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一部、当サイトの内容を説明文等に使用している楽器店さんがあるようですが、当サイトとは一切関係がありません。

2012-12-20

iPadのDAWにあのCubaseが参戦!「Steinberg Cubasis」登場!

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非常に本格的なDAWをiPadの上で動かすことができる、ということで話題になった「Auria」に続き、DAW、DTM系のソフトウェアを多数製作し、最近新バージョンの定番DAW「Cubase 7」を発売したSteibnergが、大手のDAWメーカーとしては初めて、iPad用のDAWアプリをリリースしました。

この「Cubasis」は、PC用のCubaseのインターフェイスを受け継ぐ形で作られるiPad用のアプリです。

動作はiOS 5.1以上。無制限のオーディオ、MIDIトラックに対応し、容量の許す限り、レコーディングを行うことができます。さらに、Steinbergの定番ソフトウェア音源(バーチャル音源)、Halion Sonicを元にした71種類の専用の音源も付属していて、単純にレコーディングが出来るだけでなく、その場で演奏した音を録音したり、ミックス編集などを行うことができます。

ミキサーには11種類のエフェクトを搭載し、バッキングとして使える200種類以上のドラムループトラックを収録。キーボードやドラムパッドを画面に出して演奏することもできますし、外部MIDIキーボード等を接続して音を出し、それを録音することも可能となっています。

また、キーエディタが付属しているので、実際に演奏ができなくても楽曲を構築することができます。AudioCopyやメール送信、SoundCloud、Dropboxによるファイル共有が可能で、PC内のオーディオやMIDIを読み込んだり、逆にCubasisで製作したプロジェクトファイルをCubaseで読んだりすることができます。(Cubase 7/6.5、Cubase Artist 7/6.5、Cubase Elements 6、Cubase AI6、Cubase LE6以上のバージョンに対応。それぞれCubasis Importerのインストールが必要となります。)

製作した楽曲をPC等で読めるのはもちろんなんですが、プロジェクトファイル、つまり各トラックの音源や編集、オートメーション、MIDI等の情報をまとめたプロジェクトファイルを、対応のCubaseが必要とは言えそのままPCで読むことが出来るというのはとても素晴らしいですね。

例えばスタジオでとりあえず録って、ある程度の編集まで行っておき、自宅などのメイン環境でPCを使ってより細かな設定や編集、さらに追加の録音等を行う、ということも可能となっています。また、ほぼ完全にレコーディング専用のアプリだったAuriaiconと違って、Cubasisは最初から多くのバーチャル音源を搭載しているという点も注目です。

もちろんAudioCopy対応なので別のアプリを使って作った音をCubaseで読み、マルチトラック化して楽曲を構築していくことも可能。これだけの多機能でありながら本体サイズは197MBとコンパクトに抑えられているのも良い点ですね。簡易的ではありますがアンプシミュレータを備えているので、ギターをiRig等で直接つないで録音、といったことも可能です。

正規で対応しているハードウェアは以下の通りです。

  • オーディオデバイス

Alesis iO Dock

PEAVEY AMPKIT LINK

Apogee Jam

Blue Mikeyicon

Focusrite iTrack Solo

Line 6 Mobile In

RME Fireface UCX

Sonoma Guitar Jack 1/2

Tascam iU2iM2iconiXZ

Apple Camera Connection Kit USB adapter

Apple earphones

  • MIDIデバイス

Yamaha i-MX1

Alesis iO Dock

iConnect MIDI

IK Multimedia iRig KEYS

Line6 MIDI Mobilizer IIMobile Keys

Tascam iU2

Apple Camera Connection Kit USB adapter

※これらは現時点で公式ページに記載されているモデルなので、新しいモデルやメーカーで未検証のモデルを始め、対応している機器はまだ増えていくと思われます。

デモムービー

イントロダクションムービー(英語)

これはまたすごいアプリが出てきました。iPadを楽器の1つとして使ったパフォーマンスはこれまでも多く見られましたが、今後さらに本格的な楽曲製作をiPadを使って行う、というのが1つの形としてより成熟していくのではないかと思います。

こういうのはいい傾向ですね。

 

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2012-12-08

iPhone/iPadのボーカロイドアプリにニューモデルが登場!「iVOCALOID 蒼姫ラピス」ちょっと使ってみました。

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数年前、初音ミクのブレイクから始まったヴォーカロイドの大きなブームは、ネット上を中心の「ボカロ」というジャンルを確立し、音楽として、またキャラクターとしての側面も合わせて様々な作品が作られています。

その元となるソフトウェアシンセサイザー、ヴォーカロイドも、現在はいろいろなバリエーションの声を実現し、バージョンも3となって様々なラインナップが揃っています。

基本的に、今のVocaloid3は、エディタと各種音声ライブラリを組み合わせることでいろいろな歌声を再現するシステムとなっています。(ちなみに現時点で初音ミクはVOCALOID2が最新)

また、VOCALOID3からはいろいろなメーカーの参入も実現していて、例えば初音ミク等はクリプトンが発売するフルセットのソフトだったわけですが、VOCALOID3では、基本的な技術を持つYAMAHAと契約することでAPIを公開し、様々なライブラリの開発が実現。例えばYAMAHAからはMewVY1、INTERNETからはMegupoidLily、AH-Softwareの結月ゆかり・・・といったように、様々なライブラリが発売されています。

そんなVOCALOID3のライブラリの1つとして、YAMAHAから「蒼姫ラピス」というモデルが発売されています。このモデルは、イラストレータCARNELIANのイラストをモチーフとし、一般のオーディションで歌声を決定して作られたというヴォーカロイドライブラリで、元気よく歌う高音からやさしい低音といった特徴のある女性ヴォーカルをシミュレートすることができます。

 

そして、その「蒼姫ラピス」がiOS用のヴォーカロイドアプリとして登場です!

