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※記事中に表示している価格は変動することがあります。参考程度に見てください。
一部、当サイトの内容を説明文等に使用している楽器店さんがあるようですが、当サイトとは一切関係がありません。

2016-07-28

「Ibanez Iron Label FRIX6FEAH-CSF」!テレキャスっぽいボディボディスタイルのメタルギターが登場!

エクストリームからジャズまで、様々なギターを制作するIbanezの、ちょっとテレキャスっぽいシングルカットのFRシリーズが、メタルギターをラインナップするIron Labelに登場です!

この「Ibanez Iron Label FRIX6FEAH-CSF」は、渋いアッシュトップのマホガニーボディ、メイプル/ブビンガ/メイプルの3ピースウィザードネック、バウンドエボニー指板にジャンボフレット24Fというスタイル。指板上にインレイの無いミニマルなデザインです。(サイドドットインレイはあると思います。)

ピックアップはフロントにEMG 60、リアにEMG 81をマウントし、1Vol、3Wayブレードスイッチ、キルスイッチというミニマルなコントロール構成。

ブリッジはノントレモロのGibraltar Standard II bridgeハードテイルブリッジで、全てにおいて余計な者を省いたスタイルです。

ブラックボディにブラックハードウェア、エボニー指板、ブラックEMGと真っ黒スタイル、ですがどこか、いわゆるメタルギターとは違ったクラシカルな風合いが見られるのもポイントですね。

 

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2016-07-20

「ONE PIECE THE SK BROOK SHARK GUITAR」!ワンピースのキャラクター、ブルックの持つ「サメ型ギター」が商品化!スピーカー内蔵!

少年ジャンプに連載中の人気コミック、One Pieceのキャラクター、ブルックの持つサメの形をしたギターが製品化されました。

この「One Piece THE SK BROOK SHARK GUITAR」は、バンダイと島村楽器のコラボレーションで制作されるギターです。

立体的な形状のボディはアメリカンバスウッドを使用。ネックはハードメイプル1ピースネックで、ローズ指板22F仕様となっています。

ヘッドにはインレイが入り、ヘッド裏にはプレートがつきます。

ピックアップは3シングル。アルニコ5マグネットを使用したS★K-SINGLEというピックアップです。ブリッジ前にスピーカーを搭載するため、ピックアップはフロント〜ミドルあたりの部分に3つのピックアップが並ぶ形となっています。けっこうな変態スペックです。

こちらがスピーカー。9V電池で動作する0.5Wの小型アンプを内蔵します。コントロールはテイルピースの奥に配置。1Vol、5Wayセレクターで、Volノブを引き上げることでアンプのON/OFFが可能です。

アウトプットはここにあります。サメの口からケーブルが出るような形になりますね。

専用のストラップとハードケース、認定書が付属します。

 

これはステージでも目立ちますし、かわいらしいギターですね。ワンピース好きな方は是非w

 

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2016-07-19

「Gibson Vintage Copper Firebird Limited Run」!渋い「ヴィンテージ・コッパー」カラーの限定ノンリバファイアーバード!

先月くらいに出たモデルですが、載せていなかったのでご紹介します。

Gibsonから、渋いカラーのファイアーバードが登場ですね。

この「Gibson Vintage Copper Firebird Limited Run」は、ノンリバースのファイアーバードを基本とした限定モデルです。

Gibson ギブソン エレキギター Vintage Copper Firebird Limited Run

Gibson ギブソン エレキギター Vintage Copper Firebird Limited Run

マホガニーボディ、ラウンドプロフィールのマホガニーネック、ローズ指板22F仕様。ピックアップは57 Classic57 Classic Plusのセットで、1Vol、1Tone、3Wayセレクターを搭載。

Gibson ギブソン エレキギター Vintage Copper Firebird Limited Run

ブリッジはストップテイルピース+TOMというスタイルで、ブラックハードウェアです。

カッパーカラーとブラックハードウェアのノンリバファイアーバードという、かなり個性的なモデルです。これはステージでも目立ちそうですね。

サンプルムービー

 

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2016-07-18

ハイエンドギター「Nik Huber Dolphin II」。レビューしてみます。

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ドイツのハンドメイドギターメーカー、Nik Huber

1996年に創業したギターメーカーで、ヨーロッパ唯一のPaul Reed Smith公式リペアマンとしても知られています。

そんなNik Huberのフラッグシップモデル、Dolphin IIをレビューしてみたいと思います。

では、いってみましょう!

