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ハンマードリル

以前、ハンマードリルと振動ドリルの違いの問い合わせがありました。
知恵袋でも何度も同様も質問がありましたが、簡単な分け方で言うと打撃が強いか弱いかの違いなんですが、
自分流に言うと振動ドリルが「弱い打撃」という表現はできません。
ある時、叩くか叩かないの違いに気が付きまして、今回皆様に理解の頂ける?記事にしてみようかとUPさせて頂きます。


まずはハンマードリルの基本原理から
ハンマードリルは回転&強い打撃を作るため、モーターの回転をそのまま先端工具に伝える機能に加え、
それとは別軸で回転運動をクランクで振動運動に換えて、振動運動で空気を圧縮させ、
「ハンマー」あるいは「ストライカー」と呼ばれるものをはじき、それで先端工具を直接叩いてコンクリートや石材を叩き割ります。
簡単な原理は図の通りです。

この図でハンマーとビットの間にスペースがあります。
このスペースでハンマーに慣性が生まれ、その慣性を使って叩くために強い打撃が発生します。
もしクランクでそのままビット叩くと、打撃に慣性がないため、打撃力が弱いだけでなく、
反動がまともに手に来るため、とてもまともな作業が出来ないでしょう。
ちなみにハンマードリル以外に小型のものをかつてはインパクトドリルと言った時期がありました。
でもインパクトドライバーが出現してからは、紛らわしいためインパクトドリルとは呼ばなくなりました。
現在でもインパクトドライバーのことをインパクトドリルと呼ばれる方が見えますが、これは間違いです。
また小型ハンマードリルをハツリ兼用のハンマードリルと区別するために「ロータリーハンマードリル」と呼ぶこともあります。
ちなみに六角軸のハツリ兼用タイプのハンマードリルにはハツリと回転の切替がありません。
どんな構造かといいますと、六角の位置が違います。

これでお分かりでしょうか?
明日は振動ドリルの説明です。
1504019

中古ハンマードリル