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一部、当サイトの内容を説明文等に使用している楽器店さんがあるようですが、当サイトとは一切関係がありません。

2007-09-14

エレキギターのコンデンサについて & ハイパス装着レポート

というわけで、私のテレキャスターに着いていなかった「ハイパスコンデンサ」を装着してみました。

今回はそれについてと、あと昨日の記事で書ききれなかった、「コンデンサ」というパーツについてもう少し詳しく述べていきたいと思います。

では、いってみましょう!

まずは、コンデンサについてのお話からいきましょう。

  • エレキギターにおけるコンデンサの役割

トーン回路のついているギターには、必ず「コンデンサ」というパーツが搭載されています。このコンデンサ、どういう働きをするかというと、いわゆる「高域成分の除去」なんですね。

高校物理などで、コンデンサは電気をためるもの、と習うと思いますが、その通りです。直流電流をコンデンサに流した場合、電気を貯めるだけ貯めます。ところが、交流電流になると、周波数の高い電流は放電してしまうんですね。その結果、高周波数の電流には抵抗が小さく、低周波数の電流には抵抗が大きいという特徴をもつようになります。(ちなみに、完全な直流電流の場合、周波数が0Hzと考えられますので、直流でも交流でも結局同じ特性をもっているといえます。)

要するに、コンデンサは「高域成分をよく通すもの」であると考えていただけると分かりやすいと思います。

さて、コンデンサには容量と電圧(耐圧)があります。前者はF(ファラド、ファラッド)の単位で表され、後者はV(ボルト)であらわされます。これはコンデンサを買うとき、必ず書いてあります。ただ、耐圧については、あまり考える必要はないです。ギターに使われるコンデンサは数百ボルト以上には耐えられるようになっていますので、基本的に問題はありません。迷ったら数値の大きいものを選べばいいと思います。

さて、問題となってくるというか、音に直接影響を与えるのは「容量」の方です。ギターのトーン回路に使われるのは、だいたい0.02μFから0.1μF程度となっています。ハイパスコンデンサとして使われるものは、さらに小さい容量で、0.001〜0.003μFあたりまでですね。(たまにMFの単位で書かれていることがありますが、μFと同じです。pFで書かれている場合、数値を1000000で割るとμFの単位に変換できます。)

  • コンデンサの容量と音の関係

コンデンサの音に対する影響ですが、「容量」が大きいものほど、より低域まで音を通す性質を持っています。トーン回路に使う場合、コンデンサを通った電流はアースに落とされる、つまり破棄される形となりますので、トーンをしぼったときにどれだけ高域を残したいか、というような観点から選ぶといいと思います。

つまり、容量が大きいものほど高域はなくなり、小さいものだと高域が残るというわけです。なので、「容量の大きいものほどトーンがよく効く」というわけです。たとえば、基本的に高域成分の強いシングルピックアップには0.047μF、より中低域によったハムバッカーでは0.022μFが使われることが多いです。昔のテレキャスターなどでは、0.1μFというものが使われたこともありました。

あまり数値を大きくするとトーンが効きすぎて、すぐにこもった音になってしまいますし、逆に小さいとトーンをいじってもほとんど変わらないということもありますので、もちろん好みなんですが、あまりに奇抜な数値を選ぶのはどうかと思いますw

ハイパスコンデンサとして使う場合は、コンデンサの中を通った電流はヴォリュームポットを通りませんので、逆に数値が小さいほど高域が部分だけが残る形となります。こちらで数値の大きすぎるものを使うと、今度はヴォリュームが効かなくなりますので注意しましょう。0.001〜0.003μF程度なら大丈夫です。

  • コンデンサの種類と音の関係

コンデンサには、容量が同じでも、様々な種類があります。ギターに使われるもので最も一般的なのが(というか、現在のほとんどの製品に一般的に使われるもの)セラミックコンデンサというものです。用途が多く、それだけ生産もされているというのもあり、大変安価で手に入ります。音質としては、やや固めの音、と言われます。

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セラミックコンデンサと特性が似ていて、より高周波数に強く、精度が高く、また温度や湿度からの影響も少ないように開発されたのがマイカコンデンサです。高周波数に強いということからか、ハイパス用として使われることが多いみたいですね。

さて、ギターパーツとしてはよく使われるものの、現代のほかの電子機器にはあまりつかわれなくなったのが、オイルコンデンサとフィルムコンデンサです。フィルムコンデンサは他に真空管アンプなどでもよく使われ、エフェクターでもブティック系といわれる高級なタイプには使われていることも多いです。昔のギターにも使われていました。そういういきさつからか、現代においてもリプレイスメントパーツとして使われることが多いです。ヴィンテージの高価なものなどになると、1つ1万円を超えるようなものもあったりします。

さて、コンデンサの種類による音の変化ですが、これは「変わる」という説と「変わらない」という説があります。特にトーン回路に使う場合、コンデンサを通った電流はアースに落ちてしまい、ギターから出力されることはないわけですから、理論上必要なのは「容量」だけで、たいした変化はないであろうことが考えられます。(容量が変われば音も変わるというのは前述のとおりです)

それにもかかわらず、多くの方がたくさんのコンデンサを試して、その結果「音が変わった」、というレポートを残しておられます。もちろん、中には思い込みなどもあると思いますが、とてもその全てを否定することはできないと思います。しかし、オシロスコープなどで正確に測定したレポートがあればいいのですが、個人でそういった機材を持っておられる方は少なく、実際、そういったレポートを見たことはありません。このへんが微妙なところなんですよね。

私としても正確に結論付けることはできませんが、しかし、音はやっぱり変わると思います。

じゃあどう変わるのか、何が原因で変わるのか、ということなんですが・・・コンデンサはその特性から、周波数帯によって「抵抗値」が変わるというのを書きましたが、では容量が同じならば必ず同じ抵抗値を示すのか、というとそうとは限らないといえるのではないかと思います。もちろん、高校物理に出てくるような「理想の条件」が整っていれば、数値が同じなら常に同じものとなるでしょうけど、ものごとはそんなにうまくはいかないもので・・・オイルコンデンサやフィルムコンデンサ、セラミックコンデンサなどの「材料」によって、多少特性に違いがあってしかるべきだと思います。ですので、その特性の違いが結果的に「音の違い」として出てくることは当然ありうる話ですよね。