Nik Huber Dolphin II

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かつて、2006年ごろだったと思いますが、ハイエンドなギターというものをよく知らなかった頃、どんなギターがあるんだろうといろいろ探していました。そして、1つの画像を見て衝撃を受けました。現在はすでに残っていない画像ですが、当時Nik Huberの代理店をしていた荒井貿易のサイトにあった画像です。

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参考としてはこんな感じ。この画像のヘッド部がアップになったような画像です。美しいキルトの化粧板がまるで光の当たった水面のようで、そこにかわいらしいイルカのインレイが付いています。こんな世界観を持った美しいギターがあるのかと、当時衝撃的でした。価格を見ると100万円。すごい世界があるもんだと思ったものです。

ちなみに当時のフラッグシップは「Dolphin I」。ヘッド形状がこの形でペグが4対2で配置されています。その配置がMusicmanの権利に触れるということで3対3にアップデートされたのがDolphin IIです。

当時はとても買えない世界のものだということで考えていましたが、その後、あるタイミングが訪れます。2011年、Nik Huberの代理店が荒井貿易からギタープラネットに変わりました。

その時、旧代理店、つまり荒井貿易が保有していた在庫分がすべて特価として販売されました。それを見たとき、もうこれ以上のチャンスは無いんじゃないかと思い、無理をすれば買うことができることが分かったため、購入を決意しました。いつか欲しいと思って何度も見ていたギター。それを手に入れる時が来ました。

ちなみに、購入に際して試奏をしたり、実物を見たりはしていません。ネット通販なのでもちろん写真は見ていましたし、スペック表くらいはありましたが、それだけです。人に勧められる買い方ではありませんが、仮に届いたギターがものすごく弾きづらくても、音が全く好みで無くてもかまわない。それでもこのギターが欲しい、そういう気持ちで買ったギターです。

実際に手にしてみると、ハイエンドギターというものがどういうものなのか、少し分かった気がします。もちろんこれ1本で全てが分かるわけではありませんが、やはり実物を自分のものにする、というのは何かを理解する上で一番大事なことだと思いました。

では、Nik Huberのギターとはどういうものなのか、レビューしていこうと思います。

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まずはスペック表からいきましょう。こちらがギター本体に付いている認定書兼スペック表です。こういったクラスのギターは、全てがカスタムと言っても過言ではありません。Nik Huberらしい言い方をすると、全てがPRSのPrivate Stockみたいなものと考えられます。1本1本様々な違いがあります。そのため、全てのDolphin IIがこのスペックであるということはありません。(というか、一応ある通常モデルのスペックよりもカスタムが入った仕様です。)

私のDolphin IIのスペック。ボディはキルトメイプルトップ、マホガニーバック。ネックはマホガニーで、指板はブラジリアンローズウッド(ハカランダ)で22F仕様です。ミディアムジャンボあたりだと思います。

ピックアップはフランスのハンドメイドピックアップブランド、HausselとNik Huberの共同開発で制作されたハムバッカー×2。コントロールは1Vol、1Tone、3Wayセレクターで、ToneノブがPush/Push式のスイッチとなり、コイルタップが可能となります。ブリッジはラップアラウンドとTOMを組み合わせたDolphin No.1ブリッジです。スタイルとしてはレスポール系ですね。制作は2007年1月29日。DolphinがIIになってから最初期のモデルとなります。

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ボディのカラーはロイヤルブルー。フィニッシュはPRSゆずりのハイグロスです。おそろしくツヤツヤです。

なお、このギターは2008年の東京ギターショウにも出展されたモデルです。Google画像検索でも出展の様子を見ることができます。青色が強いのがそのモデルですね。全く同じ杢なので分かると思います。当時の価格ではあきらかに7桁になっているのが分かります。私はそこから、2〜3割くらい安い特価で買いました。

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ヘッドと指板です。ヘッドはマッチングヘッドですね。ヘッドや指板にはイルカのインレイが付けられています。