製作はYAMAHA。登場したのはiPhone/iPad/iPod touch用のアプリ「iVOCALOID 蒼姫ラピス」と「VocaloWitter 蒼姫ラピス」の2種類のアプリです。

それぞれの特徴ですが、まず「iVOCALOID」「VocaloWitter」の違いにについて。「iVOCALOID」は、いわゆる楽曲のヴォーカルを作るための一般的な「ボカロ」のiOS用アプリとなっていて、すでに「iVOCALOID-VY1」「iVOCALOID-VY2」というモデルが発売されています。

VY1は力強い女性ヴォーカル、VY2は男性ヴォーカルをシミュレートしたものとなっています。

一方「VocaloWitter」は、ボカロライブラリを用いて「言葉とピッチカーブを入力するだけでつぶやきや歌のフレーズ」を手軽に作ることができるという作曲支援的なアプリとなっています。これまでのVocaloWitterはライブラリに「VY1」を用いた形でしたが、そこに追加で蒼姫ラピスライブラリのバージョンが作られた、というのが今回のニューモデルですね。

 

で、発売記念としてそれぞれ期間限定で安くなっているみたいなので、試しに「iVOCALOID 蒼姫ラピス」を使ってみました。

簡単にですが、レビューしてみたいと思います。

iVOCALOID 蒼姫ラピス

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起動画面です。ソフトシンセながら、こうしてキャラクターがフィーチャーされる感じはボカロ特有ですね。キャラクターを好きにしゃべらせたり、歌わせたりできる、という一面も、確かにヴォーカロイドに人気が出た1つの要因だと思います。個人的にはあまりキャラクターに感情移入するって感覚はよく分からないところもあるんですが、好きな方には嬉しいところなんだと思います。

 

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こちらが、メインの操作画面。上写真が横置き、下写真が縦置きの状態。iPadで表示した場合です。表示されているものは同じで、メニューパネル、ピアノロールエディタ、歌詞入力部となっています。

DAWソフト等ではおなじみですが、メロディの編集は中央のピアノロールエディタで行います。PC用とは違い、よりライトなユーザー向けの仕様ということで、最大17小節まで、最小単位は8分音符というところを変えることはできません。画面表示のサイズは変更可能で、音域ももちろんより広い範囲で作ることができます。

 

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各種操作はこのメニューパネルから行います。簡単に左から新規作成/ファイルを開く、削除、書き出しのボタンがあり、続いて最初に戻る、巻き戻し、再生、早送りのプレイ操作部、次にテンポ設定があり、機能設定、1つ前に戻す、やり直す、ヘルプとなっています。

 

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まず、新規作成はファイルを開く場合。こうして保存されているファイルを見ることができます。最大64までのファイルを保存することができ、それぞれの歌詞が表示される形となります。

 

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削除メニューはこんな感じで、全てを削除するか、歌詞のみ、ノート(メロディ)のみを削除するか選択できます。

 

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書き出しはこんな感じ。

「メールで送信」は、PC用のVOCALIDで使えるVSQというファイル形式で現在のデータを送信できます。「ノートの整理」は、現時点では何か分かりませんでした。「ミックスダウン」は、Wav形式にエクスポートして保存、AudioCopy、AudioPasteはそれぞれ楽曲のコピー/ペーストで、別のアプリにヴォーカルサウンドをコピーしたり、別のアプリからバッキングトラックをペーストしてきたりすることができます。

 

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次はテンポ設定画面。テンポは数値の入力、スライドバーの調整、タップテンポの3種類の方法で設定可能です。

 

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機能設定画面ではリバーブのON/OFF、およびバッキングトラックの設定が可能。バッキングトラックは最初から入っているもの以外にも、ミュージックライブラリから持ってくることもできます。

 

横画面では右上、縦画面では下部にあるのが歌詞入力部です。歌詞は、ピアノロール内の1音につき1文字、または「にゅ」などの小文字を含む2文字、あてはめることができます。なので、例えば楽曲では4分音符だったとしても「きになる」のような4文字の言葉をしゃべっているなら、16分音符ごとに区切る必要があります。

しかし、このiVocaloidでは最小単位が8分音符となっているため、16分音符を実現するにはテンポを倍にして、2小節を1小節として作る必要があります。このとき、見かけ上17小節でも実際には8.5小節分しか作ることができなくなるので注意が必要です。

では、17小節以上のヴォーカルを作ることはできないのか・・・というと、実はそうでもありません。

例えばヴォーカルのレコーディングを考えます。通しで歌う方もいるとは思いますが、レコーディングでは細かく分けて歌うような形もありますよね。それと同じように、必要な部分だけを作り、後でまとめて楽曲にすることも可能です。今ではAuriaのような本格DAWアプリもあるので、そういったアプリと合わせることでより長いトラック製作も可能。もちろんPCのDAWソフトでも編集することができます。

 

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さて、次はこちら。ピアノロールエディタ下部にある、1〜17の小節選択部・・・の左にある「▲」マークをタップすると、このような画面が出てきます。

この画面では、より細かく「歌の表情」を設定することができます。この画面は「DYN」、ダイナミクス(音量)のコントロールをピアノロールエディタの最小単位ごとにシーケンスすることのできる画面です。ペンのようなアイコンがONなら書き込み、消しゴムアイコンがONならコントロールの消去を行います。

 

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こちらは同じく「VIB」つまりヴィブラートの強さと深さをコントロールするエディタです。このヴィブラートは音量の上下で音に表情を付けます。

 

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最後にピッチのコントロール。このピッチに関してはピアノロールエディタの最小単位の1/4・・・つまり32分音符単位で細かくピッチのコントロールが可能。ピッチを揺らすヴィブラートや、音と音の間をスムーズにつなぐような調整などを行うことができます。

 

では、実際に歌ってもらいましょう。

サンプルサウンド

Download 聴けない場合

有名な曲ですね。Joy to the Worldという曲です。その冒頭部分だけ簡単に作ってみました。

Joy to the World, the Lord is come!

