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Xotic AC Booster and Xotic AC Plus

今、いくつかレポートしてほしい、とリクエストをいただいているのですが、マイナーな機種ではないのに何故か置いていなくて・・・ご要望をくださった方、もうしばらくお待ちくださいね。
さて、というわけで、昨日楽器屋さんに行くとこれがありました!Xoticの最新ペダル、AC Plusです。その実力は・・・ということで、AC Boosterと共に試してみましたのでレポートしたいと思います。
まずはこちらからいきましょう。そういえばBB PreampRC Booster、AC Boosterはまだ試していませんでしたね。
AC Boosterは、Xoticのギター用歪み系ペダルの中でも最も最初に出たモデルで、回路的にはTS系とは違うようですが、いわゆる「TS系の代わり」として、多くのギタリストに衝撃を生んだペダルです。これが成功しなかったら、その後のRCやBBもなかったでしょうね・・・。操作系統は他のRC、BB同様ゲイン、レベルと2バンドEQです。
大変評判もいいペダルですね。

そしてこちらが、この間出たばかりの「AC Plus」です。こちらでも操作系統は説明しましたが、もう一度簡単に書きますと、右側Ch.Aはプッシュボタン式スイッチのブースト付のオーバードライブで、Volume、Gain、Toneの構成です。左側Ch.Bは3バンドEQを搭載したオーバードライブで、Volume、GainとEQの構成です。あと、コンプレッションの強さを調整するプッシュボタン式のスイッチがあります。
それぞれのフットスイッチはCh.A、Ch.BのON/OFFで、両方をONにすることも可能です。そのときに「どちらが後に来るか」を設定するプッシュ式スイッチが搭載されています。これは押さない状態だとCh.Aが後、押した状態だとCh.Bが後になります。
こうしてみると、機能は豊富ですが、大変分かりやすくまとめられたペダルという印象がありますね。CH.Aがマーシャル系、Ch.Bがフェンダー系とのことでしたが、そのあたりも確かめたいと思います。
では、セッティングいってみましょう。
Fender USA American Standard Stratocaster(Rose wood)

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価格:141,000円(税込、送料込)

というセッティングでした。両方接続していますが、AC PLUSとAC BOOSTERを両方ONにはしていません。では、レポートしてみます。

  • 操作性

AC Boosterについては言わずもがなかもしれません。もはや定番となったXoticのペダルですし、やはり非常に使いやすいです。2バンドEQがフラットでクリック感があるのもBBやRCと同様ですね。
さて、AC PLUSですが、それぞれの機能を理解していれば、何も迷うことはないと思います。設定項目ごとに書かれている表記も大変分かりやすいですし。そしてCh.Bの3バンドEQですが、なんとこんなに小さなツマミにもかかわらず、ちゃんとフラットのところでクリックがあります!これはちょっと感動しました。
Ch.AとCh.Bの接続順ですが、ボタンを押さない状態だとB→Aの順になります。普通はデフォルトでA→Bとしてしまうところなのですが、この辺がXoticらしい部分というか・・・エフェクトは「後につないだ効果が優先される」ことをしっかり分かっているわけですね。つまり、デフォルトのB→Aの接続では、主に音色操作をCh.A側で行うわけです。つまり、これは「どちら側の効果を優先するか」というのを重視した上で、この接続順にしてあるのだと思います。よくできていますね。

  • サウンドレポート

ではでは、いってみましょう!まずは、AC Boosterからです。
先に言ってしまうと、このペダルはすごいです。基本的にゲインはさほど高くなく、たしかにTS系の代わりとして使える、中域メインのサウンドだと思います。しかし、Xoticらしく非常によく効くEQで、チューブスクリーマーではできないような音も作ることができますね。
EQは特にブースト方向に強く、中でも低域のブーストはすごいです。これはBB、RC共に全て同じ傾向でしたので、おそらくEQ部分では同じ回路を使っているものと思われます。
ピッキングニュアンスの反応も素晴らしいですね。これほどよく反応するのは、同価格帯で他ではCOT50やTimmyくらいでしょうか。この2機種は特に反応性が高いのですが、それと同等だと思います。個人的に、BB、RCと比較してこのAC Boosterが一番好きかもしれません。これは欲しくなりました!