たとえば先ほど書いた「セラミックコンデンサは音が硬め」だとか、「オイルコンデンサは変化がマイルド」だとかいうのは、多くの人が体感として感じていることなわけで、そういった特徴があると考えてもいいと思います。

ただし、その変化の割合というのは、ごくわずかなものです。ですので、「容量が同じ」ならば、「音はほとんど変わらない」というのは間違いありません。コンデンサで音を変えたかったら、容量の違うものを付けるというのが筋ですね。あと、セラミックコンデンサは基本的に温度や湿度によって影響を受けやすいので、より「正確」な値を出すためにコンデンサの種類を換えるという考え方もあると思います。

ついでに、でっかいコンデンサがついていると音がよさそう、という気分的な問題は、結果的にプレイに結びついてくることもあります。なので、そういった部分で影響がないわけでもありませんね。常に機械的なプレイができる、という方ならば別ですけど。

コンデンサについてはこんな感じです。いろんなところで論争が起きる話題だけに、様々な視点から見ていけたらいいと思うんですが・・・ご理解いただければありがたいです。

  • ハイパスコンデンサ装着レポート

では、今回の改造レポートをいってみましょう!さらに念のため、改造は自己責任でおこないましょうね。

今回装着したのは、ヴォリュームのところのハイパスコンデンサです。ハイパスコンデンサは、高域成分をヴォリュームポットを通すことなく出力するためのもので、トーン部分のコンデンサと違い、そこを通った電流はしっかりアウトプットされます。また、人それぞれプレイスタイルはあると思うんですが、トーンよりもヴォリュームをいじることが多い私にとって、こちらの方が重要なパーツであると思います。

ハイパスコンデンサは、簡単にどんなギターにでもつけることができるのですが、個人的にこれこそ「テレキャスサウンド」を作り出す特徴であると思っています。逆に、ジミーペイジがやったような、「レスポールのような太い音」をテレキャスで作り出したい、というのであれば、このパーツはいらないかもしれませんね。

さて、今回装着したのは、これです。

f:id:toy_love:20070913102437j:image

コンデンサ1コに1200円w

Cornell Dubilierというメーカーの、有名なフィルムコンデンサ「BLACK CAT」の0.001μFのものです。コーネルのコンデンサは、英国製のものもありますが、Black Catはアメリカ製ですね。トーン回路にはよく使われるのですが、ハイパスにBlack Catを着けたというのはあまり聞いたことがありません。なのであえて、これを選んでみました。

<装着前>

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ハイパスがついていない、最初の状態です。

<装着後>

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現在の状態です。うん、見た目が派手でよろしいw

  • サウンドレポート

これは激変と言っていいほど変わりました。まず、ヴォリュームがフルテンの状態では、ほとんど変わらないんですが、それを8くらいに落とすといい感じに高域が出て、まさに「テレキャスサウンド」となります。もともと中低域が強めのTEXUS SPECIALが搭載されている私のテレキャスでは、もちろんテレキャスらしい傾向はあるものの、そこまでブライトなトーンというわけでもないように思っていました。しかし、ハイパスをつけることによって、より明るい、テレキャスらしいサウンドとなりましたね。

低域がすこしにごったようになる特徴も、ヴォリュームを下げたことで解消されたように思います。テレキャスはヴォリュームを7〜8くらいで使われる方が多いと聞いたのですが、まさに納得という感じですね。ソロではこれをフルテンにして、中低域をすこし出してやる、みたいなこともできるようになりました。「テレキャスば万能なギター」と言われる理由が少し分かったような気がします。

現在のUSA製テレキャスだと、ハイパスが付いていないものも多いらしいので、「テレキャスらしいサウンド」を求められている方で、何か違うと感じておられるなら、これは是非試してほしいと思います。ハンダ付けができる方であれば、安価で簡単にできる改造ですし、元に戻すこともすぐにできます。それこそ、セラミックコンデンサならば、楽器屋でなくラジオとかのパーツを扱う電気屋さんなら数十円で手に入るみたいですよ。

一応やり方を書いておきますと、ヴォリュームポットの、線がつながっている2つの端子それぞれに、コンデンサの足を接続してやるだけです。それだけでこんなにも変わるとは、正直思っていなかったので、うれしいですね。

    • 追記:文中、「テレキャスらしいサウンド」と書きましたが、ハイパスはない方がテレキャスらしい、と感じるというご意見をいただきました。たしかに改めて読んでみると、ハイパスがあってこそテレキャス、というように読めてしまいます。50年代にテレキャスが作られた当時はハイパスはついていませんでした。なので、どういった音をテレキャスらしいと感じるかによって、様々なご意見があることを追記させていただきます。あと、私の場合、中低域重視のテキスペとの相性もよかったのかな、と思いました。

 

というわけで、今回はコンデンサについてのお話と、ハイパスを付けたレポートでした。テレキャス本体のレビューは、もうすこし使ってみてからということになると思います。

 

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2007-02-12

HAO SOLE PRESSURE modified by Soul Power Instruments

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今回は、買って間もないこのHAO SOLE PRESSUREのレビューです。見てのとおり、ワウペダルのモディファイでお世話になったSoul Powerのさいとうさんによるモディファイがなされています。

それでは見てみましょう!

まずはオリジナルのSOLE Pressureについて説明します。

HAO Sole Pressure

HAO Sole Pressure
価格:19,992円(税込、送料込)

Haoは、愛知県にその本拠地を持つハウスメイドのエフェクター工房で、日本からの世界で評価されるすばらしいメーカーですね。

このSole Pressureは、フェンダーアンプの歪みをシミュレートしたもので、音割れに近い、低域豊かなフェンダーアンプならではのサウンドを目標に作られています。

評判のいい使い方としては、このSole Pressureを軽くかけ、基本の歪みは真空管アンプで作る、というのが一般的なようですね。以前こちらの記事でも紹介しましたが、非常に独特な、3モードのサウンドをもつオーバードライブです。

実はHaoは、2003年に大幅な革新をし、全てのモデルでアップグレードと統一化が図られました。それは、「全モデルでLED、AC/DCアダプター端子、トゥルーバイパススイッチを装備する」という点です。さて、今回レビューするSole Pressureですが、この2003年の革新の前に作られたもので、LEDとトゥルー・バイパスは装備されていましたが、AC/DCアダプタ端子は装備されておらず、また、現行の3モードと違い、「Warm」モードのない2モードのものでした。