Let earth receive her King,

Let every heart prepare Him room,

And Heaven and nature sing,

And Heaven and nature sing,

And Heaven, and Heaven, and nature sing.

こちらが本来の歌詞。ですが蒼姫ラピスは

じょいとぅざわだろでぃずかん

れありしぶぁきん

れええびいはああぷいぺえひいするうん

あんへぶなんねちゃあしん

あんへぶなんねちゃあしん

あんへぶんなへえぶんなねちゃしん

と歌っています。改行部を合わせるとこんな感じです。(3行目「Him room」を「His Room」と間違えて入力してしまいましたw)うまいこと英語に聞こえたなら嬉しいですが、ただの呪文か何かに聞こえたならすみません。

今日初めて触ったばかりなんですが、これを作るのにだいたい40分くらいでした。楽曲には16分音符や付点8分音符が出てくるので、実際の2倍のテンポで作りましたが、この長さでも17小節では足りませんでした。そこで、2つに分けて作り、DAWでつなぎ合わせたのがこのサンプルサウンドです。

 

実際に使ってみると、操作自体はとても簡単です。たしかに「もう少し欲しい機能」もあるにはあるんですが、それでも細かく作り込んでいくと非常に凝ったものを作ることができるのではないかと思います。

けっこうおもしろいし、簡単に歌ってくれるのが楽しいですね。もちろんPC用ならより細かなことができるんだと思いますが、とりあえずボカロを試してみるという使い方として、アプリを使ってみるのはありだと思います。価格も全然違いますし。

また、すでにボカロを持っているという方でも、出先などで簡単に作ったり編集できるアプリは便利なので、メインのPC用エディタを補助するアプリとして使うこともできるかと思います。

DAWソフトを使ったことがある人ならば即座に理解できると思います。そうでない方は最初はとまどうかもしれませんが、やってみると簡単ですし分かりやすい日本語ヘルプも付いているので、すぐに使えるようになると思います。

ボカロってどんな風に作るのか、ちょっと試してみたいとか作ってみたいという方は是非、遊んでみてください!

 

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2012-11-16

低価格で本格的なシンセアプリ!「Eurypharynx」

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久々にiPadのアプリをご紹介します。

この「Eurypharynxicon」というアプリは、iOSの音楽系というか、楽器系アプリの中でも多くのものがある、アナログシンセ再現系のシンセサイザーアプリです。

「どのアナログシンセを再現した」みたいなタイプではありませんが、低価格ながら多機能で、簡単に使えて面白いモデルとなっています。ちなみにEurypharynxはフクロウナギという意味です。

機能としては4音までの同時発声に対応したポリフォニックシンセサイザーで、2種類のオシレータ波形を合わせたり、多彩なパラメータを持っていたり、XY Padを搭載していたりします。また、作った音の設定は256種類まで保存しておくことができます。

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基本的な画面はこんな感じ。コントロール部は2段に分かれていて、最上部の「OSC」「VCA」「LFO」などのメニューボタンで、コントロール上部の切替を行います。コントロール下部はキーボードの設定や録音、再生等を行い、アルペジエーターやフィルター、ヴォリューム等を調整します。ディレイやコーラス、オーバードライブ等のエフェクトも搭載しています。

そして最下部にキーボード。左にはピッチシフトの行えるホイールも再現されています。

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こんな感じに、XY Padを使って音程や音を変えながら演奏も可能です。もちろんリアルタイムレコーディングに対応します。

Download 再生できない場合

適当に弾いてみました。このアプリ、なんかすごいディレイがしっかりしていて、弾いていても気持ち良い音が出ていました。タッチスクリーンのキーボードなので上手くは弾けてませんが・・・こんな感じで、ディレイを活かしたEVHのCathedral(Driver Downicon3曲目)みたいな効果を使ったプレイもできます。

正直、ここは好みだと思うんですが、個人的にこのアプリのキーボードは他のシンセやピアノ系アプリに比べて非常に使いやすい感じでした。といってもiPadのタッチスクリーンを使ったキーボードなので、本物のどんな鍵盤とも比べようがありませんが・・・。

iOSのアプリ内で直接オーディオファイルをやりとりできるAudioCopy、また外部キーボードコントローラ等が使えるCoreMIDIに対応。Wireless Sync-Start Technologyでワイヤレス操作も可能となっています。アプリの動作にはiOS5.1以上のiPadが必要となります。

けっこう面白いアプリなので、良かったら使ってみてください。安いですし。

 

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2012-08-08

iPadを本格的なエフェクトを搭載したシンセにするアプリ「Magellan」登場

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いろいろなシンセアプリを作ったりしている、Yonac Softwareから、様々なエフェクトや本格的なコントロールを搭載したシンセアプリが登場です。

この「Magellanicon」(マゼラン)というシンセアプリは、普通にキーボードで音を鳴らすシンセの他、アルペジエーターとしての機能も備え、またビットクラッシャーやエコー等のエフェクトをかけることができます。さらにオーディオループを作成し、音を重ねて録音可能。もちろん録音ファイルを取り出すこともできます。

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操作画面はこんな感じです。ものすごい多機能で、まだ全然何が何だか分からないような感じなんですが、アナログライクな操作感で、適当にいじっていても面白いアプリです。鍵盤だけでなく、パッド操作も可能で、また外部MIDIコントローラー(MIDIキーボード等)から制御することもできます。

デモムービー

これを見てもらうのが一番分かりやすいと思います。これは本当にすごいアプリです。ちなみにいつまでか分からないですけど、今は発売記念特価になっているみたいです。

 

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2012-07-23

iPhone / iPadで簡易アナログシンセをシミュレートできるアプリ「Synthophone」!

