントだと思うんだけど、これはダイアンがじゃなくて、いまの大阪でいまだにダウンタウンのフォロワーをやってる芸人、それを育てているディレクターや作家が、全員全否定されてると思うべきでしょう。吉本主催の大会なんだから、吉本の若手に枠が甘めにあっても良いし、吉本が売りたいと思っている芸人が優先されても良いから、もう少し考えて贔屓枠を使ってくださいよ、baseよしもとから一枠なら、NON STYLEで良かったんじゃないですか? 実際にこれでダイアンが売れるかというと、多分現状維持かやや足踏みだと思う、ダイアンが選ばれた時に「これでダイアンは売れた」と盛り上がっていたブログ界隈の人は多かったけど、りあるキッズ、アジアンの現状を思うと、そんなことはないだろうと思っていましたが、ポイズンとか千鳥のようにダダスベリした方が、まだ印象に残るんですよね、こういう真ん中より下ぐらいが、一番得る者が少ない形になってしまう。55点

サンドウィッチマン 「街頭アンケート」

感想は敗者復活戦の通りですが、トータルテンボスキングコングでは拭いきれなかった、審査員やお客さんの不満というか、閉塞感を一気に開放する形となりました。去年のチュートリアル的な点数の積み上げがあったと考えるべきでしょう。95点

決勝一回戦総括

ということでほぼ順当に上位三組が出揃ってしまいました。しかし今回上位三位内に入れてるけど、キングコングは2005年の品川庄司よりは上程度だったと思うので、決勝メンバーの選考に対する疑問というのは出てくる、やっぱりサンドウィッチマンはストレートインで上げて、NON STYLEとか磁石とかとろサーモンとかに敗者復活戦のチャンスを広げてやって欲しかった。

トータルテンボス 「旅行代理店」

トータルテンボスが優勝する方法は「しゃべくり漫才」と「コント入りする漫才」をそれぞれ一本目と最終決戦でやることだというのは、にづかさんとも前に話していたので、両方ともコント入りする漫才で、しかも一本目とほぼ同じパターンなのは残念でした。後半のいつもと違う展開になるまでに、僕は飽きてしまったけど、飽きていなくても最後の天丼とツッコミがボケに全部乗っていくというのは、関西の若手に最近よくあるタイプのトリッキーな形なので、身を入れて見ていたら余計にガッカリしたかもしれない。本当に爪の先にまでたぐり寄せていた優勝を取り逃してしまった。10年目ラストチャンスで最終決戦に残ったコンビで、初めて優勝を逃した訳ですが、ここが負けたというのはやや複雑な気持ちになりました。ただ勝負の仕方を間違えたのは確か。

キングコング 「台風レポーター」

まあ二本目は無いだろうという、一本目のネタを予選で見て推していた人たちも思っていた通りでした。しかしキングコングは、これで現役の漫才師であるという評価を復活させることが出来たし、実力を満天下に知らしめることが出来た、彼らは優勝以上のものを得たのではないでしょうか?

サンドウィッチマン宅配ピザ

先に出た二組が、一本目のネタと同じパターンで弱くなったネタをやった後で、一本目とそれほどクオリティに差がない、むしろ人によっては一本目より面白いという評価も出るようなネタが出来たんだから、そりゃ優勝しますわ。
ということで結果の感想は、先に書いた通りです。この後サンドウィッチマンの事務所と同規模のお笑い事務所の人とか、お笑いライブやってる関係者や同じぐらいの状況の芸人さんと何人かと電話して、みんなで号泣祭りでした(笑)。Mixiなどでも東京の小さい事務所の芸人さんが、自分のことのように、というより自分に置き換えて、この優勝を喜び感動しているのが印象的でした。良いM-1だったけど、これは言ってしまえば「終わりよければ全て良し」なだけで、これで終わらせてはいけない。というかこの結果を受けて何も変わらなければ、せっかくのこの盛り上がりを台無しにしてしまう。この波をどこまで大阪の現場の人たちは感じることが出来ているか、今日一日だけで少なくともサンドウィッチマンを知る人たちや、大井競馬場や決勝の場にいた人たちは、何かを感じているに決まっているんです。それがどこまで大阪に熱が伝わってくるのか、楽しみに待ちたいです。
最後に「おめでとう」ではなく、「ありがとう」という言葉を、今日のチャンピオンに贈ります。ありがとう、サンドウィッチマン

