芸人さんが使う「はまっている」の新しい(?)用法について
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1382001523
↑参考資料
アンジャッシュ児島って明石家さんまにハマってるらしいですが面白いんですか?
先日、関西ローカルの明石家電視台と言う深夜番組でアメリカザリガニの声高い人が
児島さんが「最近さんまさんにハマってて困る」って自慢してくる言うてましたが
アンジャッシュ自体あんまり分からないんですが…
補足
気に入られてると言うことです。
例として、上記の児島さんとさんまさんを使わせて頂きます。
児島さんが「最近、俺はさんまさんにはまっている。」と発言した場合、俗語ではありますが、現段階で多くの方は、児島さんという人がさんまさんという人に熱中していると解釈されると思います。
しかし、ここではそういう意味ではなくて、自分(児島さん)はさんまさんに気に入られているという意味で、この発言はされているのです。
おそらく、「はまる」という言葉の元々の意味から来ている感覚ではないかと思います。
はまる【填まる/嵌まる】の意味 - 国語辞書 - goo辞書
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/179287/m0u/
1 穴の部分にぴったりとはいる。うまくはいっておさまる。「栓が―・る」「ボタンが―・る」「型に―・る」
つまり、パズルに例えると、自分(児島さん)は、まるでパズルのピースのように、さんまさんというパズルのボードにはまっている、というような感覚だと思います。
しかし、この用法には大きな問題があるように感じます。というのは、
1、最近、俺はさんまさんに「はまっている」。(気に入られている)
2、最近、さんまさんは俺に「はまっている」。(熱中している)
のように、「は」という助詞の前に来る名詞と、「に」という助詞の前に来る名詞を入れ換えても、文章が同じ意味になってしまいます。そうなると、どちらがどちらを気に入っているかは、文脈や状況から判断しなければならなくなります。上記の例の場合は、さんまさんの方が芸能界の大先輩ですので、さんまさんが児島さんを気に入っているという意味だと推測できるということです。
これでは、第二言語話者等の方々には非常に難しくなってしまいます。この使い方が一過性のもので、あまり世間一般に広がらなければいいなあと思います。