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KORG monotron大人の科学 SX150 MARKIIのような、リボンコントローラーを用いたガジェットスタイルのアナログシンセサイザー。

このタイプのシンセは、元を辿れば70年代、イギリスで作られた「stylophone」というシンセから始まります。現在、復刻された「Re:creation Stylophone」というシンセも作られており、とても人気の高いモデルとなっているようですね。

今回ご紹介する「Synthophoneicon」というアプリは、このstylophoneライクな操作感を実現した、シンプルなシンセアプリです。

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iOS4.3以降のiPhone、iPod touch、iPadに対応したアプリで、一目で分かるコントロールが特徴です。デザインはヴィンテージなstylophone風ですが、機能的にはオリジナルです。

本体下部の鍵盤風になっているところをタッチして音を出します。鍵盤の左にあるフェーダーは±5半音分のピッチシフトで、離せば自動的にセンターに戻ります。上部のコントロールは左からSaw/Sqr/Triの波形切替スイッチ、およびTranspose、Depth、Speed、Attack、Releaseフェーダーとなっています。

どんな効果かは、サンプルを見る方が早いと思います。

サンプルムービー

手軽に遊べるシンセサイザー、って感じに使えそうです。けっこういろいろな音が出て楽しいですよ。

 

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2012-07-22

「楽譜を自動でめくる」iPadアプリ「フェアリー」がなかなかおもしろい

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新しい、おもしろそうなiPadアプリが登場です。

この「フェアリーicon」というアプリは、妖精さんが楽譜を勝手にめくってくれる、というもの。楽譜のページ切替は紙だろうとiPadだろうPCだろうと、どんな媒体でも今のところ避けて通れない道です。

今ではこういう、フットスイッチで楽譜をめくるという機材もあり、これもおもしろそうですが、どちらにしても演奏しながら楽譜のページ送りをする、というのはなかなか難しいですよね。

妖精さんがめくってくれるならおもしろそうだ、というわけで、さっそく使ってみました。簡単にレビューしたいと思います。

フェアリーicon

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言うまでもありませんが、「フェアリー」とは妖精の意味。音の妖精が演奏を聴いて、タイミングを合わせたページ送りをしてくれるというのがこのアプリのコンセプトです。制作はFanTapという京都の会社です。

仕組みとしては、iPad内蔵マイクで音を拾い、楽譜と照らし合わせてページをめくるタイミングが来たらめくってくれる、というもの。アプリ自体は無料ですが、対応の楽譜をアプリ内で購入する必要があります。まで出たばかりで楽譜数は少ないですが、今後ピアノを中心に3万曲程度の配信を予定している、とのことです。

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楽譜は購入する必要がありますが、無料サンプルということでショパンの夜想曲第2番変ホ長調作品9-2(Nocturne Op. 9, No. 2)が入っています。ピアノ譜です。

この曲です。有名ですね。

この曲なら暗譜してて弾けるので、どんな動きをするのか確かめることができました。

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アプリの設定は簡単です。音認識は演奏の音をマイクから認識するかどうか。ここをONにしないと楽譜のページ送りは行われません。妖精の表示は、右下に妖精のアイコンを表示するかどうかの設定。邪魔ならOFFにできます。ONにしておくと、音が認識されているかとか、演奏の場所が分からなくなっているとか、今からページをめくる、的な動作を見ることができます。

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これがその妖精さん。譜面によったら、こんな感じでちょっとかぶるのでOFFの方が演奏はやりやすいかもしれません。

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また、演奏中はこのカーソルが音に合わせて動きます。カーソルの位置を設定することで、好きな位置から演奏を初めてページ送りさせることもできます。

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楽譜のストアはこんな感じ。今のところJ-POPのピアノ譜が入っています。まだ出たばかりなので、それほど数はありません。個人的にはピアノならクラシック、POPならバンドスコアとか他の楽器のスコアも増えていくと良いなぁと思います。あと自分で楽譜作成ができるとかあると良いですね。

で、使ってみた感想ですが、かなりおもしろいです。たまーに若干認識が遅れたり、曲が終わりそうになったら妖精さんがカン違いして最初にもどしてしまったりと、もう少し設定等のアップデートもありそうなところはありましたが、そうとう良い感じです。

音認識はけっこう良い線いってる感じでした。まぁピアノの場合、バンドサウンド等より認識はしやすいのかもしれませんが、それでもこの自動譜めくり、これからの発展に期待できそうな感じです。

これはいいアイディアですね。特許出願中だそうです。もっとラインナップが増えていくと、そうとう使えるアプリになるかもしれません。かなりおもしろかったのでレビューしてみました。これからが楽しみですね。

あとこんな時間にピアノ弾いてごめんなさい>近所の人w

 

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2012-07-19

iPad用の本格的DAWアプリが遂に登場!「Auria」レビューします!

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今年1月のNAMM SHOWに出展され、大きな話題を呼んだiPad用の本格的DAWアプリ、「Auria」がついに発売されました!

最大48トラックのレコーディングに対応した驚異的なアプリです。iPadをポータブルMTRとして使うことも出来るというものですね。

iPad2以降に完全対応、初代モデルにも限定的ながら対応しているので、どのiPadでも使うことはできます。違いは、初代iPadの場合24トラックで、音質が44.1・48kHzまでとなる点。iPad2以降なら48トラックで44.1・48・96kHzに対応します。

使い方はほぼ、現在一般的なPC用のDAWソフトウェアと同じで、同等の機能を有しているというとんでもないアプリとして注目を集めています。

さっそく使ってみたので、レビューしてみたいと思います。

ではいってみましょう!