サンドウィッチマンライブ2007 新宿与太郎哀歌サンドウィッチマンライブ2007 新宿与太郎哀歌
サンドウィッチマン

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今の内に予想書いておかないと

というタイトルで、Mixiの日記に今日の朝10時に予想書いておいたんですが、こっちにも書いておいたら良かった。一応午前10時20分付けに書いたものを転載しておきます。本当に午前中に書いたものです。マイミクさんしか証明できないですが。

■■ 有馬記念 ■■
ロックドゥカンブ
メイショウサムソン
ポップロック
ドリームパスポート
×サンツェッペリン デルタブルース
サンデーサイレンス系がこれる展開にはならないと思います。)

■■ M-1グランプリ敗者復活戦 ■■
なすなかにし
NONSTYLE
▲プラスマイナス
△三拍子
×ヒカリゴケ 大脇里村ゼミナール
(予想じゃないです願望です)

■■ M-1グランプリ2007 ■■
トータルテンボス
笑い飯
POISON GIRL BAND
×キングコング
(はっきりと四強、四弱でしょう)

これだけ素晴らしい予想と結果になるんだったら、やっぱりこっちにもきちんと書いておくんだったよ(笑)。

今年のM-1の結果

この結果は
必然
当然
確実
予想通り
という言葉しか浮かばない。
M-1は一回戦から準決勝までは時々大人の裏の事情が左右します。
でも決勝と敗者復活戦だけはガチ。
やっぱり準決勝だけじゃない、三回戦と二回戦と一回戦の予選審査員は全員クビ。これは大人の事情にお笑い文化が勝った瞬間だ。
大人になって、感動とか、嬉しいとか、そういう思いで他人事に対して、こんなに号泣できる日が来るなんて夢にも思いませんでした。
本当にありがとうねサンドウィッチマンフラットファイヴ、そして決勝審査員の巨人さん、松本さん、紳助さん、上沼さん、石井さん、大竹さん、カウスさん、そして大井競馬場のオーディエンスの皆さんにありがとう。こんなに他人事で泣かせてくれる日がM-1で来るとは思わなかったよ!!

とりあえずこいつら全員クビ

去年と今年の準決勝でサンドウィッチマンを落とした、準決勝審査員の皆さんです。

澤田隆治かわら長介元木すみお本多正識倉本美津留前田政二板井昭浩 

俺は推していたけど、他の審査員が馬鹿だったという人は、22日付までの評価していたという証拠の提示希望。言っとくけど、今回の本選でやったネタは二本のネタは、過去の予選でやっていたネタらしいから、今回の決勝で良いネタを急に仕上げてきたという言い訳は出来ないでよ。

M-1グランプリ2007敗者復活戦 全コンビレビュー追記

後で色々と追記しますが、とりあえず一言、サンドウィッチマンNON STYLEの二組が抜けてました。どっちが上がっても上位争いできると思います。決勝経験者組は全滅でした。正直どこもザ☆健康ボーイズより受けていませんでした。この二組のどっちかが多分上がると思う、というかこれで麒麟とかだったらショックだよ(笑)。とろサーモンと磁石は惜しいけど、この二組がやってる時に感じた会場の雰囲気には及んでいなかったような気がします。
ということでMixiの方のリアルタイム感想を転載する形で、少し書き足した上で追記します。★は五点満点で☆は0.5点という意味で、採点というよりはテレビを通して伝わってきた現場の盛り上がりや熱気を、僕がどう感じたかです。基本的に敗者復活のテレビ中継が始まってから、麒麟、千鳥、ライセンスと、その日に一番盛り上げたコンビが上がってきた歴史があるので、一番受けた所が純粋に上がっていくという敗者復活戦のデータを考えて、こういう評価点にしました。