そして、Xotic AC Plusです。
Ch.Aからいきましょうか。こちらのチャンネルは通常の3ノブオーバードライブにプッシュ式スイッチのクリーンブースターが搭載されたものです。こちらは「マーシャル系」との話ですが、たしかにそれっぽい方向性はあるものの、むしろ高品位な非対称オーバードライブのように思いました。たしかにLandgraffなどで非対称のクリッピングをマーシャルモードと言いますので、マーシャル系といえばそうなのかもしれません。
ゲインは高くなく、Z.VEX BOX OF ROCKやCOT50と同程度の低いゲインで、フルゲインでもクランチ+α程度のゲインですね。ブースターはおそらくCh.Aの後段に位置していて、ゲインはそのままで音量を上げてくれます。この音量の上がり具合が絶妙で、バッキングとソロで使い分けるのにちょうどいい感じですね。これは外部ペダルを使ってもいいですからフットスイッチでブーストができるようにしてほしかったところです。
さて、Ch.Bですが、このチャンネルこそまさにAC Boosterです!
「AC Boosterとは全く関係ない」と書かれたりしているこのAC PLUSですが、EQを完全フラットにしたときのサウンドは、まさにAC BoosterでEQをフラットにしたときのものとほぼ同じです。少しだけゲインが低く設定されていますが、これはほぼ同じ回路だと考えていいと思います。
ただ、AC PLUSでは3バンドEQなので、フラット以外の位置では音が変わってきますね。傾向は似ていて、同じような音も作ることができますが、音作りのやり方は違っています。AC Boosterが「倍音」と「音圧」という感じで音を作っていく感覚でしたが、こちらはもっと詳細に時間をかけて音作りしていくタイプです。EQの効き方も違っていて、AC PLUSではAC Boosterのように「幅広く効く」という感じではなく、「細かく作れる」という方向性のように思いました。Ch.Aのブーストスイッチもそうですが、おそらくAC PLUSはレコーディング向け、AC Boosterはライブ向けという分け方をしているんだと思います。もちろんAC PLUSもライブで十分使えますけどね!
さて、Ch.Bのコンプレッションの設定スイッチですが、これはちょっと試奏程度の音量ではほとんど変わりませんでした。確かにHardにするとより圧縮されたというか、TS系に近い、甘い音にはなるように思いましたが、本当に微妙というくらいの変化でした。大音量になるとまた変わってくると思います。

そして、Ch.AとB、両方ONにすると、どちらもかなり低くゲインが設定されていた理由が分かります。
このペダル、片方のチャンネルでもどちらもすばらしいんですが、両方ONにすることもちゃんと想定されていたんですね!両方ともONにしてどちらもフルゲインにしても、歪みすぎることなくちょうどいいゲインで、「このペダル単体」の歪みで普通のロックなら1曲通せるくらいです。接続をCh.Aが後ろにしたときにはCh.Aの音に、Ch.Bを後ろにしたときにはちゃんとCh.Bの音になる点もすばらしいですね。もちろんゲインはそれぞれ片方ずつよりは高く、また音も違うのですが、方向性としてやはり「後に接続したチャンネル」の音になります。
ブーストスイッチはどちらの接続でもしっかりと機能します。ただ、やはりCh.Aが後の時の方が効きはいいですね。
とにかく全体的に「どのセッティングでも使えるサウンド」というお決まりの文句が、そのまま表現されているようなペダルです。セッティングも思ったとおりに操れる、大変まじめに作られたペダルだなぁ、という印象でした。どこかが飛びぬけたようなタイプではなく、地道に平均的に底上げがされている、というタイプのペダルです。これはすごいですよ!
 
というわけで、今回はXotic AC Boosterと、同じXotic AC Plusのレポートでした。なんというか、どちらもすごくいいペダルですね!本当に真面目に作られたエフェクトだと思いました。是非、試してみてください。すごいっすよw



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