※かなり画像が多いです。環境によって読み込みに多少時間がかかるかもしれません。

Auria

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  • PC用DAWとの違い

先にこれについて述べておきます。

DAWとは、Digital Audio Workstationの略で、音の録音、編集、ミキシングをまとめて行えるソフトウェアのことです。現在の一般的な、例えばCubaseのような本格的DAWソフトは、それらの録音や編集、ミックスに加えてVSTプラグインエフェクトを使ってエフェクトをかけたり、VSTインストゥルメントを使ってPCだけで音を鳴らして楽曲を作ったりすることもできます。

Auriaの場合、完全なDAWソフトウェアですが、今のところソフトシンセとして音を鳴らして楽曲を作る、ということはできません。つまり音の録音、編集、ミックスに特化したアプリです。ただ、iPadの場合様々なソフトシンセアプリが充実しているので、それらを使って作った音を編集しミックスする、ということは可能です。

  • 操作画面

Auriaは、2つの操作画面を用いて本格的なレコーディングを行います。

それらについて解説していきます。

ミキサー画面

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まずは各トラックを制御するミキサーのコントロールから。

ここでは、トラックごとの音量やエフェクト、およびミキシング等の制御を行います。見ての通り、ミキサーそのものをイメージした操作画面になっていて、左右にスクロールすることができます。ちなみに、画面全部を合わせると・・・

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こんな感じです。トラックを増やせばもっと長くなります。本格的なミキサーをシミュレートしているという感じですね。

それぞれのコントロールを見ていきましょう。

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まずはオーディオトラックを制御するコントロールから。各トラックごとに、FXボタン、録音ボタン、オートメーション、サブグループ、Aux1、Aux2、Panコントロール、フェーダー、M・Sボタンの設定ができます。

上から順に、FXはエフェクトの設定とON/OFF、録音ボタンは、録音を開始した際に録音したいトラックをONにします。

オートメーションは、事前に設定したタイミングでパンやフェーダー、エフェクト等を動かす設定で、Wで書き込み、Rで読み込みを行います。

サブグループは、複数のトラックをまとめて、疑似的に1つのトラックとして制御するもので、1〜8までのグループに設定できます。

Aux1と2は、1つのプロジェクトに設定出来る2種類のエフェクトを、そのトラックにどれくらいかけるか、という設定。

PANは左右のパンで、フェーダーはトラックの音量です。

MとSはそれぞれ、ミュートとソロのボタンです。トラックをミュートしたり、逆にそのトラックだけを聞いたりすることができます。

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続いてはサブグループのコントロール。

見ての通り、コントロールの下地が青みがかっているのがサブグループのコントロールです。

あらかじめ各トラックで設定した1〜8までのグループをまとめてコントロールできます。どういう時に使うかというと、たとえば複数のマイクを立てたドラムのトラックの場合、ドラムというパートだけでいくつかのトラックを使用します。そのとき「ドラム全体の音量をちょっと下げてリバーブをかける」みたいなことをする場合、いちいちドラムに使ったトラックを1つ1つ設定し、バランスを見ながら調整する、なんて面倒です。そんな時、ドラムを構成するトラックを同じサブグループに設定しておけば、このサブグループトラックを調整するだけでそのパートをまとめて調整できる、ということですね。

コントロールは、録音ボタンやPANコントロールがありませんが、それ以外は同じです。

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最期に、マスタートラック。ここで全体のミックスの調整等を行います。

コントロールは、上からFXボタン、オートメーション、AUX FXボタン、Aux1、Aux2コントロールとそれぞれにM、Sボタン、およびマスターフェーダー、メーターボタンとなっています。

FXはマスターエフェクトのON/OFF、AUX FXボタンは、プロジェクトに使用するエフェクトを設定します。Aux1とAux2はエフェクトのかかり具合、マスターフェーダーは、プロジェクト全体の音量調整、メーターボタンは、レベルメーターの表示/非表示の切替となっています。

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こちらは、トラックごとのエフェクト設定画面。各トラックの一番上にあるFXボタンを押すとこの画面が開きます。

トラックごとに独立したエキスパンダー、イコライザー、コンプレッサーをかけることができ、右側の部分で4種類のエフェクトを有効にできます。

初期状態ではディレイ、コーラス、2種類のリバーブ、ReTuneエフェクトを、それぞれステレオとモノラルで設定できます。

また、マスタートラックのAUX FXボタンでも、ディレイ、コーラス、2種類のリバーブ、ReTuneエフェクトを選択し、各トラックのAuxノブを使うだけで簡単にエフェクトをかけることができます。

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こちらが、ディレイエフェクト「PSP StereoDelay」の設定画面です。タップテンポや数値入力にも対応したディレイタイム設定や、フィードバック、ドライとウェット調整、ピンポンディレイ、フィルタの設定等ができます。

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続いてコーラスの設定画面。基本的にディレイと同じですが、FreqやDepthのコントロールがあります。

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こちらはClassicVerbというリバーブ。シンプルなリバーブです。

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そして、Convolution Reverbというリバーブです。IRファイルという音声ファイルを使ったリバーブで、より細かな設定も可能となっています。

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そしてRetuneエフェクト。これはピッチの補正エフェクトで、ヴォーカルに強くかければいわゆるケロケロヴォイスを作ることもできるエフェクトです。

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そして、マスターエフェクト。マスタートラックのFXボタンで開くことができます。

イコライザ、コンプレッサー、リミッターの設定が可能です。

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画面上部のメニューはこんな感じ。左上のフェーダーのアイコンと、隣の波形型アイコンで操作画面を切り替えます。そして取り消しとやり直し、Menuボタンです。Menuについてはどの画面でも共通なので後で述べます。

Menuの右にあるのがプロジェクト名で、音質の設定が表示されています。その隣の、フェーダー+フェーダーみたいなアイコンは、複数のフェーダーをまとめて選択し、コントロールする際のボタン。残りについてはもう1つの波形編集画面で述べます。

複数のフェーダーをまとめてコントロールする、というボタンですが、使うとこんな感じになります。

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トラック1と2のフェーダーに1番のマークがついていますね。これで、トラック1と2のバランスを保ったまま音量調整が行える、という形です。

以上で、ミキサー画面の解説は終わりです。

波形編集画面

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こちらが波形編集画面です。DAWソフトでよく見かける画面ですね。各トラックの波形が表示され、それぞれの波形を切ったり貼ったりコントロールができます。