  • Aブロック

流れ星 「ホスト」 ★★★★

トップバッターであれだけ盛り上げたのは、力のある証拠。くじ運とはいえもったいない。80点

スマイル 「アニメの主題歌」 ★★☆

瀬戸君の声だけが、エコーかかった感じに、あれは声割れていたのかな? 正直このネタでは、大阪の賞レース決勝でもどうかなと思っていたので仕方ないか。65点

カナリア 「迷子のアナウンス」 ★

スマイルに引きずられたか、最近のライブやテレビでの良い調子が出ていなかった。前半トップグループ向きでもないし、野外の大きなステージ向きでもないから仕方ないか。60点

チーモンチョーチュウ 「三文字ゲーム〜コンビニ強盗」 ★★★★☆

チーモンチョーチュウはオーディエンス投票で決まる敗者復活戦とはいえ、いまさらこのネタかよと思ったけど、「三文字ゲーム」という枠組みだけで、内容は僕の知らないものでしたが、これはかなりレベルが高かったです。88点

ヘッドライト 「居酒屋の注文内容」 ☆

ここもトップグループはキツイ芸風ですが、ヘッドライトは大阪のM-1予選では物凄く受けるけど、敗者復活戦で東京に行くと、こんな感じになってしまう。ここはM-1三回戦ぐらいのお客さんも真剣に細かい所まで見てやろうという所と、そうでない場所では受け方が違い過ぎる。50点

藤崎マーケット 「寝起きドッキリ」

藤崎はM-1準決勝、ABC予選とスベリ倒したネタを、なんで続けてここに持ってくるんだろう。藤崎マーケットは「ラララライ体操」以外だったら、三回戦ではなく二回戦レベルだと思います。持っている武器を使わないのはもったいない。今日スベった上位五組の一組でしょう。38点
ここまでで終わりだったらチーモン

  • Bブロック

まえだまえだ 「兄弟喧嘩」 ★☆

まえだまえだ登場でどよめくお客さん、やっぱり彼らの存在を知らないような人たちも見に来ているんですね、みんながみんなお笑いマニアじゃないし、お笑いマニアでも知らない人は知らない。しかし野外で広いこともあって、あんまり何言ってるか会場に伝わっていなかったようにテレビの前では見えてしまった。あと完全に子供らしいテーマの漫才になっていて、時事ネタとか大人の話題をする方をやってほしかった。あっちの方がギャップの面白さがある。50点

BODY 「水戸黄門」 ☆

なんか去年の「銀河鉄道999」とパターンが一緒で劣化した感が否めなく、話題性という意味でも今年準決勝にいるのがやや疑問を持ちました。45点

ナイツ 「SMAP」 ★★★★

ナイツはもうちょっと見たいと思わせた、ここまでで唯一の人たちでした。二回戦や三回戦の時と比べて、3分から4分になったネタと言うことで、得意の野球ネタが豊富に入ってました。準決勝ではネタを変えていたらしいですが、こっちを準決勝でもやって良かったんじゃないかな? ただここもネタ時間は長ければ長いほど良いコンビだと思いました。10分とか15分のネタが見たいという気になりました。いやでも彼らは東京漫才の伝統を、おぎやはぎと共に受け継いでいく期待の星だと思いました。このM-1予選のテレビ中継で一番感心させられたのは彼らでした。本当に今年のM-1予選は素晴らしかったです。彼らに出会えたことが、M-1予選中継をファンダンゴがしてくれたことの喜びの大きな一つでした。82点

ザ・パンチ 「心理テスト〜高級レストランでデート」 ★★★★☆

今日最初の大きな波が来ました。ネタの出来ならチーモンの方が大きく上だったかもしれないけど、大きな波という意味では、こちらの方が大きかったかもしれない。ただ突き抜けたとまでは行かないかもしれない。85点

