土佐尚子著「カルチュラルコンピューティング」NTT出版に関する話 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2011-03-25

これはアートを超えたアートである。

03:22 | これはアートを超えたアートである。 - 土佐尚子著「カルチュラルコンピューティング」NTT出版に関する話 を含むブックマーク これはアートを超えたアートである。 - 土佐尚子著「カルチュラルコンピューティング」NTT出版に関する話 のブックマークコメント

ITの視点から芸術や文化を見ると、それは、芸術を形成する枠組みと意味になる。

つまり、もっとコンピュータ的に言うと、アルゴリズムとデータである。このように扱うことによって、コンピュータで、文化や芸術を扱うことが可能になる。これをカルチュラルコンピューティングと提唱する。

2010年3月18日、東京品川で行われた京都大学学術情報メディアセンターが主催する「カルチュラル・コンピューティング」 —日本文化ソフトのグローバルコミュニケーション創造力—シンポジウムを主催しました。

「カルチュラル・コンピューティング」のテーマで、日本文化に特有の「うつろひ」や「もののあはれ」、「わび,さび」などの本質を見極め、日本文化アジア文化の関係.神仏習合を根底とした文化構造.和歌,俳諧や能などの日本語独特の特性.日本的意匠(紋,織,色,型)をとりあげ、その方策を模索するという大胆な試みが注目され、会場となった京都大学東京オフィス(東京都港区品川インターシティA棟27階)は溢れんばかりの人と熱気に包まれました。

プログラム

挨拶:美濃 導彦(京都大学教授)

基調講演:『文化とコンピュータ』長尾 (国立国会図書館長)

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プレゼンテーション:「カルチュラルコンピューティング:文化・無意識・ソフトウェアの創造力」土佐 尚子(京都大学教授)

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パネルディスカッション:「日本文化ソフトのグローバルコミュニケーション創造力」

パネリスト

徳岡邦夫(京都吉兆嵐山本店総料理長

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改田哲也(トヨタ自動車室長)

(本人の希望でビデオ撮らず)

鎌田東二京都大学教授)

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中津良平(シンガポール国立大学教授)

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コメンテーター

美濃導彦(京都大学教授)、黒橋禎夫(京都大学教授)、中村裕一(京都大学教授)

<司会>

土佐尚子(京都大学教授)

2010-08-16

カルチュラルコンピューティングは、文化をテクノロジーとして扱う試み

14:42 | カルチュラルコンピューティングは、文化をテクノロジーとして扱う試み - 土佐尚子著「カルチュラルコンピューティング」NTT出版に関する話 を含むブックマーク カルチュラルコンピューティングは、文化をテクノロジーとして扱う試み - 土佐尚子著「カルチュラルコンピューティング」NTT出版に関する話 のブックマークコメント

2月京大の文化とコンピューティング国際会議で、日本文化テクノロジーとして扱う試みである

カルチュラルコンピューティングについて、シンガポール国立大学の中津良平教授と、ジョイントトークをしました。

メディアアーティスト、京都大学学術情報メディアセンター教授の土佐尚子の講演

日本文化のコンピューティング

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シンガポール国立大学の中津良平教授の講演は、西洋と東洋の文化の共通点について

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2010-01-15

お知らせ 国際会議 特別企画:「京都の職人・神主とのカルチュラルコンピューティング」

00:48 | お知らせ 国際会議 特別企画:「京都の職人・神主とのカルチュラルコンピューティング」 - 土佐尚子著「カルチュラルコンピューティング」NTT出版に関する話 を含むブックマーク お知らせ 国際会議 特別企画:「京都の職人・神主とのカルチュラルコンピューティング」 - 土佐尚子著「カルチュラルコンピューティング」NTT出版に関する話 のブックマークコメント

皆様、お知らせです。ぜひ、お越しください。

申し込みhttp://www.ai.soc.i.kyoto-u.ac.jp/culture2010/application_jp.php

第一回 文化とコンピューティング国際会議

〒606-8501 京都市左京区吉田本町

京都大学 吉田キャンパス構内 百周年時計台記念館

2010年2月23日(15:45~17:45)

特別企画:パネル「京都の職人・神主とのカルチュラルコンピューティング」(同時通訳付き)