指2本を使って横方向に広げれば波形の拡大(1画面に表示するタイムラインの拡大)、縦に広げれば各トラックの拡大と、各トラックごとのコントロールが現れます。

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まず、上のメニューから見ていきましょう。

左上はさきほどのミキサー画面と共通ですね。コントロール画面の切替ボタンと、元に戻す、やり直しボタン、そしてMenuです。この画面ではその右にEdit、Processボタンが増えていて、その隣にプロジェクト名と音質の表示、複数のフェーダーをまとめるボタンとなっています。そして、その右側にあるのがプロジェクトのコントロールです。「|←」のようなアイコンは、ロケーターの位置設定を簡単に行うアイコンです。ロケーターとは、ミックスダウンして音声ファイルに出力する範囲のことです。そして巻き戻し、早送り、停止、再生、録音ボタンとなっています。

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Menuボタンの中はこんな感じです。上から新規作成、読み込み、名前を付けて別ファイルに保存、Dropboxに保存、名前の変更です。ちなみに上書き保存はありませんが、オートセーブとなっているので保存し忘れた、ということは無いです。

続いてオーディオファイルのインポート、トラックの追加、ミックスダウン(オーディオファイルの書き出し)。

その下に、AAFファイルのインポート、およびエクスポート、Dropboxにエクスポート。

続いてミキサーのリセット、サブグループのクリア、オートメーションのクリア。

次にインプットマトリックス、セッティング。

最後にユーザーガイドとAuria Storeとなっています。

ファイル操作やミキサー操作はそのままなので分かると思います。

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こちらが、インプットマトリックスの設定です。

インプットマトリックスとは、入力されるトラックと実際にAuria上で扱うトラック番号の割り当てですね。Auriaは、複数のトラックを同時に録音できるので、その際の設定となります。

ところで、iPadには音声入力はモノラル1系統しかありません。どうやって多トラック同時録音を行うのでしょうか。

それは、市販のUSBオーディオインターフェイスを使用して行います。

もちろん、iPadにUSB端子なんてありませんが、Apple iPad Camera Connection Kitを使ってDock端子をUSBに変換することで可能となります。ただ、どんなUSBオーディオインターフェイスでもOKってわけでは無いみたいですね。

一応、公式で動作確認済みのモデルと、動作しなかったモデルの一覧を載せておきます。

  • 動作確認済み

PreSonus AudioBox 1818VSL

RME FIREFACE UCX

Focusrite Scarlett 18i6

Focusrite Scarlett 8i6

TASCAM US-800

PHONIC FIREFLY 808 UNIVERSAL

ALESIS iO DOCK


  • 動作対応外

M-AUDIO Fast Track Ultra 8R

TASCAM US-1800

TASCAM US-2000

Cakewalk OCTA-CAPTURE

MOTU 828mk3 Hybrid

RME FIREFACE UC

Focusrite Saffire 6他Saffireシリーズ

※一応、全て2012年7月18日時点での情報です。今後アップデートにより対応したり、また確認されるモデルも増えると思います。詳しくはこちらを参照してください。

これらのオーディオインターフェイスを使うことで、PCと同じように複数のトラックをまとめて入力し、録音できるというわけです。1台のiPadで最大24トラック、2台のiPadを同期させることで最大48トラックの同時録音を実現しています。

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続いてこちらがセッティング画面。

ミキサーの設定やメトロノームの設定、ON/OFF、レコーディング時の設定が行えます。特に難しいところはないと思いますし、メトロノーム設定(テンポやON/OFF、音量)以外はデフォルトでも大丈夫そうです。

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音のミックスダウンはこんな感じです。Wavの他、MP3やAIF形式にも対応しています。ビットレートやチャンネルの設定、ファイル名の設定が可能です。

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続いて、Editメニュー。上から順に、元に戻す、やり直し、カット、コピー、ペースト、オーディオコピー、オーディオペースト、トラックの消去、音声の消去、コントロールポイントの消去、クロスフェードの消去、スプリット、セパレート、全て選択、デュプリケート、ロック、アンロック、および全てのサブトラック、マスタートラックの表示となっています。

オーディオコピーとオーディオペーストは、Sonoma Wire Worksの技術で、アプリ間で音声のコピー、ペーストをするものです。例えばiKossilatoriconTNR-iicon等の、対応したシンセアプリで作った音をそのままAuria上に持ってくることができます。

スプリット、セパレート、全て選択、デュプリケートはトラック上にある音声ファイルの操作です。スプリットは切り離し、デュプリケートは繰り返しです。ロックとアンロックは、その音声ファイルの位置を固定するかしないかの設定ですね。

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続いてProcessメニュー。これは選択した音声ファイルの操作です。ゲインコントロール、ノーマライズ、オフセット、反転、無音、クロスフェード、フェードのリセットとなっています。

無音(Silence)は、たとえば選択範囲の部分だけ無音にしたい、というような使い方をします。

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続いて、トラックごとの操作です。

縦方向に画面を拡大すると、こんな感じのメニューが出てきます。これで、各トラックのミュート、ソロ、エフェクト、オートメーションの設定、録音スタンバイ状態のON/OFFが可能です。

また画面上部のアイコンを押せば、この上画像のように複数のトラックを選択することもできます。

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プルダウンメニューの中はこんな感じです。

これは右の波形部に表示するものの選択で、VolumeやPan等の情報を見ることができます。

また、オートメーションのコントロールもここで行えます。

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例えば、こんな風に再生時間によって音量を変えたりする設定が行えます。

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また、トラック内の音声ファイルを分割したりすることもできます。

例えばこんな感じで、赤い方のトラックでいらない部分だけを選択して

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その部分を削除したりできます。

Auria Store

最後に、Auria Storeについて説明します。Auria Storeは、Auriaに使用するプラグインエフェクトをはじめとした機能追加を行う際に使います。場所は、Menuの中にあります。

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こんな感じで、プラグインやリバーブ用のIRファイル、アドオンやデモプロジェクトが追加できます。