ジャルジャル 「落語の練習」 ★

ジャルジャルの中ではスベってるといって良い方の出来だと思います。しかしジャルジャルは芸風的に、見やすい環境で集中してお客さんが見れる環境でないと難しいか。75点

超新塾 「医者〜バレーボールの監督」 ★★☆

いつも通り悪くなかったし、実力は十二分に発揮していました。こういう芸風でここまで来れて、この場をここまで盛り上げたことが称賛に値するでしょう。68点
ここまでだとザ・パンチチーモンか判断に迷う。

  • Cブロック

このブロックのあたりから、日射しが出てきて眩しそうな中で漫才というのは、敗者復活戦恒例ながら、見ていてかわいそうだった。

ハム 「ヒップホップ」 ☆

せっかく東京でお笑いファン数千人の前で漫才をする機会だったんだから、もっと諸見里さんの滑舌が目立つようなネタをやって欲しかった。僕はこのコンビは自己紹介のネタとしては「あいのり」の方をやるべきだと思う。48点

はだか電球 「同時通訳」 ★★

このネタは4分でやるには長かったような、ハムの後というのもしんどかった。55点

キャン×キャン世界フィギュアの中継」 ★★☆

季節に合わせて設定を変えているんだと思うけど、ネタが同じなら「世界陸上」という設定の方が、光るボケが多く入っていて良かった。キャン×キャンは東京の関係者の期待は大きいと思うけど、同ランクのM-1決勝未経験組と比べたら、ネタの単調さやベタさ加減が強くて、明らかにM-1向きじゃない。という僕の評価を今年も覆せしてはくれなかった。70点

鎌鼬 「コンビニの雑誌の立ち読み」 ★☆

山内のキャラを出さないという方向に、最近の鎌鼬は漫才ではなっているようだけど、それだと特に見る者がない。凡庸なよくある大阪の若手漫才でした。58点

パンクブーブー 「しゃっくりを止める」 ★★☆

前回のオンバトの感想が全てだなあ……。70点

U字工事 「小学校の給食→田舎」 ★★★★

U字工事は久しぶりに真っ正面からの田舎漫才、変に凝るよりもこっちの方が良いなと改めて思いました。77点
このブロックに、チーモンザ・パンチを上回る所はいませんでした。

  • Dブロック

このブロックは会場の抽選会の都合で、本来四組目のオリラジが急遽Eブロックの頭に回されたようで、3組しかいませんでした。

高校デビューにこにこぷん」 ☆

三回戦合格も、正直テレビで見たとき不思議だったので、僕の中では最下位という出来ではなかったので、それだけでも賞賛されるべきだと思います。40点

天津 「山道でイノシシの対処法」 ★★

向が萌えジャージを封印して、昔のようにスーツ姿でオタクキャラやネタは擽りにも使わないネタを持ってきました。天津は残念ながら、2005年から三年間やってきたことを、自ら無に返してしまった。彼らからオタクネタを取ったときに、残るのはダイアンとの差別化の難しさしかないと思う。東京の漫才コンビでこのポジションを狙っていた人たちなど腐るほどいる訳で、そういう後ろから追いかけてくる人たちに自ら道を譲ってしまった、僕はもうこれは愚行としか取ることが出来ないです。55点

ピース 「昔話」 ★★

ピースは僕は大好きなコンビなんですが、漫才で当たりを引いた舞台を見たことがないのが残念です。ただここはPOISON GIRL BANDがいる限りはノーチャンスかなという気もしますが、漫才に関しては。50点
ここでファンダンゴの方の中継では、「いまんとこザ・パンチが一番受けていた。」というライセンスのコメントがありましたが、その通りだと思います。出来まで加味すれば、チーモンも捨てがたいのですが。

  • Eブロック

オリエンタルラジオ 「交通事故」 ☆

ここも藤崎マーケット鎌鼬と同じで、「武勇伝」をやらないのなら、ここまで上げる価値は残念ながら彼らの漫才にはないと思う、というか「武勇伝」の方が面白いし、まだまだあれには可能性が残っていると思うよ、というか「武勇伝」を封印して漫才しているだけで評価している人は多いけど、それでやってるネタがラップのリズムネタというのはどうなの? リズムネタをやるのなら、「武勇伝」で良いじゃん? 藤崎マーケットと今日の一番スベリを争う出来と内容でした。41点