それでは、今回のモディファイ内容についてみていきたいと思います。

  1. DCジャックの追加
  2. 昇圧化
  3. 帯域の切り替え
  4. クリップの切り替え
  5. パーツ全体の見直し

以上の5点がモディファイされています。

「DCジャックの追加」は、上で書いたとおり、もともとアダプタ端子がなかったので追加した、とのことです。

「昇圧化」というのは最近流行りのモディファイで、9V電源のエフェクターを電源部にチャージポンプという昇圧回路を通し、17Vで駆動させるのが一般的ですね。昇圧を売りにしているエフェクターとしては、32Vまで昇圧した、「Ex-pro 32Volt Booster」という製品も有名です。基本的に昇圧を行うと、ダイナミックレンジが広がるため、ヘッドルーム、つまり出力の限界レベルと実際に出力されるレベル(dB)の差、余裕のことですね。そのヘッドルームが大きくなり、コシのある音になる、と言われています。よくある、レベルの限界を超えることで発生するヒス音(「シャー」という音)の低減にも役立ちます。

この昇圧ですが、そんなに珍しいものではなく、真空管を使ったエフェクターは、逆に「昇圧していない」ことを強調するものもあります。他にもコンプレッサーのMAXON CP9Pro+や、売り文句に「大きなヘッドルーム」と書かれたZ.VEX BOX OF ROCKもおそらく昇圧されているものと思います。

「帯域の切り替え」については、オリジナルのSole Pressureは低域によった音が特徴ですが、それがあまりにもブーミーすぎる場合に、もうすこしミドルに寄せることができます。

「クリップの切り替え」は、もともとLED対称クリッピングのものに加え、クリップなし、ゲルマニウム非対称クリッピングと切り替えられ、サウンドの幅が増やされています。

「パーツの見直し」は、おそらく昇圧化によるものもあるのかと思いますが、細かい定数等が少しカスタムされています。

コントロール系統はこのようになっています。

f:id:toy_love:20070212043917j:image

この、「Brillianse」と書かれたスイッチがオリジナルに搭載されている2モードのサウンド切り替えスイッチです。そして追加された上部の2つのスイッチ、このスイッチの左側が帯域の切り替えで、スイッチを左に倒せばオリジナル、右でミドル寄りとなります。右側のスイッチがクリッピングの選択となっていて、左から順に、LED、クリップなし、非対称と選ぶことができます。

二つ並んだツマミは左がDrive、右がLevelとなっていて、なかなか広い範囲でよく効く設定だと思います。

中身を開けてみます。

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こちらはフットスイッチ周り。スイッチの周りに付けられた回路が昇圧回路です。

f:id:toy_love:20070212032808j:image

こちらが基盤周辺です。オリジナルの基盤にはいくつか部品が付け替えられた形跡があります。また、写真左の回路がクリッピング選択、右の大きなコンデンサは帯域切り替えのものだと思います。

それでは、肝心のサウンドレポート、いってみましょう!まずはセッティングから。

Fender Japan Stratocaster MOD. / Gibson LTD Les Paul Studio Faded

HAO SOLE PRESSURE modified by Soul Power Instruments

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Marshall VS-15/YAMAHA GA-10

これらを組み合わせて試してみました。まずストラトとマーシャルのセッティングですが、これは素晴らしいです。ストラトからストラトとは思えない音が出ています。プリチューブアンプを少し歪ませて、それに歪みを足して使いましたが、今まであんなに使いにくかった「歪んだストラトサウンド」が、こんなに素直なものだったとは、と感心しました。調子に乗ってDriveをぐいっと上げてみると、今度は個性的な、非常にブーミーなサウンドで、これはこれで面白いと思います。

次にレスポールですが、このSole Pressureはシングルコイルに合う、ということですがハムバッカーにも非常に使えるサウンドだと思いました。私が使い慣れてるだけかもしれませんが、個人的にはハムバッカーの方が扱いやすいような気もします。ただ、個性が出るのは間違いなくシングルコイルです。

ここでふと、ソリッドステートのアンプにつなぐとどうなるかと思って、部屋の端っこに放置してあった、YAMAHAのGA-10を引っ張り出してきてつないでみました。そしてアンプをクリーンに設定し、さきほどDriveを上げたままの状態で音を鳴らすと・・・あれ?歪まない?

クリッピングなしの、コンプカットの設定になっていたので、LEDクリップにすると・・・あ、少し歪む。でも全然歪みが足りません。さっきまであれほど機嫌よく歪んでいたサウンドがうそのようです。

そこで、ゲインをブーストしてやろうと思い、BUSKER’S BOD-2 modified by ROOT20をSOLE Pressureの前に繋いで、ONにしてみました。目的はゲインのブーストなので、BOD-2も歪ませます。

すると・・・これがまたすごい!単体だとすこしこもった感じの、SD-1に近いドライブサウンドを得意とするBOD-2ですが、それとこのSOLE Pressureを組み合わせると、とんでもなく太い、それでいて扱いやすいマーシャルサウンドのような音になりました。フェンダーを意識したはずのエフェクターですが、中域をブーストするとマーシャルサウンドに近くなる、というのはおもしろい結果だと思います。

よく、Sole Pressureは「隠し味」といわれる意味がようやく分かった気がします。たしかにこれは「単体で歪ます」のではなく、アンプの歪み、もしくは他のエフェクターと組み合わせて、その力が存分に発揮される、ということですね。しかも。そうやって使ったときのサウンドは、小さな安物アンプとはとても思えないサウンドでした。

それにしても、素晴らしいペダルを入手することができまして、とても嬉しいです。今回のSole Pressureですが、今の仕様になる前の、プロトタイプ的なモディファイの記事が、こちらで公開されていますので、合わせてどうぞ。

 

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2006-12-29

Dunlop CRYBABY GCB-95 modified by Soul Power Instruments

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今回は、ワウペダルのレビューいきたいと思います。私の持っているワウペダルは、Dunlop CRYBABY GCB-95という非常に一般的なものでしたが、それを今回はsoulpowerのさいとうさんにモディファイしていただいたので、元のクライベイビーとの比較も兼ねて書いていきたいと思います。まさにフルスペック!なワウペダルに仕上がりましたので、ワウのモディファイに興味がおありの方は是非、読んでいただけたらと思います。