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今のところプラグインは6種類用意されています。エコーやEQ、フィルタ等のエフェクトを追加できます。

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IRファイル。これでリバーブのバリエーションを増やせます。

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動画に対応するアドオン。

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デモプロジェクト。こんな楽曲が作れますよ、というデモですね。Approachは最初から入ってました。

さすがにリリースされたばかりで、まだ追加機能は少ないですが、今後増えていくことは間違いないと思います。

ちなみに、Auriaのエフェクトは「VSTプラグイン」ということになってるんですが、一般的なVSTプラグイン、例えばフリーのVSTエフェクト等を使うことはできず、プラグインの追加は必ずこのAuria Storeから行う必要があります。

これには理由があるようで、そもそもiOSアプリ内で、外部プラグインの使用が禁止されているため、課金アドオンの追加、という形をとることでエフェクトの追加等を実現している、ということのようです。

  • レビュー

本当に多機能なアプリなので、機能解説だけでこんなに長くなっちゃいました。

ようやくですが、レビューの方してみようと思います。

サンプルサウンド、というのも変ですけど、いくつかこのAuriaを使って音を録ってみました。

エレクトリックピアノ→マイク録り
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まずは試しに、というわけで、IK Multimedia iRig Micを使ってピアノを録ってみました。音声は完全無加工、1トラックのみの録音です。

バッキングトラック+ギター
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続いては、バッキングとギターを使った2トラックの録音です。

バッキングはiReal biconで作成しました。ただ、iReal bはオーディオコピーに対応していないため、PCを介してファイルを入れています。追記:対応しているようです。後述します。ギターはFender 57 StratocasterセンターPU、歪みはMAD PROFESSOR Sky Blue Overdrive、アンプはKoch Classic SE C-SE6Cで、IK Multimedia iRig Micからのマイク録りです。

また、Auria上でバッキングトラックにはリバーブ、ギタートラックにはリバーブとディレイをかけています。

iKaossilatorの多トラック録音
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オーディオコピー機能を使いたかったので、対応しているアプリ、iKossilatoriconを使って作ってみました。

トラックは2つで、両トラックともiKaossilatorで作成。iKaossilatorは4トラックのループしか作れませんが、こうしてDAWを使うことで膨大なトラックのループを簡単に作成できる、というわけですね。

もちろん、その他のオーディオコピー対応アプリを使っても同じ事が出来ます。カオシレーター、テノリオン、エレキトライブを使った音を全て1台のiPadでミックスできる、というような使い方も不可能ではありません。


追記:オーディオコピーについて

オーディオコピー対応アプリで選択したオーディオをコピーし、Auriaの波形編集画面ででEdit>Audio Pasteを選ぶとこういう画面が出ます。

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このように、コピー元のアプリ名やファイル名等も表示されます。ここで、制作元アプリ名の横を押せば、オーディオコピーされているものの一覧が出ます。Paset ToはAuria内でペーストしたい場所を選択します。

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iReal biconの場合、オーディオファイル(Wav等)を制作後、「クリップボードへコピー」することができますが、この時ここの一覧にはi Real bの名前はありません。

ただ、一番上に「General Pasteboard」というのがあり、これを選択すればペーストできるようです。ペースト前の視聴(右に出ている再生ボタンで可)はできません。

AudioCopy完全対応アプリの場合、アプリ名等と共に、過去にコピーしたオーディオを取り出すこともできるようですが、i Real bのように、「AudioCopy/Pasteに適合」したコピー機能の場合、別のオーディオをコピーすればクリップボードは上書きされますので注意が必要かもしれません。


とりあえず簡単に録音したサンプルサウンドはこんな感じです。

さて、実際に使ってみて思ったことはいろいろありました。それらについて、主にPCのDAWソフトと比較しながら書いていきましょう。

  • 機能性

これは素晴らしいです。

もし、これ以上を求めるとすればアドオン等でソフトシンセが使えれば良いなぁ、というくらいですが、それはさすがにアプリに望むものを超えてる気がします。なんとなくアドオンとかで実現しそうな感じもしますけど。現時点でも、録音機能やミキサーの機能については文句がありません。むしろ、多機能すぎて使いこなせるかどうか不安になるレベルの、とんでもないアプリだと思います。

  • ファイル管理

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これは、iOSの構造上仕方のないことなんですが、iPad内にあるファイルは総合管理して自在にコピーしたり移動したり、ということはできません。

なので、例えば先ほども書いた、オーディオコピー等に対応していないアプリで作った音声ファイルをAuriaにインポートするためには、まず音声ファイルをPCのiTunesを使って移動させなければなりません。

上画像のように、iPadを接続し、iTunesのAPPタブでファイルの管理が行えます。「追加」ボタンでAuria内に音声ファイルを追加すれば、メニューのオーディオインポートからその音声ファイルを使用してミックスや編集が可能となります。ミックスダウンで作ったファイルは、選択して「保存先」ボタンで保存するフォルダを選べばPCに取り出すことができます。

これ自体はもう、Apple側の仕様なので、アプリ制作側はどうすることもできないんですが、使っていて若干、めんどくさいなぁと感じたのも事実です。ただ、それでもファイル操作に関して出来うる限りの機能が付けられているアプリだ、ということも付け加えておきます。

  • ミキサー操作

これに関しては何も不満がありません。

まぁ、市販のVSTプラグインが使えない、という点は若干残念ではあるんですが、これもiOS側の仕様ですから文句を言うのはお門違い。むしろそういう条件下でありながらプラグインエフェクトの追加機能があって、PCのDAWにおけるプラグインエフェクトと同様の使い方ができる、というのは本当に素晴らしいと思います。

また、ミキサーのフェーダーやノブの操作に関しては、PCのDAWソフトよりもやりやすいです。特にフェーダーの操作感はマウスを使うPCより格段に良いですね。ミキシング機能は本当に素晴らしいと思います。

