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※記事中に表示している価格は変動することがあります。参考程度に見てください。
一部、当サイトの内容を説明文等に使用している楽器店さんがあるようですが、当サイトとは一切関係がありません。

2014-05-11

あのケンタウロスをエレハモがクローン!「Electro-Harmonix Soul Food」とKLONオリジナルCentaur/KTRを比べてレビューします!

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2013年の年末、サイト上で発表され、2014年Winter NAMM Showにも出展されて大きな話題となったオーバードライブペダル、Electro-Harmonix Soul Food

このペダルは、あのTak MatsumotoCharの使用でも知られる、かつてKing of Overdriveと称えられたオーバードライブ/ブースターペダル、「Klon Centaur」のクローンモデルというペダルです。

Electro-Harmonixの代表、マイク・マシューズが「なんや市場にはやたら高いオーバードライブがあるらしいやんか。うちらでちゃんと料理したろうやんけ。」と言ったかどうか知りませんが、そういう経緯で作られたペダル、というのがこのSoul Foodということです。

Tone aficionados kept telling EHX’s Mike Matthews about a pedal that had achieved a lot of buzz because it was only obtainable at an exorbitant price. That pedal was the KLON CENTAUR.

A believer in bringing great tools to starving musicians, Mike tasked his trusty team to create an affordable alternative, and that is how the SOUL FOOD was cooked up.

The SOUL FOOD delivers transparent overdrive with great touch and response. Its circuitry features boosted power rails to provide abundant headroom and increased definition. Best of all, you don’t have to be a rock star to own one!

これがエレハモ公式の説明文。だいたいそういうことですよね。そこで今回は、このSoul Foodと、オリジナルKlon Centaur、さらにKlon KTRをそれぞれ比べてみたいと思います。

では、行ってみましょう!

Electro-Harmonix Soul Food

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こちらが、Soul Foodです。シンプルな3ノブのMXRサイズ、通称Nanoシリーズのペダルですね。Soul Foodとは、もともとかつての奴隷制度の中で生まれたというアフリカ系アメリカ人の伝統的な料理を指します。アフリカン・アメリカンの魂が込められた料理、という意味はもちろんありますが、これらの料理は脂っこくてボリュームの高い料理という側面もあります。そう考えると、この名前には音をぶっとく歪ませる、というイメージも込められているかもしれません。

 

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コントロールは左からVOL、TREBLE、DRIVE。オリジナルKlonのモデルは両者とも、左からGain、Treble、Outputですので、ノブの配置は逆転しています。

 

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今回比較する3台です。左がオリジナルKlon Centaur、右がKlon KTRです。KTRとCentaurについては以前のレビューも見てみてください。

では、内部を見てみましょう。

 

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裏蓋を開けると、シリアルナンバーが書かれています。

 

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基板はこんな感じです。基本的に表面実装パーツを中心とした基板ですね。

 

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OpampはTL72Cが使われています。もう1つあるTC7660SCというパーツは昇圧用のパーツです。

 

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フットスイッチのすぐそばに、切替スイッチがあります。これでトゥルーバイパスとバッファードバイパスを切り替えられます。KTRにある機能ですね。

 

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クリッピングダイオードは普通の黒い1N4002ダイオードが使われています。これはクリッピング用ではないようです。普通のシリコンダイオードが基板の見えない所にあるということです。

 

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筐体のジャック部は独立した穴ではなく裏蓋を閉めた時に閉じられるようになっています。これにより、基板にジャックまですべてを組み込んでから筐体に収めることができるようになっています。

 

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こちらが基板の裏側です。

 

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正しいクリッピングダイオードはこちらですね。普通のダイオードです。

 

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そして2連ポット。6つの端子をこのように並べることで、厚みを薄くしています。

 

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では、Klonモデルの中身も見てみましょう。まずはKTRから。

 

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筐体にあるKindly remember : the ridiculous hype that offends so many is not of my making.の文字。誇大広告でやたら祭り上げられるのは好みじゃないんだよ、というような言葉です。