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この指板は、ブラジリアンローズウッドです。ハカランダとも呼ばれる貴重な材です。いわゆるローズウッドなんですが、細かく目が詰まっていて、手触りも通常のローズウッドより少しさらっとしているように思います。

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ヘッド裏。ペグはSchaller M6 Mini。ペグボタンはエボニーです。

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このギターの大きな特徴であるネックジョイント部です。バックがグロスのブラックなのでちょっと見づらいんですが・・・分かりますか?ジョイント自体はセットネックのロングテノンとなっているんですが、このジョイント部のヒールカット・・・というよりも、ボディと複合してジョイント部を細くしているのが分かると思います。こうすることで、ハイフレットでの演奏性が格段に向上します。

Nik Huber REDWOOD RUBY RED

ちなみに別のDolphinだとこんな感じ。こっちの方が見やすいですね。ここはこれと同じ形状しています。

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ピックアップとコントロール周りです。

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ラップアラウンドブリッジとTOMを融合させたようなブリッジ。

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キャビティカバーもウッドです。カバー裏側とキャビティ内は銅が貼られていて、ノイズは一切といって良いほどありません。

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トップのキルトメイプルは見てのとおりのドキルト。そしてそれを分厚く使用しています。ボディのアーチトップ、ボディバックのコンターの様子はこんな感じです。

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カッタウェイ/ホーン部も立体的な構造です。そしてピックアップのエスカッションもなぜかブラジリアンローズウッドで制作されています。

 

各部の様子はこんな感じですね。

実際に届いて音を出してみると、いろいろとまた衝撃的でした。

まず、何よりも音の安定感、サステインの長さが素晴らしいです。全体的なバランスが完全で、堅牢すぎることも無く、もちろん弱いこともありません。この絶妙な作りと、細部までこだわって作られた形状による高い演奏性・・・全てのレベルが違う、そういうギターですね。

なによりも驚いたのがチューニングの安定性です。どの程度安定しているのかというと・・・

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こちらが2ヶ月程度ハードケースに入れっぱなしにした状態でのチューニングです。上の写真を撮ったあとにそのままジャラーンと弾いたところです。多少のずれは当然ですが、弦全体のずれ方も一定で、弦を張った状態でのバランスが安定しているのがよく分かります。ギターは15本くらい持っていますが、ここまで安定しているギターはこれだけです。

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そしてギター本体もものすごく軽いです。これは謎。ホロウボディではないのは響きで分かるんですが、それにしてはやたらと軽いので、使われている材自体が相当良いんだろうというのが想像できます。ちなみに通常のNik Huberギターの中でも相当軽い部類のようです。後に実際にギタープラネットにお邪魔した時、そこにあったDolphinを持ってみましたが、たしかに自分のものより重かったです。

 

この価格帯のギター、勧めるかというと勧めません。通常使うギターとしては高価ですし、そこまでの材などが必要なプレイヤーは本当に一握りだと思います。

でも、欲しいなら、そして買えるなら是非手に入れるべきだと思います。それだけの価値はたしかにあります。高価なハイエンドギターは本当に趣味の領域であると思いますが、実際にこういったクラスのギターは本当に弾きやすいものなんだと思いました。

なお、このモデル、サウンドとしてはヴィンテージレスポール的な音だと言われるそうですが、もうすこしPRSよりの音だと思います。コイルタップした時の音も「なんちゃってシングルコイル」という感じではなく、よりシングルコイルに近い音が出ますね。とにかく全てのレベルが桁違い。ギターとしてのレベルが高すぎて、なかなか普段のレビューでも出番はありませんが、たまにはこういたギターを載せてみるのも良いかと思ってレビューしてみました。

Dolphin IIのサンプルムービー(チェンバードモデル)

 

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2016-07-16

「HDStudio hds」!3Dプリンターで制作されたギターが登場!