  • 波形操作

波形の編集操作に関しては、相当がんばっていて、よくぞタッチパネルの操作だけでこれだけの機能を実現したものだと思うんですが、それでも、どうしてもPCのDAWにおける操作感と比べると若干難しいかな、というところはあります。

仕方のないことなんですが、マウスだとある1点を狙って操作したり、動かさずにダブルクリックするのは簡単なんですが、指だとどうしても狙ったところを少し外れてしまったり、ダブルクリックのつもりが2点違う場所を触っていたりしてしまいます。

音声の編集で、切ったり貼ったりをやろうとすると、そのあたりがどうしても、よほどシビアなゲームでないと要求されないレベルの操作が必要になることがあります。慣れるまでは画面を思いっきり拡大してちょっとずつやっていくことになると思いますので、細かな音声の編集がしたい、という場合は、根気のいる作業が必要になるかもしれません。細かい編集作業もしたいなら、Su-PenとかBamboo Stylusのようなスタイラスペンを使うと良いのかもしれませんね。

  • 容量

もう1つ、気になるのがディスク容量の問題です。

音声ファイルって、けっこう容量を食うんですよ。今のPCのようにテラバイトクラスのHDDが手軽に買えるなら全く問題ないんですが、iPadの場合、現時点で最大容量は64GBです。そのため、いくつものプロジェクトを作って放っておくと、容量が足りない、なんて自体もありえなくはないです。Auriaだけしか入れてないならともかく、他のアプリも入っているとなると、使える容量はもっと限られてきますし、実際、うちのCubaseオーディオフォルダは気付けば30GBくらいになってるので・・・。

なので、プロジェクトを作って、完成したらPCに転送する、ということが必要になるかと思います。言ってしまえば気をつければ良いだけの話なんですし、どうしようもないことなんですが、PCと比較するとどうしても気になるところではありますね。

  • ポータブルMTRとして

さて、ここまでは全て、PCのDAWソフトと比べてきました。

はっきり言って、PCのDAWソフトは現在最強です。今現在、PCのDAWを使っていないプロの方はほとんどいないと思います。なので、比較対象としては相手が悪すぎると言えるかと思います。

そこで、ポータブルMTRとして考えてみるとどうでしょうか。

機能性はPCと渡り合えるレベル、操作性も、一部タッチパッドならではの難しさはあるものの、DAWとしてできることはソフトシンセとしての使い方を除けばほぼ完璧。プラグインエフェクトはまだ少し少ないですが、今後増えていくことは予想できます。

となると、ポータブルMTRとして足りないものは、「入力端子」くらいになってきます。

先ほども述べたとおり、市販のオーディオインターフェイスを使って多重録音を行うことはできるんですが、逆に言えば多重録音をするためには市販のオーディオインターフェイスが必要、ということでもあります。

最近はポータブル向けのオーディオインターフェイスも出ていますし、ALESIS iO DOCKなんかはカメラキット不要で完全にiPadと一体化できるものなのでそれらを使えばポータブルMTRとして不満点は全く無くなると思います。

また、単純に1トラックずつ録音する、というのであればオーディオインターフェイスは不要です。できればマイクは何か用意した方が良いかな、と思いますが、それもiRig MIC Castのような手頃でコンパクトなモデルがあるので問題ないと思います。

そう考えると、使い方次第ではありますが、ポータブルMTRとしては本当に素晴らしい性能を発揮できるアプリ、と言えるのではないかと思います。

  • 動作

DAWを使っている方は分かると思いますが、DAWソフトはけっこう重たいです。特にメモリを多く使うんですよね。

では、Auriaはどうでしょうか。

まず、アプリの容量は約200MBと、小さくはないですが十分コンパクトと言えると思います。動作に関して言えば、私が使った限りで、フリーズしたり強制終了することもありませんでした。尤も、もっと使っていくうちに何らかの不具合が出る可能性も無いとは言えませんが、リリースされた直後なので、今後のアップデートもあるかと思います。

唯一、不具合っぽい不具合といえば、スクリーンショットの撮影(ホームボタン+スリープ/スリープ解除同時押し)をすると、再生ボタンが効かなくなる、という点がありました。たぶん撮影の瞬間、音声出力が強制的に付属スピーカーに切り替わるあたりが関連してるのかもしれない、と思います。また、それもアプリを再起動すれば問題なくなります。こういうブログでも書かなければそうそうないと思いますが、一応注意点として挙げておきます。

あとはできるだけ、余分なアプリを終了(ホームボタンダブルクリックで、下に出てくる起動中アプリを長押しして×ボタン)しておけば、よほどのことでないと問題は出なさそうでした。すごく安定して動いているアプリです。

  • iPadの設定

これは、ちょっとしたおすすめ、って感じですが

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Auriaで録音作業をしている間は、iPadの自動ロックを切っておくと良いと思います。設定→一般→自動ロックで設定出来ます。

 

と、いうわけで、本当に長くなりましたが、話題のDAWアプリ「Auria」のレビューでした。

正直、まだ1日しか使ってないですからね・・・それでこれだけ書けてしまうほど、とんでもないアプリということが分かっていただければと思います。

アプリとしては高めの価格設定ですが、これは機能を思えば激安です。本当に素晴らしいアプリです。ただ、文中でも述べているとおり、どちらかといえばポータブルMTR的な使い方に向いているんじゃないかと思います。PCと併せて使うことを前提に、外出先とかで音を録ったり、軽く編集してある程度の形を掴んだりするには向いています。もちろん、フル編集してCDクオリティのものを作ることも可能ですが、そこまでするのはちょっとだけ根気が必要、という感じでした。

いずれにしても凄まじいアプリです。あえてPCと比較したりしてみましたが、読んでもらえば分かるとおり、これ以上のことをするならiPadの限界を超える必要がある、ってレベルなんですね。

つまり、iPadで出来ることは全て詰め込んだ、そんなアプリというわけです。本当に素晴らしい。

イントロダクションムービー

 

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