えんにち 「通販番組」 ★★★★

「ラブレター」ではなくて、こちらやってくれて良かったです。ただ中盤以降の失速が今回は目立った。ただこの傾向はこのブロックには、この後も顕著にあったと思います。83点

GAG少年楽団 「不良と拳で語り合う先生」 ★

ここまで上がってきたことを評価するべきトリオでしょう。50点

平成ノブシコブシ 「破天荒〜新幹線の話はしない」 ★★★

ある程度盛り上げてはいたけど、後半失速を感じました。ここを敗者復活候補に敗者復活戦終了後にあげている人は、今年も去年も多かったけど、主観評価というのはそれぞれ違って当然だけど、希望ではなく予想というなら客観評価でやるべきで、それでもこのコンビを押すというのは、あまりにも贔屓の引き倒しが過ぎると思う、そういう評価をすることは彼らのためにならないよ。78点

ソラシド 「赤ちゃんをあやす」 ★

今年になって一皮剥けたと思っていたソラシドですが、このネタは去年までのbaseよしもとの女子供にしか受けない、去年までのソラシドでした。43点

ハイキングウォーキング 「ファーストフードの店員」 ★★☆

漫才になるとツッコミの巧さが目立ってくるのは良い傾向。57点

勝山梶 「刑事ドラマ」 ★★★

やっぱり勝山梶baseよしもとのレギュラーメンバーではなく、オーディションライブに毎月エントリーしているのはおかしいよ(苦笑)。この状況が続くのなら、本社判断でさっさと東京に移すべきじゃない? 75点

  • 休憩中

とりあえず今のところザ・パンチが客受けは一番なのは間違いない。続くのはチーモンですが、ネタの完成度ならこちらの方が上という所です。ただ相当大物というか、本命候補が後半に固まっているっぽい。麒麟スピードワゴン東京ダイナマイトタイムマシーン3号もアジアンも三拍子も磁石もなすなかにしとろサーモンもまだです。

  • Fブロック

我が家 「鶴の恩返し」 ★★★★☆

ローテーション漫才でした。M-1対策がされていた。賞レース向きのネタとして完成度の高い漫才でした。「NHK新人演芸大賞」でこのネタをそのままやっていたら、易々とジャルジャルにタイトルは渡さなかったでしょう。M-1決勝でやっても遜色ないネタでした。90点

ヒカリゴケ 「野球の選手と監督」 ★★★

M-1準決勝で滑って、ABC予選でその日の一番受けに近い受けがあったという、当たり外れの激しいネタでしたが、ネタの内容というよりは、ヒカリゴケの漫才の演技力自体が、まだまだ出来不出来にバラつきがあるなという印象でした。80点

プラスマイナス 「B'zのことで喧嘩」 ★★★☆

単に舞台上で殴り合って喧嘩しているだけのネタ、凄い受けていたし、面白かったけど、これに投票する人は例えオーディエンス投票の審査方式であってもいないよね(笑)、面白いと思ったコンビニは何組でも入れられる形式の投票ルールだったら、上位には食い込めたでしょうが。一人一票とか三票というルールだったら、間違いなく票は回ってこないタイプのネタだと思います。70点

アームストロング 「ツッコミが痛い」 ★★★★

プラマイとアームストロングがまさかの舞台上で喧嘩したり、どつきあったり泣いたりするというネタかぶり、こんな特殊な漫才でネタかぶるとは(笑)。75点

サンドウィッチマン 「街頭アンケート」 ★★★★★

来た。今日初の大きな波、来ました。東京のお客さんも、少しこのコンビを上げたいという気持ちあるかもしれないけど、文句なしのいまんとこ一番、ダントツの受けでした。一段違う波がやっと来ました。95点

