今日、福岡の雁ノ巣病院へ行った

今日、福岡の海の中道にある雁ノ巣病院へ行った。身内の者が入院しているからである。とても感動したので、書き留めておきたい。まず、この病院の働いている人々に感動してしまったのだ。とても患者に対して愛情を持って接しているのを感じた。実は私の父は、九大病院で亡くなった。病院に対しては、ケアに関しては不満ばかりだった。人の命よりもルールが大切なのである。とても人と人との付き合いとは感じることができなかった。人と物の付き合い、もしくは、上下関係である。しかし、福岡という封建的な場所で、人間的なコミニュケーションが、この場所でできていることに感動したのであった。なによりも、身内が元気になっている。曲がっていた腰がまっすぐになり、私たちに見せたことのない美しい笑顔であった。

これはアートを超えたアートである。

ITの視点から芸術や文化を見ると、それは、芸術を形成する枠組みと意味になる。
つまり、もっとコンピュータ的に言うと、アルゴリズムとデータである。このように扱うことによって、コンピュータで、文化や芸術を扱うことが可能になる。これをカルチュラルコンピューティングと提唱する。

2010年3月18日、東京品川で行われた京都大学学術情報メディアセンターが主催する「カルチュラル・コンピューティング」 —日本文化ソフトのグローバルコミュニケーション創造力—シンポジウムを主催しました。

「カルチュラル・コンピューティング」のテーマで、日本文化に特有の「うつろひ」や「もののあはれ」、「わび,さび」などの本質を見極め、日本文化とアジア文化の関係.神仏習合を根底とした文化構造.和歌,俳諧や能などの日本語独特の特性.日本的意匠(紋,織,色,型)をとりあげ、その方策を模索するという大胆な試みが注目され、会場となった京都大学東京オフィス(東京都港区品川インターシティA棟27階)は溢れんばかりの人と熱気に包まれました。

プログラム
挨拶:美濃 導彦(京都大学教授)
基調講演:『文化とコンピュータ』長尾 (国立国会図書館長)

プレゼンテーション:「カルチュラルコンピューティング:文化・無意識・ソフトウェアの創造力」土佐 尚子(京都大学教授)

パネルディスカッション:「日本文化ソフトのグローバルコミュニケーション創造力」
<パネリスト>
徳岡邦夫京都吉兆嵐山本店総料理長

改田哲也(トヨタ自動車室長)
(本人の希望でビデオ撮らず)
鎌田東二京都大学教授)

中津良平(シンガポール国立大学教授)

<コメンテーター>
美濃導彦(京都大学教授)、黒橋禎夫(京都大学教授)、中村裕一京都大学教授)
<司会>
土佐尚子(京都大学教授)

カルチュラルコンピューティングは、文化をテクノロジーとして扱う試み

2月京大の文化とコンピューティング国際会議で、日本文化をテクノロジーとして扱う試みである
カルチュラルコンピューティングについて、シンガポール国立大学の中津良平教授と、ジョイントトークをしました。
メディアアーティスト、京都大学学術情報メディアセンター教授の土佐尚子の講演
日本文化のコンピューティング

シンガポール国立大学の中津良平教授の講演は、西洋と東洋の文化の共通点について

iPhoneで山水画作れるソフトを開発。"Sansui Ink Painting"

米国iphone用ゲーム会社NecroSoft社とTOSE Software. USAが、iPhone山水画作れるソフトを開発し、私が監修しました。

iTuneで世界配信しています。

山水画を描くのではなく、編集して作成することにより、世界中の人々が体験できます。
「わびさびコンピュータ」を、ぜひ体験してみてください。


AppStore(アメリカ)
http://itunes.apple.com/us/app/sansui-ink-painting/id359077376?mt=8

AppStore(日本)
http://itunes.apple.com/jp/app/sansui-ink-painting/id359077376?mt=8

<マスコミ掲載>
朝日新聞
http://www.asahi.com/national/update/0423/OSK201004220177.html

文化とコンピュータメモ:私たちがしなければならないこと

文化のヒダを表現
フラットな部分をひっかく
伝承する方法のひとつとして、文化を身体的に認識している

文化の教育はモノトーンにならないように。