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様々な形状を加工できる、新しい技術、3Dプリント。この3Dプリンターを使用してギターを作る、というは世界中で行われています。

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たとえば、3Dプリントを使用したギターばかりを制作するブランドなどもあり、こんなモデルが作られていたりします。

 

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価格:1296000円(税込、送料無料)

今回登場したのは様々なプラスチック製品を製作する八十島プロシードが制作を行った3Dプリントボディのギターです。

デザインは有限会社平林デザインスタジオ HDStudioが行い、エレクトリックギターとして良好な音響特性を実現する独特の構造を採用。

ボディはナイロン12という樹脂を仕様し、剛性と靭性に優れ、応力分散・音響伝達構造となっているということです

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こちらがボディの構造。チェンバードというかセミホロウというか、それに近いスタイルですね。

ネックはハードメイプル、そして指板はエボニーです。フレットはJescarで、22Fとなります。

ピックアップはEMG 81EMG 85のコンビで、1Volと3Wayスイッチ。ブリッジはオリジナルのトレモロユニット、hds V-6cというシンクロナイズド系のトレモロです。ペグはGOTOHのマグナムロック、SG360-B07-MG-Tです。

なんか変わったデザインのギターです。3Dプリンターを使用すれば、自由なデザインのギターをいろいろ作ることができるので、今後そういったモデルもまた増えてくるかもしれません。

何よりも軽く作れるのが良いところではないかと思います。

 

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2016-07-15

昨今のモダンスタイルのギターにファンドフレットが多い理由の考察

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昨今のモダンギターによく採用されるファンドフレット。今日は、このファンドフレットについてだらだらと書いてみたいと思います。いろいろ調べつつ書いていますが、もし間違っていることなどがありましたら是非教えていただければと思います。では、いってみましょう!

ファンドフレット。またはファンフレット。昨今のメタルやジェント系のギタリストが使用するモダンなギターを中心に、採用されることの多いスペックです。ファンドフレットやファンフレットは、英語の「Fan」から来ています。Fan。扇風機のファンとか換気扇のファンとか、あのファンです。ファンとは扇のこと。団扇や扇子なども英語ではFanです。

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また、このFanには「扇形に広げる」という意味もあります。ファンドフレットの意味はこちら。過去分詞形のFannedを使ったのがファンドフレット。「扇形に広げられたフレット」という意味です。英語の厳密な意味で言えば、このファンドフレットの方が正しいかと思います。ファンフレットはそこからの略称ですね。

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ではファンドフレットとはなんぞや。フレットを扇形に広げる、といってもまさか1本のフレットが扇形をしているわけではありません。一般的なファンドフレットは、このように1弦側から6弦側に向かってフレットが広がる形となっています。

つまり、弦ごとに違ったスケールを設定しているのがファンドフレットです。そのため、マルチスケールギターと呼ばれることもあります。1本のギターの中に複数のスケールを使用していればマルチスケールなので、別にファンドフレットである必要はありません(たとえば1弦だけ別のスケールで、あとは普通のスケールでもマルチスケールギターです)が、マルチスケールギターといえばほぼファンドフレットギターなので、ほぼ同様の意味として定着しています。

  • ファンドフレットの歴史

ファンドフレットの歴史は、1980年代にさかのぼります。1988年6月30日、アメリカ、カリフォルニア州のラルフ・ノヴァク氏が特許を出願します。タイトルは「FINGERBOARD FOR A STRINGED INSTRUMENT」。弦楽器のための指板。新しい革新をもたらす指板として出願された特許は、1989年6月14日、特許として認められます。パテントナンバーはUS Patent 4,852,450。

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ラルフ・ノヴァク氏のギターブランド、Novax Guitarsでは現在もファンドフレットギターを多数制作しています。この画像はNovax Guitarsの制作したストラトタイプ。ストラトなのにファンドフレットです。

フレットを斜めに打つ、という発想は1974年にリッケンバッカーが「スラントフレット」という形で制作しています。各弦のスケールは統一されており、単に斜めにすることで立ってプレイするときの演奏性を高める、という目的でした。

ラルフ・ノヴァク氏は、低音弦側のスケールを伸ばすことで、各弦のテンションを統一。オープンチューニングで低音弦をゆるめても演奏性を高めるという目的で開発をしました。

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こちらが特許出願時に掲載された図です。エレキ、アコギの両方のスケッチが描かれています。エレキの方はベースですが、ヘッドレス+ファンドフレットという現代的なギターの形がすでにできあがっているのが分かります。