とろサーモン 「万引きGメン」 ★★★★☆

次のとろサーモンも物凄い受けていたけど、サンドウィッチマンは一段階違ったように僕は思いました。とろサーモンは審査員ではなくオーディエンスということを意識したネタだったように思いますが、後半やや失速。とろサーモンはお客さんに合わせるスキルと判断と割り切りは、他のbase勢と比べたらおると思うんですが、どこか中途半端、どこか掴みきれない所があるという去年の評価から変化無し。 80点
サンドウィッチマンが、前半のチーモンチョーチュウザ・パンチを大きく上回る出来でしたが、このブロックは全体的に空気を一段変えた。ハイレベルでした。我が家やとろサーモンも前半の上位だったチーモンチョーチュウやサ・パンチより遙かに高いクオリティでした。ただとろサーモンはオーディエンスをあまりにも意識しすぎなのが、かえってどうなのかなと去年に引き続き思いました。

  • Gブロック

各レビューに行く前に、前半戦の感想として現地組やテレビ観戦組問わず、関西のファンのリアルタイムの感想日記とか呼んでいると、「大阪勢にはアウェー、東京贔屓だ」みたいなことが結構書かれていたのですが、この前のブロックのとろサーモン、このブロックのアジアンやNON STYLEへの歓声が、単に前半戦に出た関西勢が実力不足なだけだったことを証明、いや実力不足というよりは知名度不足というのはやはり大きい、それを打破できるだけの技も持って来れなかったし。

アジアン 「お花の咲かせ方」 ★★☆

ファイナリスト経験者の中で、今日一番スベっていました。というかこのネタは関西の他の賞レースの決勝で最下位に沈んだネタですが、出たばかりの新人ならともかく、関西で賞をいくつも取っていて、M-1ファイナル経験もあるほどの人たちが、余所というかM-1より格下の賞レースで失敗したネタを持ってこざるを得ないというのは残念の一言です。65点

マシンガンズ 「携帯の説明書、居酒屋」 ★★

面白いんだけど、ここも広い屋外向きじゃない。どんなに早口で喋っても、何言ってるか分からないようにしないと、ある程度までは上にいけても、天井は必ずやってきそう。58点

NON STYLE 「遅刻してくる彼女」 ★★★★★

東京のお客さんが背中を押していたのがサンドウィッチマンなら、大阪の客が背中を押していたのはこの人たちでしょう。井上のイキリをやや抑え気味にして、以前の石田が鬱陶しいキャラを押して、うまく両方を融合することに成功していました。彼らにとって生涯最高クラスの漫才をこの場で出来たと思います。会場の盛り上がりも今日二回目の大きな波でしたが、ただ若干サンドウィッチマンの方が上か? でもノンスタがようやっとM-1の決勝一歩前の舞台ではじけた。98点

ブレーメン 「カツアゲへの対応」 ★★★☆

ずっとやっていた「10回クイズ」じゃなかったけど、こちらも面白かったです。ただ敗者復活戦という沢山の人が、自分たちを初めて見る舞台ということを考えると、このクラスの芸人さんは代表作を素直に持ってきて欲しい。79点

ザ☆健康ボーイズ 「筋肉クイズ」 ★★★☆

凄い受けていました、はっきりいってここより受けたか、受けなかったかというのが、合格の基準になり得ると思ったぐらい。間違いなく今日の上位10組以上に入っていました。「アメトーーク」で露出していたのも帰ってお客さんのハードルを下げたか。84点

オードリー 「デート」 ★★★★

ここは出番順に若干恵まれなかった。オーソドックスな漫才が続いた後なら、もっと盛り上がったと思うけど、この並びだで登場すると、少し普通になってしまった。期待していたフレーズが出てくると嬉しい漫才、だから二人で見つめ合って笑う下りは、もう少し前半に一回欲しい。81点
ようやっとこれは決勝に行けたか? というコンビが二ブロック連続で出てきて、暖まってきました。

