武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 奥日光への滞在型避暑キャンプ


 あまりの暑さに耐えかねて、奥日光の中禅寺湖の畔にあるキャンプ場へ、4泊5日で行ってきた。今回は、テントをベースにしてあちらこちらへ出かけるのではなく、テントの周辺でのんびりと涼を楽しむ滞在型で過ごしてきた。二日目に戦場ヶ原を散策した以外は、近くにある立ち寄り温泉へつかりに行く他は、中禅寺湖の畔を散歩する以外、テントの周りで読書をして過ごした。
日中は、20度ぐらいまで気温は上がるが、朝晩は寒くて長袖を着るくらい、本を読み、三度の食事は途中で買ってきた現地の野菜と日持ちのする簡単なレトルト食品で簡単にすませ、眠くなれば昼寝を楽しみ、ゆったりとした時間が緑の湖畔を流れていった。滞在型のキャンプもなかなか良いものだった。
 三日目は、終日雨降りで、風も強くなり、雨風対策に初めてタープなるものを張ってみた。その効果たるや大したもの、二本のポールで屋根を張っただけだが、紐を自在に調節できるので、ある程度風にも強く、強い雨でも屋根の下は全く濡れず地面は乾いたまま、翌日は強い日差しを遮ってしっかり日陰を作ってくれ、期待した以上に役に立ってくれた。とりわけ、屋根の下は我が家の一種の占有地、他者の侵入をシャットアウトして、大型のテントを設営したのと同じこと、一時期このタープが大流行した理由がよく分かった。

 夏休み中なので混み合うことを予想して、土曜日の午前中にテントを畳み、下界の自宅に帰ってきた。金精峠を下った辺りから気温が急上昇、高速道路の土日割引の特典を利用して、午後の早い時間に帰宅した。15度近い温度差は、やはり厳しくて、荷物を運ぶとき頭がクラクラした。