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飯吉透オフィシャルブログ

2010-09-11

「ウェブで学ぶ」刊行直後の反響

 「ウェブで学ぶ」が刊行されて三日余りが経ちました。アマゾンでは、総合ランキングで100位台、「コンピュータ・IT」のカテゴリーでも上位5位に入っており、御陰様で出足も好調のようです。


 お読みいただいた皆さんの感想なども、ツイッター、ブログ、メールなどを通して、できる限り目を通すようにしています。「知的に興奮した(読んでいる間に「脳内バーストが起こった」とか「息をするのを忘れたかと思うほど没頭した」とツイッターで書いてくださった方々もいました)」「オープンエデュケーションの世界に驚いた」「何か将来が開けたような気持ちになった」というようなコメントを読ませていただけるのは、著者冥利に尽きます。さらに嬉しかったのは、「この本は、是非若い人たちに読んでもらいたい」という声が多かったことです。梅田さんもご自身のブログで、友人の14歳になる娘さんに本書を贈呈されたというエピソードを紹介されていますが、私が目にしたものだけでも、「高校生の弟にプレゼントしたい」「甥に薦めた」というようなtweetが幾つもありました。黒川清先生からも、メールで"This is absolutelly a 'must' book for all educators, but more importantly to students who must demand what they want."という素敵なコメントをいただきました。


 私は、これまでにも拙編著「Opening Up Education」(無料の電子版はこちらから)や講演、学術誌や教育関連メディアへの寄稿などを通して、オープンエデュケーションの紹介や普及に努めてきましたが、やはりなかなか日本の若い学生の皆さんや既に社会に出られた若い皆さん(実年齢に関係なく、気や心が若い方々も含め)に、声を届かせることの難しさを痛感していました。ですから、「この本は、是非若い人たちに読んでもらいたい」という読者の皆さんからの声を聞いて、本当に嬉しく思います。


 「ウェブで学ぶ」の刊行に際し、ちくま新書の編集長から、「衰退期の様相を呈している日本に、剛速球を投げ込んでいただいた」という粋なコメントをいただいたのですが、それに応えて私は、「本書が刺激となり、このアメリカから投げ込まれた『剛速球』を打ち返して『国外ホームラン』にできる人が(日本から)一人でも多く出てきてくれることを心から願っております」と書きました。


 今後もこのブログを通じて、本書への反響に対して私なりに考えたこと感じたこと、オープンエデュケーションに関する新たな動きなどをお伝えしていきたい、と思っています。もちろん、皆さんからのコメントや感想も大歓迎です。梅田さんのブログともリンクして連携を図りますし、ご本人にもディスカッションに参加していただけると思いますので、その点も大いに楽しみです。

hal-starhal-star 2010/09/12 08:43 飯吉さんへ!始めまして。書評をブログにUPさせていただきました。もしお時間あればご覧下さいませ。【世界のオープンエデュケーションリンクまとめ】「ウェブで学ぶ」から観える『明日の黒板』 http://bit.ly/bOPrzR

toruiiyoshitoruiiyoshi 2010/09/12 09:35 飯吉です。「明日の黒板」の力の入ったレビュー、興味深く拝見しました。「明日の黒板は、衆知で描く!」というのは、いいですね。「新しいものにとりあえず飛び込みながら大義を練成していくほうがよい。大義に時間かけすぎると機会を逃す」というのも、特に若い人にとってはとても大切だと思います。サイトリンク集も、ありがとうございました。

naichinaichi 2010/09/12 09:57 飯吉様。はじめまして。書評をブログに書かせていただきました。最近本屋に「○○大学の人気授業」みたいな本がすごく増えてますよね。元をたどれば、オープンエデュケーションに行きつくんだな〜と思って興味深く読みました。ぜひ、ご一読ください。
http://naichi.posterous.com/27887238

ict教育ナビict教育ナビ 2010/09/12 11:32 飯吉様、はじめまして。
書評を書かせていただきました。
http://ameblo.jp/ict-edu-navi/entry-10643281374.html

オープンエデュケーションと既存の教育の橋渡しのブレークスルーの作り手こそ、自分のなすべきことだと思いました。
素晴らしい本をありがとうございました。

toruiiyoshitoruiiyoshi 2010/09/12 14:50 >naichiさん
「ソーシャルメディア自体はあくまでも増幅装置にすぎず、無から有をつくりだすものではない。何よりも大切なのは、ソーシャルメディアの真ん中で、何を思い、どういう態度をとるのかだ」というご意見、大いに共鳴します。格差についての議論も、「外的環境における格差」が低減されるほど、当然、一人ひとりの「やる気」や「根気」が成功のより大きな鍵になってきます。それが、「自助努力」や「互助努力」が、本書の中で強調されている由縁です。

toruiiyoshitoruiiyoshi 2010/09/12 15:12 >ict教育ナビさん
オープンエデュケーションは、モチベーションの高い人をさらに伸ばすことができる一方、これまでの教育システムにうまく適合できなかった人たちに新たな教育機会を提供するという両方の可能性を持っています。ご指摘のように、特に後者をどのように支援していくか、というのはこれからの大きな課題です。是非、そこに取り組まれてください。僕個人としては、(米国のオバマ政権の事例のように)そこで公的支援が果たせる役割も大きいと考えます。

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