  • Hブロック

なすなかにし 「子供番組」 ★★★★

準決勝ではこのネタをやって、キングコング笑い飯ほどではなかったけど、千鳥やNON STYLEぐらいは受けていたんですよね? ストレートインさせてあげても良かったんじゃないかなあ? しかし僕は本命視していたけど、よく考えたらこういうタイプのネタで、なすなかはオンバトで苦労し続けているんだから、敗者復活戦で上がれる訳がないよなあ(苦笑)。85点

span! 「礼儀正しい、ポイ捨てを注意」 ★★★

普通としか言いようがない。何が悪いと言うこともないだけになあ。66点

ラフ・コントロール仮面ライダー」 ★☆

三回戦の中継でも思ったけど、準決勝のレベルにない。だから準決勝の舞台でも昔のショートコントとかやってしまったんでしょう。48点

タイムマシーン3号ガリガリくん」 ★★★★

評価分かれているようですが、僕は今回敗者復活戦に出てきた、過去のファイナリスト経験者の中では、タイマが一番良かったと思います。たださっき健康ボーイズが基準になると言いましたが、ファイナル経験者で今日健康ボーイズより受けたコンビはいなかった。83点

志ん茶 「アナゴさん」 ★★★★☆

明らかに今のところ5番以内に入っていた。過去の敗者復活戦に出場した(純粋な)アマチュアコンビで、一番受けていました。90点

ジパング上陸作戦 「?」 ★

なんか訳の分からないとんでもないことになっていた。これなんて言ったら良いんだろう? いや全くダメという言い方も出来るんでしょうが、もしかしたらもの凄い頭のいい人とか、32世紀ぐらいから来た人になら分かる、前衛芸術みたいなものなのかもしれない。まあもちろんそんな事もなく、考え過ぎだったんでしょうが、この人たちはNGKの準決勝に来た年が素晴らしかったし、チャドさんが露出が多くなる直前の時期だっただけに、あの年にファイナルに上げておけば、ここまで迷走することはなかったような、わざわざ追加合格で決勝に上げてもらってこれはあんまりです。39点

  • Iブロック

三拍子 「刑事ドラマ」 ★★★☆

決勝への期待を寄せるには、やや期待はずれでした。ここは面白いと思ったコンビ全てに投票できる制度なら一位になれるけど、面白いと思ったコンビを上から三組という投票ルールだったら、厳しいという思いが改めて強くなった。ボケや設定がベタすぎる所があるから、審査員受けも良くないだろうし、何か大きく変わらないとファイナリストは辛いかもしれない。75点

ギャロップ 「宇宙飛行士」 ★☆

このネタってテレビでやったことある? というぐらいのネタをいきなりこんな大舞台で下ろしてくる大胆さが、大物と言えば大物なんだけど、無謀と言えば無謀でしょう。50点

麒麟 「遊園地」 ★★★★

普段の麒麟よりややグダグダでネタが進んでいきました。なんか毎年のM-1決勝でいうと、二本目に持ってきて一票も入らないパターンの麒麟でした。明らかに麒麟より上は、ここまでに三組いた。結局新ネタを用意できなかったと言うことに尽きるんでしょうが、来年でないという話もあるし、これだったら敗者復活戦はキャンセルしても良かったような、モチベーションが感じられなかった。76点

モンスターエンジン 「子供の自転車の練習」 ★★

にのうらごならともかく、モンスターエンジンも僕はまだ準決勝のレベルにはないと思う、しかし子供や女性が実はオッサンってネタ、大阪の若手好きだなあ。65点

髭男爵 「貧しい少年にトランペットを買ってあげる」 ★★★

なんて思っていたら髭男爵もそういうボケがあるネタでした(笑)。まあ山田ルイ53世は関西人なんですが、去年の敗者復活戦が話題になって、YouTubeなどで局地的にブレイクした髭男爵ですが、明らかにネタの完成度は上がっているんだけど、それに比例して勢いとかパワーとかお客さんを巻き込んでいく力が下がってしまっていたのが残念でした。「お漫才」の方がネタとしての完成度は高いけど、お客さんを巻き込んでいく力は「ショートコンツェルン」の方がある。70点

