「恋空」のコミックは読まれない


これは明らかに客層が関係していると思うのですが、「恋空」のコミックが読まれていません。
コミックを入荷したのは先月なのでそろそろ一ヶ月ぐらい経ちますね。
目立つ場所に面陳列しているので、注目度は十分なはずですが……。


同じケータイ小説の漫画である「DEEP LOVE」は読まれていました。
お客に何度も聞かれたのを覚えています。
個人的には全く興味がなかったので読んだことはありません。


先月、そのケータイ小説のことについて書いた本が発売されました。
それを知ったのはケータイ小説を巡る良書2冊を見たからでした。
それらの本を読んだ上でなぜ「DEEP LOVE」のコミックが読まれて「恋空」のコミックが読まれていないのか考えてみました。


まずはっきりしている理由は、ケータイ小説を読んでいる読者層と漫画喫茶に来ている客層が違うということ。
ケータイ小説を読んでいるのは女子中高生などの若い女性です。
漫画喫茶には女性客ももちろん来ますが、うちの店の場合は中高生の女性客はほぼ来ません。
女性客は全体の1〜2割程度でしょう。一時期、時間帯によっては3割くらいは女性客がいたこともありますが、今は元に戻ってしまいました。


ですが、「DEEP LOVE」は読まれていたし、男性客に聞かれたこともあったので男性も読んでいたのでしょう。
この理由はヤングマガジンに漫画が連載されていたからだと思います。
ということは「恋空」が青年誌か少年誌に連載されていたら、読まれたのかもしれません。


基本的に漫画喫茶に来るお客は男性なので、読まれないだけだと思います。