毎年の事ながら

こういう湿度が高くて気温はそれほどではないという気候に弱い。
どうも私の体は高湿度の空気に触れると、勝手に「暑い」と判断して汗を流すようになっているらしい。
で、寝ている時にそれが起きると、朝には高い確率で体が冷えきっていたりする。
これで体調を崩さなければ、ちょっとした奇跡だ(苦笑)。
本格的な夏になって、汗を流しっぱなしでも体が冷えきらない程度に気温が高くなれば、大分楽になるのだが。

社保庁叩きで思った事

うーん、なんというかマスコミが社保庁叩きをし続けているのを見ていると、本当にマスコミは年金問題を解決させたくないのかな? という気がする。


年金問題を解決するには、まず、社保庁に残されている納付記録と年金受給者の突き合わせの作業が確実に必要だったりする。その突き合わせ後のデータが出てから、本当にデータが消失している人が確定する筈。
社保庁で働いている職員の立場で考えてみれば良い。
そんな作業、まともにやる気になりますか?
国民やマスコミは職員の賞与を取り上げろって言ってるんだぞ? 自業自得? そりゃそうだ。だけど、実際にトラブルの原因を作ったのは、彼ら職員の先代や先々代だったりする訳ですよ。言ってみれば、今の職員はババを引いた訳です。
しかし、その国民やマスコミは納付記録の確認作業を急げとか言ってる訳ですよ。そんな状態で一生懸命やる気になるかね?
公務員なら国民の為に働け? そりゃそうだ。しかしねぇ、その国民は作業をする職員に給料が支払われている事にすら不満を言ってるんですよ。おまけに、作業が終わったら社保庁解体とか言って、クビにしろと言ってる人も居る訳。解体されてから再雇用してくれれば良いけど、それにだってマスコミは噛みつくでしょ? 「新組織で、旧社保庁の職員を大量採用。改革の形骸化か?」とか何とか言って。


卑近な例を出せば、あなたのそばに居るイヤな上司を思い浮かべて頂ければいい。
その上司は言うんですよ、
「先代の担当者がチョンボしたから、オマエが尻拭いの作業をしろよ」。
さらに
「それから、先方に誠意を示す意味で、オマエの給料返上。タダ働きしろよな」。
さらにさらに
「あ、そうそう、その作業終わったら、オマエはクビだから」。
…。
今回の場合、そのイヤな上司というのはマスコミだったり*善良*な一般市民だったりするわけ。


さて、こんな状況でちゃんと働くかね?
面倒くさいから、なーんにも調べずに
「いやぁ、全部記録が見つかりませんでした〜。残念ですねぇ〜」
とか言って終わらせたくなりません? ならない?


つまるところ、叩く側は、叩かれている側が感情を持った人間だという認識を喪失しているとしか思えない。
今回の場合は、原因究明やデータの正常化には確実に今の職員の力が必要だったりする筈。にもかかわらず、その職員を叩きまくって、作業する意欲をゼロにしようとしている…んじゃないの?
そんな風にしか見えないんだけど、どうでしょ?


とか書くと、社保庁を擁護しているとか思われるだろうけど、実際擁護するつもりは全く無いですから念のため(苦笑)。
絶対的な責任は社保庁の*当時の*職員だったり体制に有るのは明らかですよ。そりゃ。
でも、責任者を探しだして縛り首*1にするよりも、今現在の状況を正確に把握する事の方が絶対に大事でしょ。
「責任者を探しだして縛り首*2にしました。責任者が死んだ*3ので納付記録は見つかりません。残念でしたね」じゃ困るでしょ?

*1:比喩です。

*2:だから比喩ですよ。

*3:比喩ですから。