様々なギターやベース、エフェクター、アンプなどを制作する世界的なブランド、Ibanezから、NAMM SOHWにも出展されたモダンなスタイルのギターが登場です。メタル向けのギターをラインナップするIron Labelシリーズからの登場ですね。
Iron Label RGIF7-BKF
Iron Label RG7弦モデル “ファンド・フレット・システム”Ibanez 《アイバニーズ》 Iron Label... |
このシリーズの特徴は、マルチスケールを採用した、ファンドフレットシステムを搭載しているということ。見ての通り、1弦側から7弦側に放射状に広がるようなフレットが打たれており、ナット、ブリッジ部も1弦側が短く、7弦側ほど長くなっていきます。弦ごとにスケールを変えることで全体のテンションのバランスをとり、演奏性や音の明瞭さなどを求めたシステムですね。
ボディはアッシュ、ネックはメイプルとブビンガを組み合わせた5ピースのNitro Wizard-7ネックを搭載。指板はローズウッド、24F仕様です。スケールですが、1弦が648mm、7弦が686mmとなります。
ピックアップはEMG 808Xを搭載。このピックアップは8弦用のモデルですが、スケールに合わせ、斜めに搭載するため7弦に合わせたサイズとしてこちらが使われているようです。
コントロールは1Vol、1Toneとピックアップセレクターを搭載。セレクターは3Wayか5Wayか今のところ分かりません。ブリッジは「Mono-rail bridge」。各弦が独立したブリッジですね。マルチスケールのため一体型では使えないということだと思います。ハードテイルですね。
弦は、.009-.042のダダリオEXL120と、ロー弦に.059を標準搭載。チューニングは半音下げが出荷状態となるようです。
Iron Label RGIF8-BKF
Iron Label RG8弦モデル “ファンド・フレット・システム”Ibanez 《アイバニーズ》 Iron Label... |
ネックは8弦用のWizard-8となり、ピックアップは9弦用のEMG 909Xに変わります。
スケールは1弦側が648mm、8弦側が692mmです。
弦は.009-.042のダダリオEXL120と.059、さらに.080を搭載。ファクトリーチューニングは半音下げの1〜7弦とローFという組み合わせです。
モダンでテクニカルなプレイに、無機質で明瞭な響きを作るには各弦のチューニング精度を高めたり、テンションを均一化するといった手法が欠かせません。昨今のモダンなモデルやエルゴノミクスなギターはマルチスケールなども当たり前になりつつあります。
ただ、そういったモデルはまだまだ高価なものが多いのもまた事実です。今回のモデルはIbanezがメタルのために開発したIron Labelにラインナップされ、かなり手頃な7弦、8弦ギターにモダンな要素を組み合わせたということでも注目のモデルですね。
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