ゼミナールキッチン 「貝殻で波の音を聞く」 ☆

またbaseのファンしか喜ばなさそうなネタ持ってきたなあ……。40点

  • Jブロック

敗者復活戦はファンダンゴの方で見ていましたが、スカイAの方で見ていたら良かった、と思うことは中継中に多々あったんですが、一番デカイことがありました。放送終了は17時予定だったのですが、時間が押していたんですが、そのまま中継をファンダンゴ方は終了しやがった、あわててスカイAに変えましたよ(笑)。

天竺鼠 「最後の晩餐」 ★★

このパターンは結局最初の「栃木」は面白かったけど、今年、去年と同じパターンでパワーが年々落ちている、去年の段階でも準決勝に残れたのは不思議だったけど、今年は完全に疑問を持ってしまう。45点
これは他の今日スベっていたbase芸人の項目で書いても良いことなんですが、松竹芸能のトライアングルやチキチキジョニーが、そこそこ受けていたのに三回戦で落とされている一方で、baseのガンガンメンバー勢がこの程度のことしかできないのは、そりゃ松竹ファンは、いや東京の他事務所のお笑いファンも、M-1の予選審査に不満持ってしまうよ。

大脇里村ゼミナール 「電話vsメール」 ★★★☆

このネタは生で何度も見て、完成度の高いネタだと思っていたけど、こうしてアウェーの舞台をテレビ中継で見ると、テンポの悪さに気付かされる。舞台を広く使っているようで、実際に使い切れていないし、テレビ通して見ると生では気付かなかったことが、色々と気付かされる。80点

スピードワゴンチャコの海岸物語」 ★★

結局今年の再挑戦は新ネタを作ってこれなかったということに尽きます。というか今更このネタをやるのなら、なんでわざわざM-1に再挑戦したのか? という疑問でいっぱいです。麒麟スピードワゴンは同じ敗因だけど、一時不参加になっていての再挑戦だけに、スピードワゴンの方が疑問が多く残る今回の参戦になってしまった。55点

東京ダイナマイト 「領収書」 ★★☆

おそらく本人達には、何の狙いも外していない、こういう受け方をするネタとしてやってるんだと思うし、大爆笑取るだけが漫才じゃないから、こういう漫才の形で進化していくのは当然アリなんだけど、コンクールの予選会、それも一組だけが合格という状況で持ってくるネタじゃない。これが全く無名のコンビがやるのなら、存在感を示す名前を売るためには良いんでしょうが、ファイナリスト経験者がやって良いことなのかな? これで敗者復活戦勝利を確信したとか書いている人は、贔屓の引き倒しが過ぎるのか、自分の好みと客観的な評価をもう少し分けて考えた方が良いと思う。70点

磁石 「新しいお父さん」 ★★★★☆

ラスト出番でお客さんも疲れている中で、今日ベスト3に入るネタだったと思いますが、ただでさえ疲れている時間帯に、前のブロックが大物に期待はずれの出来が続いていたせいで、お客さんはかなり盛り上がってはいたけど、サンドウィッチマンNON STYLEの時のようなトリップ感のある盛り上がりには至らなかった。ただこのコンビはもう少し出番順が早かったら、あり得たんじゃないでしょうか? 93点

総括

とりあえず今田さんの発表の時に一足早く誰か知りたいと思い、サンドウィッチマンNON STYLEのエントリーナンバーはメモしておきました。この二組じゃなかったら磁石だろうということで、あと本文中にも書きましたが、決勝経験者組は全滅でした。終わった後で見ていた知り合いとの電話でも喋ったのですが、正直どのコンビもザ☆健康ボーイズより下でした。
それにしてもアジアン、プラスマイナス、ジパング上陸作戦は、勝負捨てたのか、これが受けると思ったのかよく分かんなかった。あとプラン9が出てないことに決勝の始まる直前に気付いたけど、浅越さんの体調が心配です。
しかし来年から敗者復活戦のテレビ中継は、絶対にスカイAの方で見るぞ(苦笑)。

M-1 グランプリ the BEST 2004~2006M-1 グランプリ the BEST 2004~2006
アジアン 麒麟 ザ・プラン9

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