Jim Dunlop/GCB-95 (Original Crybaby)

Jim Dunlop/GCB-95 (Original Crybaby)
価格:12,790円(税込、送料別)

ワウペダル、というとどのようなものをイメージしますか?おそらく、VOX V848か、847、もしくはJim Dunlop CRYBABY GCB-95のどちらか、という方が多いと思います。そして、クライベイビーの方が価格が安いのもあって、私はクライベイビーを買って、使っていました。

クライベイビーの特徴

クライベイビーのワウサウンドといえば、「えげつない」というイメージがあると思いますが、その通り!私の使っていたクライベイビーも、えげつない系のワウサウンドで、非常に気に入っていました。

しかし、残念なことに、古い構造のエフェクターということもあって、使いにくい点もいくつかありました。

    • 音痩せ

最近のハンドメイド系等のハイエンドワウペダルはトゥルー・バイパスになっていますのでそういった問題は少ないのですが、このCRYBABY GCB-95は、トゥルー・バイパスではないため、繋ぐだけで音が痩せてしまいます。これは非常に残念な点です。

    • LEDがない

古いエフェクターでは当然ですし、また、現代のものでも、筐体スペースの問題や、「LEDがない方がヴィンテージサウンドに近づく」といった考え方から、ワウペダルにはLEDが付いていないものが多いです。

しかし、気付かないうちにONになっていたせいでクリーンサウンドがやたらキャインキャインして使い物にならなかった経験がある私としては、ON/OFFを示すLEDインジケ−タは是非とも欲しいところでした。

    • ACアダプタが挿し込みにくい

CRYBABY GCB-95は、スイッチ、ポットを除く全ての部品が基盤に直付けされていまして、そのせいでACアダプタの端子が奥に引っ込んでいるんです。そのため、Ibanez DC5のようなアダプタ分岐ケーブルを使用したりすると、挿し込むことができない、といった問題点もありました。

 

さて、これらの問題点を解決するとともに、さらにこのクライベイビーの持つワウサウンドの幅を広げるべく、さいとうさんにモディファイをお願いしたわけです。では、そのモディファイの中身を見てみることにしましょう。

モディファイ内容

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見ての通り、たくさんのスイッチが追加されているのが分かるかと思います。こういったスイッチによって何ができるのか、およびその他のモディファイ内容をまず見てみましょう。

  1. LED付きのトゥルー・バイパス化・・・3PDTのフットスイッチによってLEDインジケータを付けたトゥルーバイパススイッチになっています。
  2. ACアダプタジャック交換・・・上記の挿し込みがしにくいという点を改良してあります。
  3. ジャック交換・・・基盤直付けのジャックを、スイッチクラフトのものに変更してあります。
  4. ワウの可変帯域コントロールを追加・・・ワウペダルの効く範囲を6種類から選択できます。
  5. ヴォリュームコントロール追加・・・ON/OFF時の音量バランス取り、および少しのブーストが可能となっています。
  6. Qコントロール追加・・・エフェクトの周波数幅を設定します。Dunlop CRYBABY GCB-95Qにも搭載されていましたね。
  7. Colorコントロールを追加・・・ワウサウンドのカラーを調整します。
  8. ミッドブースト搭載・・・よりマイルドなワウサウンドにすることができます。
  9. JH-1モード搭載・・・ジミ・ヘンドリクスシグネチャーワウ、Jimi Hendlix JH-1のサウンドにすることができます。
  10. インダクタ切り替え・・・インダクタを一つ追加し、2種類のインダクタからサウンドを切り替えることができます。
  11. インプット/アウトプットバッファ搭載・・・もともとインプットバッファは搭載されていますが、さらにアウトプットバッファを追加し、それぞれのON/OFFと、アウトプットバファの音量調節が可能になりました。
  12. サウンドのハイファイ化・・・より高品質な部品を使用することで、ワウサウンドをさらに上質なものへと進化させました。

こうして改めて見ると、どえらいモディファイしましたね・・・フルスペック仕様ですw

それでは写真を使って細かい説明をしていこうと思います。

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インプット側の側面です。左から、JH-1モード切替スイッチ、ミッドブーストスイッチ、Colorコントロールポット、可変帯域切り替えロータリースイッチ、となっています。JH-1モードにすると、ワウのサウンドが全体的に低域に移動します。レスポールのようなギターだと、オクターヴファズとの相性はよさそうですが、普通のファズや、歪み系だとこもりがちになります。ですが、うちのストラトだといい感じでしたよ。また、EMGピックアップとの相性がいいらしく、ザック・ワイルドが以前は使っていたこともありましたね。

ミッドブーストは、私の好みからいって、最高でした。ONとOFFでは全くキャラクターが違って、ONにすると本当に甘いサウンドになります。逆にカッティング等でクールにいきたいときはOFFにするといい感じです。

カラーコントロールは、メロウなワウサウンドからブライトなサウンドまでをカバーでき、曲の雰囲気に合わせてコントロールすることができます。

そして可変帯域の切り替えスイッチですが、ワウペダルの動きによって変化する帯域が、低域よりから高域よりまで6種類の切り替えが可能です。低域よりにすると非常にエグく、高域よりにするにしたがって爽やかな雰囲気に変わっていきます。

 

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こちらはアウトプット側の側面です。左から、ヴォリュームコントロール、Qコントロールとなっています。ヴォリュームコントロールは機材の組み合わせによって調整するといいと思います。そしてQコントロールですが、これはワウの可変する上限が変化します。MAXにすれば、クライベイビーらしい可変の大きなワウに、少し絞ればVOX風、さらに絞ればBUDDA Wahのような変化は少ないけれどマイルドで上品なワウにまですることができます。また、よりせり出したACアダプタジャックと、白いカバーをかぶったLEDが見えると思います。

 

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LEDを点灯した様子です。よくワウのモディファイで、LEDをBOSS等と同様、ペダルの奥側に付けているのを見ますが、今回は私のこだわりで、側面につけてもらいました。この方が見やすいと思います。

 

それでは、内部の様子を見ていきましょう

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オリジナルの中身を知っている方は笑っちゃうかもしれませんね。面影が全くないんですからw

