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320design Landmighty 〜エフェクト世界紀行 Vol.22


先日BG AF-60をレビューさせていただいた、minyさんのオリジナルブランド、320designのフラッグシップオーバードライブをお借りしましたので、またこちらでレビューを書かせていただこうと思います。
今回レビューさせていただくのは、「Landmighty」という多機能オーバードライブです。さまざまなコントロールの組み合わせで好みにあわせた音を作ることができるというオーバードライブペダルですね。
では、いってみましょう。

320design Landmighty


こちらが、そのLandmightyです。デザインのイメージは大自然という感じでしょうか。ペダル手前側に3ノブと3モードスイッチ、左上に1ノブと3モードスイッチが搭載され、多彩な音作りができるモデルです。オフィシャルサイトにも書かれているとおり、Landgraff Dynamic Overdriveの回路をベースに、オリジナルなアイディアと調整を経て誕生したというオーバードライブですが・・・一応誤解されないように先に書いておきますと、このペダルはLandgraffクローンではありません。仮に回路が似ているとしても、音はLandgraffとは全く別の物で、TS系はTS系ですがLandmightyオリジナルのサウンドを作ることができます。また、320designさんとしても、それを狙って作られていると思われます。
では、コントロールを見てみましょう。

手前側のノブはtone、drive、volumeと、クリッピングの切替が搭載されています。ベースとなったLandgraffと同様のコントロールですね。クリッピングは上からLED、クリップなし、ダイオード対称という形になっています。

そして左上のオリジナルコントロール。ここにはcharacterコントロールと、Normal、Light、Warmの3モードスイッチが搭載されています。基本的に、手前側のコントロールでオーバードライブのゲインやトーンを決定し、左上のコントロールで音色の方向性を決めるという具合に、コントロールがまとめられています。

先日のBG AF-60ではちょっと、内部パーツの関係から写真を撮れませんでしたが、こちらは内部写真OKとのことで、掲載させていただきます。基板はユニバーサル基板で、配線はすべて手配線です。Opampはソケットに載せられていて、自己責任において交換することもできます。これだけのコントロールがあるにもかかわらず、内部配線は非常にすっきりとしています。

フットスイッチ部。トゥルーバイパスで、バイパス部にはWEの線材が使われています。

相変わらず高いデザイン性も発揮されています。このペダルは徹底的に「動物」にこだわり、Landmightyの文字やcharactorノブ、そしてペダル奥側の320designロゴと、いろいろな部分で動物が登場しています。ちなみにこのペダルで、黒くなっている部分・・・文字や絵のところですね、は単純なプリントではなく、すべて「彫られています」。触ると凹凸を感じることが出来ますし、黒い部分もプリントでは出せない、立体的な味わいがあります。もちろんいろいろな加工法はありますが、雰囲気として、手彫りっぽい作りです・・・ホントすばらしいです。ちょっとオリジナルのアクセサリーとか頼んでみたい気分になりますw(追記;メールにてご指摘いただきました。誤解させやすい文章だったかもです。実際にどういう加工か分かりませんが、雰囲気がそういう感じということです。)
では、レビューの方いってみましょう。

  • 操作性

多機能ペダルによくある操作性の問題ですが・・・このペダルに関しては特になにもありません。各ノブやスイッチの役割はちゃんと分かれていますし、ペダル手前側につけられたノブも、形状の関係もあると思いますが、他のペダルとくっついて置いてあってもちゃんとコントロールできます。また全てのノブがフットスイッチからはなれて設置されているため、おおまかに踏み込んでもノブ設定を変えずにすみますね。これは試したわけじゃありませんが、ラバーソ−ルとかブーツとかの、ごつい靴を履いていても大丈夫だと思います。

  • サウンドレポート

では音を。まずサンプルを録ってみました。ライン録りという性質上、mp3にすると細やかな違いが分かりにくいため、しっかりと違いが出せるセッティングで3種類の音を出してみました。ギターはテレキャス、Volume、Toneともにフル、characterノブとtoneノブは12時、左上のモードはwarm固定です。クリッピング切替により当然音量変化が生じますので、それらにあわせてVolumeノブは変化させています。

LEDクリッピング、フルゲイン
Download

と、こんな感じでしょうか。基本的にはやはりTS系のサウンドなんですが、レンジは広いです。といっても広すぎず、使いやすいです。反応性は特に高いわけではありませんが、必要十分といった感じで、むしろ気軽に使えるかもしれません。手前の基本的なコントロールはくせがない効きで、ゼロからフルまでスムーズに可変します。左上の音質コントロールですが、いろいろお好みもあるかと思いますが・・・characterコントロールを左にまわすとコード向き、右に回すとソロ向きな音になる印象です。ミッドレンジの出方が変わり、全体的なレンジの広さも変化するんですが、ここは大きく可変することはなく、基本的に手前のコントロールで作った音を好みや曲に合わせて微調整するのがいいのではないかと思います。Normal、Light、Warmの3モードスイッチは、まさにその名前のまま変化をします。ライン録りだと少し高域が強くなるので、今回のサンプルではwarm固定にしましたが、ここは使うアンプやギターに合わせて選択するとよさそうですね。
弾き手に全てを委ねるのではなく、音の選択肢をたくさん与えてそこからチョイスして音を作っていくタイプのオーバードライブだと思います。そして、その選択肢すべてが、きちんと作られた音になっていて使いやすいのもポイントですね。強烈な個性があるタイプとは違い、どちらかといえば正統派なサウンドですが、その分実践志向で使いやすいのではないでしょうか。
 
というわけで、320design Landmightyのレビューでした。デザインから配線、組み込みと非常に手間のかかったペダルで、しかも高い品質の音で使いやすいペダルということで、高いレベルでよくまとまったペダルだと思います。実は最初に見た時、自作系にありがちな、「Landgraffをさらに多機能にしました。しかもLandgraffより安いです。」というペダルに見えたんですが、実際使ってみるとまったくそんなことはありませんね。完全にオリジナルな音を確立されていて、ベースの回路とかはもう関係ありません。ビルダーのminyさんはこのペダルを完成させたことで、320design設立を決意されたとのことですが、それはとてもよく分かりました。ノイズもないし、本当によくできていると思います。



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