 

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Soul Foodでは裏蓋を開けて操作したバイパスモードのスイッチですが、こちらは筐体側面から操作出来ます。バッファードバイパスの方がだいたいの場合で良い、という趣旨の言葉が書かれています。

 

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内部基板です。基本的に実装パーツで作られているあたりも、Soul Foodと似ています。

 

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OpampはTL072Iです。

 

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そして、Klonのビルダー、Bill Finneganがこれだけは欠かせないと言った、クリッピング用のNOSゲルマニウムダイオード。Soul Foodでは使われていませんでしたが、これがどのような違いを生むのでしょうか。

 

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続いて、オリジナルCentaurです。1994年頃から作られていたというKlon Centaurは2009年末、突如として生産完了を発表。2012年にKTRが発売されたという流れがあります。そのKTRも、現在は生産が停止していて、国内だけでなく世界でプレミアムな価格で取引されるようになっています。そろそろまた再開するかも知れないみたいな話も聞いたんですが、そのあたりは定かではありませんが・・・すでに生産を完了したオリジナルCentaurに至っては、さらなるプレミアムな価格が付いていますね。

Klon Centaurは、最初期はシルバーの筐体にケンタウロスの絵が描かれており、その後ゴールド筐体+絵ありに変わります。その絵も、しっぽの長さによって初期のロングテール、その後のショートテールへと変革があり、後に絵はなくなります。最終的にはシルバー筐体+絵無しのモデルとなりました。

今回使うCentaurはゴールドの絵が無いモデルなので、最終モデルの1つ前のデザインということになります。なお、Centaurは注文を受けた際に多少のパーツのカスタマイズのようなことも行っていたようで、それにより個体によりゲインなどに違いがあるとも言われています。

 

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内部はこんな感じです。基板にはモールドがかけられています。筐体まで含めてオリジナルで製作されています。

 

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Gainノブは2連ポットで、クリーンミックスも同時に調整しているということですね。もちろんKTR、Soul Foodも同様です。

 

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シリアルは3858番。すごく個人的なことなんですが、こちらのブログで1番違いの3857番のものが掲載されていました。ちょっとおもしろかったのでリンクさせていただきました。

 

では、写真はこんなもんですかね。それではレビューしてみましょう。

 

  • 操作性

まずは操作性です。これに関しては、オリジナルKlonの両モデルと比べてもSoul Foodが最も良いです。左Vol、右Driveというスタンダードな配列はもちろん、Klonのノブはかっこよさは別として、手前上から見ると今指している場所が分からないこともあったりしますので、その点は間違いないですね。

バイパスモードを頻繁に切り替えるなら、KTRの方が操作性は良いといえますが、そうでないなら、筐体サイズも最小のSoul Foodが一番使いやすいと言えるとは思います。

 

  • サウンドレポート

では、音について。まず先に述べて起きますが、オリジナルCentaurはもちろん、KTRとSoul FoodもバッファはONにしています。

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バッファONにして直列で比較するともしかしたらその影響により多少有利不利が出るかも知れませんので、このHopper Pedalというブランド(すでに廃業しています)のトゥルーバイパススイッチャーを使って切替をしています。このスイッチャーはパッシブの直列ループなので、特に比較の上で音色に影響は与えていないと思います。

では、まずはサンプルサウンドから。

サンプルサウンド1(Buffer)

全てのペダルをOFFにして、バッファードバイパスの音色を比較しています。

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  • 録音環境

ギター:Fender USA American VIntage 57 Stratocaster リアPU

アンプ:Koch Classic SE C-SE6C クリーンセッティング

Centaur:OFF

KTR:OFF

Soul Food:OFF

クリーン→Centaur→KTR→Soul Food

サンプルサウンド2(Medium Gain)