  • 特許の権利期間

さて、最近のギターに多くファンドフレットが採用されている理由。演奏性や音楽のトレンドなどとは別に、もう1つの理由があると考えられます。それが特許の権利期間。現在のアメリカの特許は出願日から20年、権利が永続します。そして1995年6月8日以前のアメリカの特許は、出願日から20年、または特許が認められてから17年のうち長い方、となります。このファンドフレットの特許は、出願日が1988年6月30日。認可が1989年6月14日。すなわち2008年6月30日をもって、特許の権利期間が終了しています。つまり、現在、どのメーカーも自由にファンドフレットのギターを制作することができるという環境が整っています。

  • ドロップチューニングと多弦化

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1990年代半ばから2000年代ごろを境に、特にメタルやパンク、コア系などのラウド系ジャンルを中心に、ドロップチューニングが一般化します。6弦だけをゆるめるドロップDチューニングや、そこから全弦を下げるドロップCチューニングなどは多くの楽曲で多用されるようになります。ヘヴィなハイゲインサウンドを求め、また6弦ルートのパワーコードを多用するプレイに合わせたスタイルです。

さらにヘヴィサウンドを求める方向としては多弦化も挙げられます。

7弦、8弦、さらには9弦ギターも大手ブランドから発売されるようになり、ギタリストがベースの帯域にまで進出するようになります。


2000年代、Meshuggahのギタリスト、フレドリック・トーデンダルが「Djent」(ジェント)という言葉を創設します。フレドリック・トーデンダルは8弦ギターのプレイヤーとしても有名ですね。ジェントという言葉には明確な定義はないものの、クラシックなロックトーンとは違った、ヘヴィなハイゲインサウンドを意味するとされる言葉です。プログレッシブメタルから、さらにテクニカルでヘヴィな方向にすすんだジャンルをジェントと呼ぶこともあり、様々な意味を持つ言葉となっています。

  • ライトハンド、高音弦を多用するリードプレイと、ヘヴィなリズムプレイ

こちらはジェントなスタイルを代表するAnimals as Leadersのギタリスト、トシン・アバシのシグネチャーモデル。現在開発中とされる次のシグネチャーモデルにはファンドフレットが採用される予定です。

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ジェントに限らずですが、モダンなメタルの方向性はテクニカルなリードプレイでは高音弦を、リズムプレイではヘヴィなトーンを求めることが多くなっています。実はこのスタイルにギターの多弦化とファンドフレットというスタイルがぴったりとはまります。

ファンドフレットは、ロー弦のテンションが通常のギターよりも高いため、低音弦のドロップダウンがやりやすくなります。さらに、フレットが扇形に広がっている・・・逆に言うと、1弦側のフレットが狭くなっているため、高音弦のフレット間移動がやりやすくなります。単にネック全体のスケールを長くする、エクストラロングスケールよりも演奏性が高まるということもあります。

  • チューニング安定性の向上

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ファンドフレットのギターは、クリアで安定したトーンを作るギターが多いです。

ギターのピッチというのは、弦の太さなども考慮すると「直線のフレットでは完全なピッチを作ることはできません」。そのため、フレットごとに正確なピッチ割合を計算して作られるトゥルーテンパーラメントフレッティングシステム(TTFS)といったフレットも存在します。

一方、ファンドフレットは直線です。

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中にはこういった曲線フレットのファンドフレットギターもありますが、どちらにしてもフレットごとのピッチ割合については通常のギターと変わりません。にもかかわらず、ファンドフレットのギターは通常のギターよりもピッチの安定性が高くなりがちです。

もちろん、この種のギターは構造上堅牢なものも多く、またモダンなスタイルのピックアップなどの特性にもより、そういったハイファイ傾向のあるサウンドを作りやすい、ということはあります。しかし、そのピッチの安定性にファンドフレットが果たす役割もあります。ファンドフレットは、ロー弦のテンションを高くするために作られています。結果、各弦のテンションが一定化します。すると、たとえば押弦時の弦のゆれ、伸びなどの弦ごとの差が縮まるのではないかと考えられます。結果、特に和音でのピッチが安定すると言われています。

  • ファンドフレットは正義?

