2011-06-30
受験で人生変えられますか?(1)
NHKドラマ「下流の宴」を塾講師の立場と、受験システムに救われたかつての高校生として見ている。※ドラマの掲示板にはさまざまな世代の「受験・教育・家庭論」が展開されてて一読の価値あり
私は関西の高校で進路講演を行っている。
偏差値が高くない高校に呼ばれ、講師紹介で「先生は同志社大学卒で現在は経営者」と教師が言うと、生徒がドン引きするのがわかる。
「なんだ恵まれた人の話か」
その空気を受け取って、2つの話をする。
もはや大手企業に就職することが保障にならない時代、「職人型ミニマム起業」という生き方があること。だから「経営者」とは言っても大したことない、身の丈での起業という選択肢があるんだよという話。
もう1つは、中学時代に通知表に1と2があり、偏差値40程度の高校にしか入れなかった話。私の出身校は名古屋にある私立・桜花学園高校(当時は名古屋短期大学付属高校といった)だ。
小学校3年生の時、2回転校した。
カリキュラムのズレによって割り算と分数計算がわからなくなり、それを引きずり続けたせいでずっと成績が悪かった。頭がいい妹と比べられて「アンタはとろい、何もできない」と継母に言われ続け、やる気を無くしていた。
自分を変えたのは「大学受験」だった。
いや、もう一つ前に1人の塾講師との出会いがある。
親が成績を見かねて放り込んだ個別指導塾に、その人はいた。
教え方がうまいとか、熱血教師だとか、そんな理由じゃない。
垂れ目で色白で、妻夫木聡をさらに優男にしたような学生講師だった。
いやー好きだったなぁ。
好きで好きで、こっちはメガネ掛けて太ってたモテナイ根暗女子だったにも関わらず「クラスで一番になったらデートしてください」と、頼んだ。
「いいよ」
塾の下駄箱でそう言われた時、先生の頬の上にできたえくぼを覚えている。
高校1年、2学期の中間テスト前だった。
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「受験で人生変わりますか?(2)」
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