21世紀ラジオ (Radio@21)

何かと気になって仕方のないこと (@R21ADIO)

2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

今日も地震があった

朝地下鉄の中で、地震があって、駅と駅の間で、車両が停止した。あまり混んでいなかったの、皆、動揺もなく、新聞や、スマートフォンや、文庫本を読みふけっていたままだった。ぼくはディヴィッド・ボダニスの「E=mc2」というアインシュタインの発見につい…

あれから1ヶ月が立ち

地震から1ヶ月が立った。ぼくたちはいまだに不安の中にいる。しかし不安は不安のままにして、桜は満開になり、ぼくは、自粛の暗さの中で、千鳥ヶ淵の桜を眺めた。皆、静かに、桜の道を歩いていた。福島原発は、いつのまにか、チェルノブイリなみの評価に変わ…

UKガーディアン 「原子力発電の費用はそもそも計算不能」

原発をめぐる問題を読み解いていくのはとても難しい。それは技術をめぐる是非の問題ではないからだ。そこには、経済や政治が抜きがたく結びついているので、科学の名を持って語られるロジックに、不純なもの(=政治的なもの)が混じり合ってしまう可能性が…

NYT 原発事故のシミュレーションモデルについて

日本の地震学やリスクマネジメントは現在、あまりに決定論的で、最近のリスクマネジメントの趨勢である確率的アプローチが欠落しているという、元東芝のエンジニアのコメントがNYTによって報じられたことがある。Reliance on old science left nuclear autho…

ラジオについて

震災を契機に明らかになったことは多い。いくら効率性を追求しても、過剰な電力消費がなければ、何もできないこと。情報通信も、危機には弱い。自分たちの経済生活が、はりつめた効率性に過度に依存しているということ。個人的には、もう一つ。ラジオがとて…

自分の心の中の偏狭さについて

災害から3週間がたった。具体的な傷跡が日々明らかになっていく。そして収拾がつかない原発の問題が、東日本の人々の心理に大きな影響を及ぼしている。眼に見えないところで、いろんなことが起こっているような気がする。それは一人ひとりの心の中で生じて…

ニューヨークタイムス フランス原子力政策を再チェック

最近は、海外メディアが福島原発をどう報道するかということよりは、今回の事故を踏まえて、各国が自国の原子力政策をどうしていくのかという情報の方に関心が向く。海外メディアの日本の報道は、当局のソフトな検閲をうけにくいというメリットもあるが、基…