虚馬ダイアリー

「窓の外」のブログ

受け手主義。

toshi202005-06-01



 捕れないボールがあるものか。構えたミットが受け止める。
 (テレビアニメ「ドカベン」主題歌『がんばれドカベン』より)


 俺は自分語りをあまりしないし、好きではない。でも、このサイトの方針を明確にするために、そのわがままにしばしおつき合い頂きたい。


 内容は、「俺は何故、物語至上主義者と名乗るに至ったか」について、である。



 表現、という言葉には、二種類の人間が必要である。送り手。そして受け手である。


 昔、俺は優れた送り手になりたかった。面白い男と言われたかった。「粋で乙な男」になりたくて仕方がない、だがなれない。「タイガー&ドラゴン」の虎児のように。俺は、いつだって「面白い男」から遠ざかっていく。
 この「江戸川番外地」というサイトだって、本当はもっと誰が見ても面白いサイトにしたかった。だが、そうはいかなかった。


 俺は送り手にはなれない。いつの頃からか俺はそう考えるようになった。サイトを始めて5年しても、ゆるやかにそして深く俺は挫折していく。


 だが、このサイトを続けているうちに、送り手としての絶望に対して逆転の発想が生まれる。「虚構にこそ真実が宿る!」という感覚ゆえに。俺はいつの間にか、虚構馬鹿と名乗るようになっていたのだ。


 江戸川番外地というサイトと俺の社会人としての歩みは、ほぼ同時進行だったが、俺は社会人としての5年間、現実社会、会社内の人間関係、そして人間としてのあり方に至るまで、いつだって「虚構性」なくしてはあり得ないと実感する。ならば、逆にいえば真実は常に虚構の中にあるのではないか!ある時、そう直感する。それは日に日に確信になっていき、俺は遂に、「物語至上主義」という言葉にたどり着く。


 世に物語は尽きない。その数多ある物語の中に、数え切れない「真実」が眠っている!俺はそれをきちんと掘り起こし、それを受け止めたい。優れた作品も優れた受け手が必要だ。それもなるべくなら、映画も、小説も、漫画も、そのジャンルの垣根を超えて平等である「物語」。その「魂」そして「真実」をきちんと受け取れるような人間になりたい。「虚構の中にこそ「真実」がある!」そう信じるが故に。


 そして、「リアル」というディテールに誤魔化されない目を養っていく。それこそが、世の中の真実を知る糧となるに違いない!と。


 俺がこのサイトで書こうとしている文章は、俺が作家達から放たれた「物語」の核を探し、必死に受け止めようとした格闘の後だと思って頂きたい。俺は、「物語」をカテゴライズしたいんじゃない。査定したいんでもない。俺はどんな物語でもきちんと「魂」を受け止めたいのだ。評論家になりたいのではない。優れた観客でありたいだけなのだ。


 俺がプロフィール欄に書いている「物語至上主義」とは、ある意味、サイトを続ける限り、受け身でありつづける、という意味である。積極的受け身主義とでも言おうか。要は、生涯一受け手である。優れた受け手になる!そのためにはオタクというカテゴリーだけでは不十分なのだ。もっと深く知るために、もっと広く目を向けなければならない。オタクでありつつ、オタクの枠を超えようともがかなければならない。
 江戸川番外地というサイトを始めて5年半が過ぎ、俺が何でこういう文章を書き続けているのか、その意味が少し見えてきた気がする。送り手ではあり得ない。せめて、日々出逢いのあった「物語」達の「魂」を感じていきたい。そして、受け取った魂の残滓だけでも、書き残しておきたい。


 拙い文章力ではあるが、サイトを続ける限り、物語至上主義!これだけは貫いていく所存です。


 虚馬ダイアリーは、そういう男の記録です。そんな人間の戯れ言に、たまに付き合って頂ければ幸いと思います。


「レンジ盗作疑惑FLASH」  http://o-factory.hp.infoseek.co.jp/gallery/tousakug.html


 呆れながら見てたんだけど、ここまで来ると、逆にそういった「芸」として認めてあげてもいい気がしてくる。「ズンドコ節」とか「Dr.マリオ」辺りのセレクションは、むしろ微笑ましくて好き。


公共広告機構「…は見えない。」  http://www.interactive-salaryman.com/pieces/invisible_j/main.htm


 こ…怖いわ!!!


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【2ch】ニュー速VIPブログ(`・ω・´):AC公共広告機構のCMが怖い


コナン作者・青山剛昌さん、声優の高山みなみと入籍  http://www.zakzak.co.jp/gei/2005_06/g2005060202.html


(情報元:カトゆー家断絶


 「女性セブン」のネタじゃなくて、マジだった模様。「逆プロポーズ」すか。