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ファンドフレットは、その構造に意味がある、ということはここまでいろいろと触れてきました。では、ファンドフレットこそギターの進化であり、通常のフレットはもう古い、となる時代が来るのでしょうか?それは無いだろうと考えます。たとえば前述の和音のピッチ安定性。これはたしかにメリットがあると私も実際に触れて感じましたが、一方でクラシカルなロックのような和音が出ないように感じます。

また、ピッチの安定性は、通常のフレットでもしっかりと作られたギターでは実現することができます。

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こういったクラシックなスタイルを継承するモダンなハイエンドギターは、演奏性が非常に高いと共に、チューニングの安定性も素晴らしいです。ファンドフレットじゃないからチューニングが安定しない、ということは絶対にありませんし、演奏性が低いということももちろんありません。

むしろ極端なファンドフレットは特殊なジャンル専門のモデルとなり、その他のジャンルではとても弾きづらいギターとなる場合も多いです。ただ、一方でここまでファンドフレットがモダンギターの世界を席巻したのにはやはり理由があります。

特許の権利期間の終了と音楽ジャンルのはやりがたまたま一致したということもたしかにあると思いますが、ここまで述べてきたようなメリットがあるのもやはり事実です。ファンドフレットを求めるプレイヤーが増え、またファンドフレットのギターやベースを制作するメーカーがしばらくは増えるのでは無いかと思います。

一度、そういう新しい技術に触れてみることはとても良いと思います。その上で、やはりいろいろなメリット、デメリットなどを考えながら、自身のスタイルに合うギターを探していくことが大事では無いかと思います。

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もしかすると、こんなギターが自分のスタイルに最適、ということがあるかもしれませんw

 

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2016-07-14

「ESP × SONIC SONIC」「SHADOW」!ソニック・ザ・ヘッジホッグ25周年を記念し、ソニックとライバルのシャドウを描いたギターが登場!

日本を代表するギターメーカーの1つ、ESPと、こちらも日本を代表するゲームメーカー、SEGAの代表的なキャラクターのコラボレーションによるモデルが登場です!

ソニック・ザ・ヘッジホッグ。1991年に発売され、世界的に大人気となったゲーム/キャラクターです。特にアメリカではマリオと人気を二分するほどの高い人気を誇ります。今年で25周年。それを記念したモデルですね。

ソニックはもちろん、登場から15周年を迎えるライバルキャラクターのシャドウ・ザ・ヘッジホッグのモデルも登場。それぞれ見てみます。なお、全モデル「アルダーボディ、ハードメイプルネック、エボニー指板、フロイドローズ、セイモアダンカンピックアップ」というスペックが共通しています。

ESP×SONIC SONIC THE HEDGEHOG 25th Anniversary ESP SONIC-II

まずはこちら。新しいソニックモデルです。こちらはフロントにシングルコイルを搭載するSH配列のモデルですね。アルダーボディ、ハードメイプル3ピースネック、エボニー指板24F仕様。フロントにはSchectorのモンスタートーンのシングルコイルを、リアにはSeymour Duncan TB-4を搭載します。

1Vol、1Tone、3Wayセレクターにフロイドローズとなっています。

ESP×SONIC SONIC THE HEDGEHOG 25th Anniversary ESP SHADOW-II

そしてこちらがシャドウモデル。リアハム1発、1Volのみの潔くシンプルなメタル仕様となっています。基本的な仕様はソニックモデルと同じ。ピックアップはSeymour Duncan TB-4が1発。1Vol、キルスイッチとなります。

ESP×SEGA Collaboration Guitar SN-25TH SONIC THE HEDGEHOG GUITAR-II

より低価格なモデルも出ています。ESP伝統のヘッド形状を使用したモデルです。アルダーボディ、ハードメイプル3ピースネック、エボニー指板24F仕様。フロントPUはSeymour Duncan SSL-4、リアはSeymour Duncan TB-4

ESP×SEGA Collaboration Guitar SD-15TH SHADOW THE HEDGEHOG GUITAR-II

同じく、シャドウモデルの低価格バージョンもあります。ピックアップはSeymour Duncan TB-41発。1Volコントロールとなります。

 

上位モデルはJescarフレット、低価格モデルはXJフレット、フロイドローズも上位モデルは本家、低価格モデルはライセンス、それぞれフロントPUやキルスイッチの有無など違いがあります。材自体のグレードも違っているかもしれませんね。

 

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