Vol/Output以外を12時にしてのサウンドです。

f:id:toy_love:20140511201525j:image

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  • 録音環境

ギター:Fender USA American VIntage 57 Stratocaster リアPU

アンプ:Koch Classic SE C-SE6C クリーンセッティング

Centaur:Gain:12:00、Treble:12:00、Output:9:00

KTR:Gain:12:00、Treble:12:00、Output:9:00

Soul Food:Drive:12:00、Treble:12:00、Vol:9:00

Centaur→KTR→Soul Food

サンプルサウンド3(High Gain)

ゲインを高めにしたオーバードライブサウンドです。

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  • 録音環境

ギター:Fender USA American VIntage 57 Stratocaster リアPU

アンプ:Koch Classic SE C-SE6C クリーンセッティング

Centaur:Gain:3:00、Treble:12:00、Output:9:00

KTR:Gain:3:00、Treble:12:00、Output:9:00

Soul Food:Drive:3:00、Treble:12:00、Vol:9:00

Centaur→KTR→Soul Food(それぞれサンプルの中盤でギターVolを8にしています)

サンプルサウンド4(High Gain/Treble Up)

ゲインを高めにし、トレブルも高く設定したサウンドです。

f:id:toy_love:20140511201523j:image

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  • 録音環境

ギター:Fender USA American VIntage 57 Stratocaster リアPU

アンプ:Koch Classic SE C-SE6C クリーンセッティング

Centaur:Gain:3:00、Treble:3:00、Output:9:00

KTR:Gain:3:00、Treble:3:00、Output:9:00

Soul Food:Drive:3:00、Treble:3:00、Vol:9:00

Centaur→KTR→Soul Food

サンプルサウンド5(Low Gain)

ゲインを低くしたブースターサウンドです。

f:id:toy_love:20140511201522j:image

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  • 録音環境

ギター:Fender USA American VIntage 57 Stratocaster リアPU

アンプ:Koch Classic SE C-SE6C クリーンセッティング

Centaur:Gain:9:00、Treble:12:00、Output:9:00

KTR:Gain:9:00、Treble:12:00、Output:9:00

Soul Food:Drive:9:00、Treble:12:00、Vol:9:00

Centaur→KTR→Soul Food

まずはこんな感じです。比べてみると分かりますが、そうとう似ているのは間違いないですね。まずサンプル1では、高名なCentaurバッファのサウンドを試してみました。こうして聞くと、「音が太くなる」というCentaurバッファですが、実はハイがけっこう出ていることも分かります。バッファとしての音色では、オリジナルCentaurが太く、KTRとSoul Foodはほぼ違いがありませんでした。実装パーツとそうでないパーツの違い、ということなのかもしれません。

続いてのサンプルでは、ノブの位置を合わせつつ音を出してみました。もともと音量をがつんと稼げるペダルなので、クリップを避けるため音量は全て9時に設定しているんですが、ポットのカーブの関係でこのあたりで急激に音量が変わる(特にSoul Food)という特性があります。できるだけ音量を揃えましたが、厳密に9時の設定ではSoul Foodが音量が大きめになりますので、少しだけ下げています。8時50分くらいにw

基本的な歪みなどはかなり近いと思います。こうして聞くと、KTRが最もブースターっぽくゲインが低めで、Soul Foodが最もゲインが高めですね。Gain12時くらいではほとんど変わりませんがゲインを上げると違いがちょっとずつ出てきます。サンプル3でギターのヴォリュームを動かしてみましたが、CentaurとKTRはほぼ同等のレスポンスでゲインが下がったのに対し、Soul Foodは若干ゲインの下がりが少なく、レスポンスが抑えられていることが分かります。

歪みのレスポンスを作る要因というのはいろいろあるんですが、可能性として、クリッピングがCentaurとKTRはNOSのゲルマニウムダイオード、Soul Foodは普通のダイオードなのでそれによる違いと言えるのかもしれません。