もともとの中身は、さいとうさんのブログの、こちらの記事を見ていただいて、ビフォア/アフターを比べてみると、その中身の変化がお分かりいただけるかと思います。

それでは、内部のモディファイについて、上で書きましたモディファイ内容の12番、「サウンドのハイファイ化」の中身を書いてみます。

  1. コントロールポットの交換・・・ワウのサウンドを作る2大要素は、インダクタとポットだと言われています。今回はそのポットを、非常に評価の高いFULLTONE CLYDE WAH POTに交換しています。
  2. 配線材を交換・・・内部配線には、WE(Western Electric)の単線22AWGを使用しています。
  3. トランジスタを交換・・・古くからのワウに使われていたBC109Cというシリコントランジスタに交換しています。
  4. コンデンサを交換・・・セラミックコンデンサをマイカコンデンサに、そして電解コンデンサにFineGoldのものを、さらにPCI E.W.S. GBC-95 Mod.と同様、マロリー製のコンデンサを使用しています。
  5. インダクタを追加・・・もとのGCB-95のインダクタに接触不良があった為、JH-1のインダクタ(GCB-95と共通、ただし年式のみ違います)に交換、それに加えて、有名なFaselのインダクタ(赤)を追加し、それぞれをスイッチでセレクトできるようになっています。
  6. 抵抗を交換・・・音の信号が通過する部分には、TRW製メタルフィルム抵抗に交換しています。
  7. ユニバーサル基盤によるポイント・トゥ・ポイント配線・・・プリント基板ではなく、ユニバーサル基盤で完全に作り直しを行っています。

と、中身をほぼ完全に入れ替えてもらいました。もはや元のパーツは筐体と、音の信号に関係ない部分のいくつかの抵抗のみとなってしまいました。あ、あと電池スナップもw

 

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基盤部分の拡大です。左側がペダル奥となっています。内部のスイッチは、左からインプットバッファのON/OFF、インダクタ切り替え、アウトプットバッファのON/OFFとなっています。中央にある可変抵抗は、歪み量の調整。このワウは歪み系エフェクタの回路を使わずに微妙に歪ませることができるのですが、その量の調整です。効きは微妙だ、とさいとうさんは言っておられます。右の白い可変抵抗はアウトプットバッファの音量調整に使います。最大で原音と同じゲインになっています。

 

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ポット、およびフットスイッチの部分です。トゥルー・バイパスであることが分かります。

 

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さいとうさんの、「Soul Power Instruments」のシールは、裏蓋の裏側(分かりにくいw)に貼ってあります。

 

それでは、サウンドレポート、行ってみましょう。

サウンドレポート

まだ手元に来てからそんなに日が経っていないので、スタジオ等で、大音量でのプレイはしていないのですが、うちにあるアンプとギターを使って音出しをしたので、そのレポートを書きます。

それでは、試奏レポート風に、まずはセッティングから行きましょう。

Gibson LTD Les Paul Studio Faded

Z.VEX BOX OF ROCK

Soul Power Instruments GCB-95 CRYBABY mod.

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ROOT20 BOD-2 mod.

Marshall Valvestate VS-15

イメージ検索

というセッティングで行いました。前後に歪みを入れたのは、どちらが効くか試すためです。まずはクリーンで音出しをします。ワウのスイッチは、ミッドブーストON、インダクタにFasel、イン/アウトプットバッファ共にOFFで、外側についたコントロールをいろいろ弄くります。

・・・これは素晴らしい。まず、出音が「ワウワウ」いいます。本当に。可変帯域を変えると、アウアウになったり、ワオワオになったりしますw個人的にはちょっと高域よりが好きですかね。次にQコントロールでマイルドな変化から最大変化まで試します。これは曲に合わせていろいろ変えるとよさそうですが、ギター1本で遊ぶにはやはり最大変化が楽しいですね。そしてカラーコントロール。ブライトにした明るいワウサウンドも最高ですが、個人的にはカラーを絞ったメロウなワウサウンドがたまりません。というかこれだけで無限にワウサウンドが作れますね。他のワウにはない、圧倒的な音の幅です。そういえばこのセッティング、PCI E.W.S. GBC-95 Mod.に一番近い音になってるはずですね。艶のある音、ということですが、たしかに!これは非常に奥行きのあるいい音ですね。

ただ、ちょっとマイルド気味です。ヴィンテージサウンド向け、といった雰囲気ですね。そこで、内部のバッファをONにしたりOFFにしたりしてみます。

・・・うん、全然ちがいますね。バッファを通るか通らないかで出音は全く変わってきます。インプットバッファを通すと、より元気のあるサウンドになって、私にはこれが好みですね。そしてアウトプットバッファですが、理論上は変わらないはずなのに、やはりニュアンスが変わってきます。バッファアンプらしい、ちょっとブライトなサウンドになりますが、私はアウトプットバッファはOFFの方が好きかなぁ。でもこれはワウの後ろにもっと多数のエフェクトをつないだりするときにはONにする必要があるでしょうし、その方がいいと思います。

歪みとの相性は、歪みの後よりも前の方がよさそうですね。後だとちょっとえげつなすぎる部分があります。ただ、これがファズとかを繋ぐとまた変わってくるんですけどね・・・。

では、インダクタをGCB-95に変えてみましょう・・・おぉ!これぞ現行のクライベイビーサウンド!Faselに比べて安っぽいぞwでも、これでQコントロールやカラーコントロールをいじくってえげつないセッティングにすると、変態ギタープレイにも使えそうなサウンドになりますね。インダクタは機材ごとに相性があるらしいので、逆にFaselだとマイルドすぎてダメな場合に、こちらに切り替えるといいことがありそうですね。

あと、全体に言えることですが、ペダルがすごく軽いです!ポットの交換によるものだと思いますが、今までなんかネバーっとした抵抗感があったペダル操作が、ものすごく軽くなりました。好みによると思いますが、これはいいですよ!