イベント内容

日本文化ソフトウェアを推進するために、ほとんどコンピューティングの対象になって来なかった‘本の移ろいやすい気象・自然風土「もののあわれ」などの無常思想、「わび、さび」などの美意識 日本文化アジア文化との関係性 神仏習合を根底とした文化構造 和歌、俳諧や能などの日本語独特の特性 テ本的意匠(紋、織、色、能、歌舞伎)をとりあげ、

日本の伝統を守る京都の職人や神主がIT研究者やメディアアーティストと一緒に仕事したら,どのようなカルチュラルコンピューティングができるかを模索する。

パネリスト

• 徳岡邦夫氏(京都吉兆嵐山本店三代目総料理長「2009年ミシュラン三ツ星」)

• 宇佐美 直治氏(東洋絵画書籍修復)

鎌田東二氏(京都大学心の未来センター教授・フリーランス神主)

• Prof.James K Gimzewski (UCLA 教授 ナノテクノロジー研究)

• 山崎 順平氏(唐紙:山崎商店)

コメンテーター

黒橋 禎夫氏(京都大学情報学研究科教授)

• 小山田 耕二氏(京都大学高等教育研究開発推進センター教授)

• 中津 良平(シンガポール国立大学インタラクティブメディア研究所)

司会:

土佐 尚子氏(メディアアーティスト・京都大学学術情報メディアセンター教授)

2010-01-10

土佐尚子著「カルチュラルコンピューティング」NTT出版の紹介と関連研究と書籍をめぐる

16:49 | 土佐尚子著「カルチュラルコンピューティング」NTT出版の紹介と関連研究と書籍をめぐる - 土佐尚子著「カルチュラルコンピューティング」NTT出版に関する話 を含むブックマーク 土佐尚子著「カルチュラルコンピューティング」NTT出版の紹介と関連研究と書籍をめぐる - 土佐尚子著「カルチュラルコンピューティング」NTT出版に関する話 のブックマークコメント

思考・記憶をサポートするメディア

 「民族の危機、都市の危機、教育の危機はすべて互いに関連しあっている。その大きな危機とは、人間が文化の次元という新しい次元を発達させたことを忘れたときにおこるのだ」。この言葉は、2008年の世界経済の暴落や民主主義の危機の話ではありません。文化人類学者エドワード・ホールの1966年の著書『かくれた次元』からの言葉です。

 現在、コンピュータは私たちの生活に種々の形で深く関わっています。パソコンはもとより、携帯電話や、携帯メール、ウェブ、ゲームなど私たちのライフスタイルに深くとけ込んでおり、好むと好まざるとにかかわらず、日常密接に接している道具や、メディアとなっています。コンピュータは当初は「計算する機械」でありましたが、現在では私たちの「思考・記憶をサポートするメディア」となっています。

 伝統文化とコンピュータの関係を見ると、文物の修復や歴史のシミュレーションを「計算する機械」として使用されることが多く、「思考・記憶をサポートするメディア」としては、失われていく文化をコンピュータでアーカイブ化するなどの静止画的手法止まりであり、マルチメディア化、ネットワーク化されているコンピュータの能力を十分活用しているとはいえません。現代社会は、種々の異なる文化背景を持つ人々がコミュニケーションを行うことが日常的であり、自分達自身の文化の歴史を理解したり、異なる文化を理解することが求められています。しかしながら、文化の歴史や異なる文化の理解は、本を読んだり、博物館で文物を見てその文化を理解するのが通常の方法です。だから異なる文化の理解の場合、情報を正確につかみ取ることが、なかなか困難です。

 情報工学の発達により、ネットワーク化・モバイル化・双方向になった私たちの「思考・記憶をサポートするメディア」としてのコンピュータを、もっと有効に文化の理解に使うことはできないだろうか。本書はそのような素朴な疑問から出発して、カルチュラル・コンピューティングという分野、つまり無意識のうちに深く内属している感性・民族性・物語性といった文化の本質を情報化します。そして、ノンバーバル情報とバーバル情報に統合し、文化追体験や文化モデルの交換体験を、コンピュータで取り扱うという分野の可能性を提唱します。未来のコンピュータコミュニケーション能力に欠かせないカルチュラル・コンピューティングでは、人間が歴史の中で培った各文化の中で行為や文法などの形で蓄えてきたものには文化に固有のまたは文化に共通の形式があると考え、その具体的な方法論といくつかの具体例を示すことにより読者をこの新しい領域に誘うことをめざしています。