さらにTrebleを上げるとその違いも分かりやすいと思います。Centaurはギターのヴォリュームを下げなくても、アルペジオと和音でゲインの差を簡単に付けることができます。実際その特性は全てに共通していますが、ここでも少し、CentaurとKTRのレスポンスが優れていると思います。

あとは、音色全体に言えることですが、CentaurとKTRに対し、Soul Foodはどうしても音が平面的になるような印象がありました。サンプルではちょっと分かりにくいかも知れませんが、実際にギターアンプの前で弾けばその違いはすぐに分かると思います。特にゲインを上げると、Centaurはけっこうゲインが上がるんですが同時に透明感を失わず、KTRはよりブースターっぽさが強くなるものの、音の立体感というか、奥行きのような感覚はどちらもあります。Soul Foodは、両Klonオリジナルに音はすごく似ているんですが、その部分では一歩及ばず、と言えます。

ここまで、Soul FoodはCentaurやKTRに比べて若干劣っているような要素があることを書きました。でも、正直、だからなんだって感じですね。もちろん、エレハモはオリジナルで回路を開発したわけではありません。Klonはオリジナルです。そこで予算が違っている、というのは確かにあるかも知れませんし、組込やパーツ(ダイオード部など)の違いもあるでしょう。とはいえ、価格帯がこれだけ違うペダルで、ここまで肉薄できる、という見方も出来るわけです。

CentaurやKTRが偉大なペダルなのは言うまでもありません。今はどちらも品薄で価格が上がっているにもかかわらず、欲しい人は絶えないんですから。やはりオリジナルモデル、という強みもありますし、それを手にしているという満足感もあり、そしてもちろん、音も素晴らしいです。

一方でSoul Food。なかなか入手できず、高額なペダルにかなり近い音色を手頃な価格で入手できるわけです。今は発売されてから時間が経っておらず、供給が追いついていないようなのでなかなか入手に時間がかかるようですが、そこはエレハモ、当然のように解消されていくことだと思います。

CentaurやKTRのサブ機としても良いですね。手頃で、おそらく今後、どこでも入手できるようになると思いますので、Klonに何かあったときのために、またはステージではSoul Foodで、レコーディングではKlon、というような使い方もできると思います。このあたりは大きなメーカーの強みですね。

最後におまけを。

サンプルサウンドおまけ(まとめてON)

3台を重ね掛けしたサウンドです。

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Download 聴けない場合はこちら

  • 録音環境

ギター:Fender USA American VIntage 57 Stratocaster フロントPU

アンプ:Koch Classic SE C-SE6C クリーンセッティング

Centaur:Gain:3:00、Treble:12:00、Output:9:00

KTR:Gain:3:00、Treble:12:00、Output:9:00

Soul Food:Drive:3:00、Treble:12:00、Vol:9:00

Soul Food→Centaur+Soul Food→Centaur+KTR+Soul Food(接続順はCentaur→KTR→Soul Food)

CentaurとKTR、Soul Foodの重ね掛けです。実はこの重ね掛け、少なくとも2台を同時にONにする場合は、最終段がSoul Foodであることに意味があります。CentaurやKTRが後段にある場合、ここまでの分厚い歪みにならず、Fixed Wahみたいな、ミッドだけがやたら強くなる音になります(これもけっこうその傾向はありますが)。Soul Foodの歪みやすさがブーストされることで、分厚い歪みを作ることができるわけですね。

3台同時ONは、もうすさまじいエンドレスサステインの極厚ミッドレンジ祭りです。ただ、これはこれでけっこう使える音になっている、というのもCentaur回路のすごさですね。

 

というわけで、Klon Centaur、Klon KTR、そしてElectro-Harmonix Soul Foodのレビューでした。

Soul Food、さすがにCentaurやKTRと同じとは言えないかも知れませんが、かなり頑張っていると思います。これは足下に1台、置いておいて損はないと思いました。

 

サンプルムービー

サンプルムービー2

サンプルムービー3

Centaur vs Soul Food

 

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