 

いやー、今回のモディファイは非常に重厚でした。今まで音痩せと使いにくさから、あまりつかってこなかったワウですが、これを機に、曲の中にもっと取り入れていこうと思います。それにしても、ここまで音作りの幅があるワウペダルは見たことがないですね。ファズを搭載してるとか、そういうのはありますが、このペダルは完全にワウのみですから。

 

同じものが欲しい、という方はsoulpowerにてさいとうさんに問い合わせてみてください。ただし、個人の方ですし、さいとうさんもお忙しいですから、確実にやっていただけるという保証はありませんし、パーツ代以外に明確な価格というのも今のところは考えておられないようです。問い合わせをされる際にはそのことを念頭においてお願いします。

また、こちらで、今回のモディファイの記録を読むことができます。

 

さて、今回はワウペダルを見てきましたが、いかがだったでしょうか?ワウのモディファイはこのところ流行っているのか、よくやっておられるサイトさんを見ます。この記事を読んで、そんなモディファイをやってみたい!という方に参考になれば嬉しく思います。

 

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2006-12-17

BUSKER'S BOD-2 modified by ROOT20

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今回はバスカーズという島村楽器さんのブランドによる激安オーバードライブ、BOD-2を見ていきたいと思います。私の物は、タイトルと写真を見ていただくと分かるようにROOT20さんによってモディファイされたものなのですが、そのモディファイメニューなんかも見ていけたら、と思います。

それでは行きましょう。

ROOT20さんに写真使用の件で確認を取らせていただいたついでに、いろいろとご指摘をいただきましたので各所に追記しておきます。

Busker's BOD-2

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こちらがオリジナルのBOD-2です。なんと¥2980!!

でも、これは値段で買ったわけではないのです。というのも、あるインディーズバンドさんのライブを見たとき、ギタリストの人が、Telecaster Customでめちゃめちゃいい音を出してたんですね。それで思わず、そのギタリストに「どんな歪み使ってるんですか?」と聞いたら、「島村の3000円くらいの緑のオーバードライブ」というお返事が返ってきまして、それですぐに島村に直行ですよ。

そして、試奏しましたよ。いつも通りLes Paul Standardと、Roland JC-120を繋いでの試奏でした。

いや、これはおかしい!

なにがおかしいって・・・だって・・・

音が良すぎる!んですよ。

これは¥2980の音じゃない、と直感が言っています。このエフェクターは1万円で売っていても不思議じゃない、と。傾向としてはマイルドなブースター系ODなんですが、ゲインを上げるとけっこう荒い歪みまで出せます。そして即買いしました。

さて、家に帰っていろいろ弄くって使っていたのですが、最初は音の良さに感動していたものの、しばらくすると、¥2980らしい部分が見えてきました。

    • TONEコントロール

TONE自体の効きはまぁ普通といったところです。問題は、このTONEを上げるとブーストされる点ですwとくにDRIVEを0の位置にして、TONEをMAXにすると・・・すでにTS9のゲインを超えていますwこれはなんとかしたい。

    • OFF時の音痩せ

これは見た目機械式ですが、電子スイッチです。なのでOFF時にバッファを通るわけでして、そのバッファ自体もそうそういいものではなさそうで、音痩せがどうしてもします。ま、激安エフェクターですから、仕方がないんですけどね。

 

結論として、このエフェクターは「安い」というか、「安すぎ」です。はっきり言ってメインで使える歪みだと思います。見かけたら即買いですよ!

 

さて、それでは上記の使いにくい点を直す、というのと、そのころモディファイ屋さんというのにすごく興味があったのもありまして、じゃあモディファイしてもらおう!ということになりました。そこでお願いしたのが、確かな技術と丁寧な対応で定評のある、ROOT20さんだったわけです。それではまずはこちらがお願いしたモディファイメニューを見ていきます。

  • トゥルー・バイパス化
  • TONEコントロールの使いやすさを向上
  • コンプカットサウンドに (追記:コンプカット、というほどカットはしていない、とのことです。コンプ感を下げる、ということでした。)

最後の項目は、ROOT20さんとメールでお話しながら、それなら!ということでお願いしました。では、詳しい中身について見てみましょう。

    • トゥルー・バイパス化

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これはBOD-2の中をあけた状態です。機械式ではない、電子スイッチであることが分かりますでしょうか?

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こちらはそのスイッチを取り外したものです。もう明らかに機械式でないことがお分かりいただけると思います。

さて、じゃあこれを3PDT方式のトゥルー・バイパスにしてほしいとお願いしたのですが、この基盤の高さが絶妙に最悪でして、3PDTの機械式スイッチが入らない、ということでした。どうしてもそのやり方にしたいならケース入れ替えするしかない、とのことでしたので、その方式によるトゥルー・バイパスはあきらめて、ROOT20さんお得意のラッチングリレー方式のバイパス回路を作ってもらいました。

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モディファイ後の中身です。中央に新たな基盤が設置されていますが、これがそのラッチングリレー用の回路です。ROOT20さんはBOSS TU-2にもこのリレーを組み込んでバイパス化することで有名ですね。全然音が違うそうですよ。

    • 歪み質UP & TONEコントロール改善

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こちらはROOT20さんの撮影によるBOD-2のオリジナル基盤画像です。(掲載に関して問題があればご連絡ください)

追記:掲載OKとのことです。ROOT20さんありがとうございます。

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そしてこちらがモディファイ後の基盤。変更点がお分かりいただけるでしょうか?

  • 歪み質のUP

こちらはオペアンプの交換によって対処していただけたようです。←私の間違いです。交換していません。

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こちらはもとのopampの画像です、さて、交換後は・・・

 

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JRC4558Dです!TS-808等に使われている有名なオペアンプですね。入手困難らしいです。(このオペアンプ自体はリイシュー物のようです。いわゆる「艶消し」というタイプです)

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オペアンプ周辺も変更されています。

    • 追記:私のカン違いでした。元の基盤ですでにこのJRC4558Dを使用してあったそうです。艶あり、というのは珍重されて高いですが、こちらのタイプは高いものではないらしいです。なお、このオペアンプの上にかぶさるような形になっているコンデンサがミソで、このコンデンサによって中低域を厚くしてあるそうです。元のコンデンサと並列にしていただいてる、とのことです。そんな方法があるんですね。ちなみにROOT20さんがオペアンプ交換でJRC4558Dを使われる場合、特別な場合を除いて、艶ありのJRC4558Dを使用されるようです。参考URL

 

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クリッピングダイオード・・・かな?このあたりにも手が入っています。

    • 追記:このクリッピングダイオードの変更によってコンプ感の低減に役立っているようです。あくまでも「カットではない」とのことでした。このあたりも私のカン違いです。すみません。

 

    • TONE改善

こちらは抵抗値を変えるなどの作業で対処いただけたようです。

 

ええ、音の傾向としては、JRC4558Dの使用により、よりマイルドな、中域に密集した音となり、ありえなかったTONEコントロールも一般的なものと同等になりました。ギターのヴォリューム、ピッキングへの反応も格段にあがりましたね。個人的には非常によかったと思います。

 

ということで、今回はモディファイ屋さんによるワンオフ物のモディファイを見てみました。メールのやり取りによる相談に約1週間も使う等、非常に丁寧な対応で、これだけやって¥10500!

エフェクターのモディファイとしては安い方だと思いますが、元が¥2980でありながら一万円以上をかけて改造してみたくなる、そんな魅力がこのBOD-2にはあります。

ROOT20さんによるBOD-2のレビューですが、BOSS SD-1を基調として定数等を変更したカスタムドライブで、これで¥2980なら超お買い得。中身は¥8000〜¥10000級のもの、だということです。

 

残念なことに、このBOD-2は既に生産が完了しています。(基礎編等、他の記事で取り上げなかったのはこのためです。)ただ、島村楽器の間で在庫を回したりしているようなので、気になった方はまず島村楽器に行かれてはいかがでしょうか?

楽器屋さんとしての評判等はいろいろあるようですが、このペダルに関しては、すばらしい品質とコストパフォーマンスだと思いますよ。オススメです。

最後に、こちらの記事を読んでいただいたROOT20さんから、特に書いておいてほしいという点があるとのことです。

それは、今回ご紹介したモディファイは、このBOD-2がレアな機種ということもありまして、ワンオフらしい、普段のSD-1/TS系等とは違うモディファイをしていただいた、ということです。ありがたいことです。

ですので、こちらに書きましたモディファイ内容は、一般的な機種のモディファイ内容とは違う特別なものなので、ROOT20さんとしては他機種においてもこの方法を取るわけではない、ということだそうです。

一般的な機種等のモディファイについては、ROOT20さんのサイト(こちら)で書かれていますので、そちらをごらんになってください。

 

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2006-11-27

Fender Japan ST57-66US BLACK その2

今回はストラトレビューの続きです。前回のときに改造箇所の説明をまた今度する、と書いたまま放ってあったので、それをやろうかと。

今のところ、改造点は電装系とその周辺のノイズ対策です。その辺を詳しくみていきたいと思います。

では、いきませう。(画像が多いのでケータイの方は注意してください)

お久しぶりに登場!うちのストラトさんです。

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以前は「気にしないで」といったぺんぎんステッカーですが、これを貼った理由は、この黒白ストラトが私にはペンギンにしか見えないんですwブラッキー?意識してないよw

私はペンギンという鳥が好きで、それでストラトなら黒!と決めていました。

では、そろそろ弦もへたって錆びかけてきたので、交換することにします。

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弦を取りました。なんか味気ないですよね。

それでは改造箇所を見ていきます。ピックガードをはずしてみましょう。

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こうなっています。

まず改造するに至った理由ですが、私はこのストラト(2005年製)を、¥13000で買うことができました!売買掲示板は見ているとたまに掘り出し物がありますね。で、そのときの状態ですが、ネックとボディはほぼ新品。ちょっと逆反りしてました。弦は張ってありましたが、錆び錆びでした。

で、キャビティ内は弦アースが断線し、リアPUの音量が極端に小さい、という状態でした。オークションならジャンク扱い、といったところですね。ギターに詳しくない方なら、弦を押さえてもノイズが止まらないのでこれは使えない!となるかもですね。リアPUもこれはおそらくコイルが断線してそうです。

それなら!ということで、Fender Japanのギターの弱点である電装系を全交換してしまえ!というわけです。

  • ピックアップ交換

もともとついていたのは、USA VintageというPUでした。歪ませるならば悪くはない、といった感じでしたが、クリーンサウンドは艶がなく、なんか弦の音を機械的に拾っている、という雰囲気でしたね。ただ、値段を考えるとそう悪いものではないと思います。

しかし私はストラトのクリーンサウンドが好きなので、これではちょっと・・・ということで交換したのがこちらです

LINDY FRALIN VINTAGE HOT TALL D SET WHITE

ハンドメイドPUメーカーとしては新しいブランド、リンディ・フレーリンですが、そのサウンドはすばらしく、非常に評価が高いです。特に私のストラトに使われている「バスウッド」のボディは、ピックアップのサウンドにかなり左右されますので、重要な要素となるわけですね。

このTALL Dというのはいわゆる一般的なホールピースの高さ、ということです。リンディはホールピースの高さにこだわりを持っているようで、55年以前のストラトを再現したTALL G(3弦のホールピースが高い)タイプや、右利き用ギターでジミヘンサウンドを再現させるためにすべてのホールピースの高さを逆にしたWoodstock'69といったモデルがありますね。

さて、こちらのTALL Dは正規輸入品だとセットで7万5千円もします・・・おそろしいw私は写真のリンク先から買ったので激安でしたが・・・直輸入品ですけどね。

ピックアップカバーが付属していて、ホワイトとアンティークホワイトがあるようですね。

センターピックアップが逆巻きになっているので、ハーフトーンでのノイズが少なくなります。また、リアPUの巻き数を増やして音量バランスも取ってありますね。

  • 電装系

国内屈指のコンポーネントモデルメーカー、SonicのTurbo Blender 2というキットです。これは簡単にいうと、センターとかリアPUのサウンドにフロントPUを「直列」でつないで太い音を得よう、というものですね。そのつなぎ具合もポットで連続的に調整できるので、音作りの幅がかなり広がります。

フロントPUトーン調整ポットをマスタートーンに、センターPUトーン調整ポットをブレンダー用にすることで、見た目も変わりません。私はセンター+リアのハーフトーンにフロントをブレンドしたクリーントーンが好きですね。全てのピックアップで音を拾うので、なんだかアコースティック感が出ます。また、この「2」は全てのポットがフルテン時にバイパスされる「フルアップポット」というのを使っています。好みがありますが、音抜けが格段によくなるので、私は気に入っています。フルアップでないターボブレンダーも売っていますね。

装着するとこんな感じです↓

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オイルコンデンサですね。HGC?というのは聞いたことがありませんが、CPCコンデンサはオーディオ関係によく使われます。これを選んだ理由は、面白そうだ、というのが一番なんですが、ポットやコンデンサなどが配線済みの状態になっているので改造が楽、というのもありますw

  • ノイズ対策

キャビティのノイズ対策を行っています。

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一目でわかると思いますが、キャビティ全体にアルミテープを貼り付けてあります。単純ですが、根気のいる作業です。これは100均で売ってた「台所用アルミテープ」というやつです。ちゃんと通電しますw

実はまだ完全ではなくて、ピックガード側にもちゃんと貼らないといけません。(ていうか貼るの忘れてましたw)

しかし、ただ貼るだけではノイズアンテナになってしまう可能性もあります。大事なのはここからです。といってもこちらも単純な作業ですが・・・

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わかりますかね・・・弦アースをいったんキャビティのアルミに落とすための、木ネジを使ったターミナルを作っています。これで万全です。今、ピックガード側にアルミを貼っていないにもかかわらず、ノイズは非常に少ないですよ。これでピックガードにもちゃんと貼れば、完全にシールドされるのでさらに減ることでしょうね。まだ改造予定があるので、そのときにでもやろうかと思います。

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ジャックのキャビティにもこのとおり。

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ジャックはスイッチクラフトに変えました。効果のほどは不明ですが、なんか「クライオ処理」(一部ではオカルトと言われているw)をしてあるタイプです。200円くらいの差だったので、ま、いっか、と。

ジャックから出てる線がどちらも白ですが、これは配線材を買ったとき、Belden#8503(クライオ処理)のもので、白しか売ってなかったからです・・・一応、マイナス線には印をつけてありますけどね。

 

それでは弦を張りましょう

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私はいつもこれです。アーニーボール10-46。

ただ、レスポールに出荷状態で張ってある弦・・・これがとても良くて、今あるストックがなくなったら次はGibson弦で統一しようかと考えています。

ストラトのペグって独特で、先に弦を切らないといけませんね。

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私はいつも、弦を入れるペグ+2ペグ分の長さを残して切っています。

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そして、弦の力のかかり方が変わる部分で折り目をつけます。これでだいぶ違います。

あとは張ってチューニングして一晩ほど置けばOKですね。やはり新しい弦は気持ちがいいですね。

 

さて、改造箇所を見てきましたが、今後変えようと思っている部分を挙げておきます

  • ブリッジサドル

チタン製サドル

 

音質UP、サスティンの上昇、そして弦振動が安定する、ということですね。評判も良いですし、見た目的にもいい感じなので第一候補です。

グラフテック製サドル

 

こちらも非常に評価の高いサドルですね。新素材?かなにかを使っていて、サスティンや耐久性はもちろん、チューニングの安定にも効果があるそうです。

  • トレモロブロック

これは純正品がダイキャストで非常に軽いので、重さのあるスチール製に変えようと思っています。

  • ペグ/ナット

現状で別に不満がないので、これは後回しにしていくと思いますが・・・弦張りがラクなロックペグと、チューニング安定性が高いというグラフテック製ナットにしたいと思っていますね。

SPERZEL 6L

Graph techストラト用ナット

こんなとこでしょうかね。ハイエンドパーツを集めて、ヴィンテージ志向なモダンストラトを完成させたいな、と考えています。ボディ材がバスウッドのストラトは安物のイメージがありますが、そのイメージが正しいのか間違ってるのか、そんなところも追求していきたいですね。

昨日の記事に書きましたラルクのKenモデル「叙情詩」もハイエンドパーツを組み合わせたタイプでしたので、あれを目標にやっていきたいと思っています。

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2006-11-17

Zinky SMOKEY AMP ちょっとした改造編

今のところ、世界最小のギターアンプといっていいでしょう、「スモーキーアンプ」を紹介します。

これはもはや定番化した、とみていいんでしょうかね?捨てられる運命にあるはずのタバコ箱がリサイクルされ、ギターアンプへと変わっていくなんて、すごいじゃないですか!

こちらが私のスモーキーアンプです

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製品版に対して、ちょっとした改造をしています。

まずそこから見ていきましょう。

  • 外箱の入れ替え

こちら、もともとはCAMELに入っていました。しかし、やはり自分のお気に入りのタバコ箱に入れたいじゃないですか!ということで、半ば強引に詰め替えました。

ハイライトってソフトパックしかないんですよね・・・なので、少し大変でしたが、その様子を書いてみたいと思います。

※画像もありますが、これは以前に改造したものを今いったん解体して組み立てなおしながら撮ったものです。

    • まず、製品版のスモーキーアンプを解体します。

これはもともとの外箱をビリビリと破いていけばOKでしょう。回路部分と箱を固定してある固まったボンドのような部分も、くにくにと取ってしまいましょう。(ここは画像がありません)

 

それでは、詰め直し、いってみましょう。

    • まず、ハイライトの空き箱です

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こちらをの、フタ部分を・・・

 

    • 全部むしりました

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次に・・・

 

    • こちらが、スモーキアンプの中身です。

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    • 裏側。基盤はそれなりに保護されていますね。

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    • さぁ、入れていきましょう

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箱をくずさないように慎重に・・・

 

    • うまく入ると、ジャックはこのように挿せるようになります。

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さて、気づいた方もいるでしょうが、BOXケースの製品版は、フタ部分を開けて電池交換し、ジャックは箱の底面から出ています。しかし、ソフトケースにするにあたって、ジャック穴の加工は箱の耐久性を考えると、断念せざるを得ませんでした。そこで、行ったもうひとつの改造が・・・

  • ACアダプタ専用に

です。難しそうだって?とんでもない!ACと電池併用にするならば回路をいじくらないとダメですが、電池専用をアダプタ専用にするには、こんな便利なものがあるんです。

    • 1SPOT 変換アダプター!

見ての通り、9V電池用ソケットに差し込んで、ACアダプタのジャックに変換することができるんですね。今回はそれを使用しまして、箱の底部分からそれを出します。

    • アダプタジャック部

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なんかうまいこといかずに、線まで出てきてしまいましたが、これくらい遊びがある方がいいでしょうね。

私が行った改造は以上です。

では、サウンドレポートに続きます。

 

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