TBS、新たな動画配信サービス「TBS BooBo BOX」を発表

TBS、新たな動画配信サービス「TBS BooBo BOX」を発表
http://www.streamnow.tv/bbnews/05/1014/bn051014-01.html

上記によると、「これまでとは異なる形で良質なコンテンツを多種多量に提供する新しい動画配信サービス」をするらしい。どういうコンテンツなのか気になるところ。このサービス有料なんで、当然力を入れそうだから、地上波に負けないものを作るかもしれない。ただ、そうすると自分の首を締め合うことになるので、方向的には地上波の再放送とか、関連したものを放送するのかなぁ? でも、いずれにしてもこのサービスを視聴するということは地上波を見る視聴時間は減るということなので、影響が無いとは言い切れない。もっとも、視聴率調査なんて適当なサンプルでやっているわけで、お母さんは地上波を見て視聴率をかせぎ、お父さんや子供からは有料で儲けるという路線にのれば、売上は伸びるだろうけど。

と思ったら、以下に記事がありました。

TBSがVODサービスを本格化,BBTVや4th MEDIAなどに提供
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20051012/222622/

やはり、最初はコンテンツの再利用。つまり、再放送。最初は様子見といったところかなぁ。でも、面白いコンテンツを提供してなんぼだから。

スポーツ・アイ、「速報!スポーツTV」で海外スポーツニュースの映像を配信

スポーツ・アイ、「速報!スポーツTV」で海外スポーツニュースの映像を配信
http://www.streamnow.tv/bbnews/05/1013/bn051013-03.html

このサービス、携帯で映像が見れるサービスで、既にスタートしてるんですね。月額315円。知らなかった。知らぬ間に着々進歩しているみたい。(^^;
今回のニュースによると、「発表によると、携帯サイトで海外スポーツニュース映像が配信されるのはこれが初めてになるという。」とのこと。もちろん、日本語ナレーションが付くもよう。

「地方への地デジ放送はFTTHより衛星」──JSATの笹原運用部長

「地方への地デジ放送はFTTHより衛星」──JSATの笹原運用部長
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20051012/222658/

いや、だから、FTTHは地デジのために引くんじゃないんですってばぁ。地デジを主役に考えちゃうからそうなるんだと思う。まぁ、よっぽど山間部ではFTTHが来るのに時間がかかるかもしれないけど、そういうわずかなところのために衛星で配信するのでしょうか?
今のアナログ地上波の山の中にあるサテライトも、テレビ局の予算の都合などでCATV化していっている状況。意外に早く、山の中にもFTTHがいくんじゃないかな?

「ワンセグは放送の究極の姿」,NHK橋本会長

CEATEC】「ワンセグは放送の究極の姿」,NHK橋本会長
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20051006/222391/

確かに災害時はいいかもしれない。普通の携帯の通信ではすぐにパンクしてしまうでしょうから。考えてみれば携帯は、普通の携帯の通信という電波と、ワンセグという電波の2つの入り口があるわけだ。まぁ、最近の携帯はラジオが受信できるのもあるから、これも考えれば3つか。

携帯ユーザーの7割がほぼ毎日Webを閲覧

携帯ユーザーの7割がほぼ毎日Webを閲覧、大半が定額制を利用
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/it/401701

第3世代携帯電話でモバイル市場が活性化、QRコードも普及
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/it/401701

私が思ったより進んでますね。携帯のWebっていうのは、パソコンのホームページで言えば、電話代を気にしながらダイヤルアップしていた時代だと思っていたのに、案外早くその時代を脱出しそうです。
ここからが本当のビジネスチャンス。携帯だとキャリア経由で代金取れるから安心感もあるし。まぁ、手数料取られますが。
放送だとニュースとかストリーミングで流して、キャリア経由で代金徴収かな。

 インヒビットフラグ

放送局にはAPS(呼び名はメーカーによって微妙に違うが)というコンピュータがあって、これが各放送機器を制御して放送を出しています。そういう意味から言ってASPはコンピュータというより制御装置と言った方がいいかもしれません。
APSへは放送運行データ(単に運行データともいう)を読み込ませ(単なるテキストデータ)、それにしたがって放送機器を制御していくわけです。例えば、10:00:00からV1というVTRで放送するというのであれば、運行データは、
V1 V1 10:00:00
というような感じになります。(実際にはもうちょっと複雑ですが)
上の例で言えば、10:00:00に映像はV1で音はV1をスイッチングするということになります。つまり、V1を入力ソースに選んで放送するということになります。
しかしスイッチングしただけではダメです。VTRが動き出さないと映像が再生されません。つまり、
V1 V1 10:00:00
というのは、V1というVTRをスタートさせるという制御も同時に行っているのです。

さて、デジタル放送が始っても2011年まではアナログ放送はやめられません。デジタル放送とアナログ放送で別々の番組を出してもいいのですが、大抵は同じ番組を両方で放送します。これをサイマル放送といいます。
この時はどうなっているかというと、デジタル用とアナログ用のAPSが二つあります。一応、デジタルとアナログ別々の放送を出すことができるようにするためです。また、同じV1を放送するにしても、画角の違いがありますから、アップコンしたりダウンコンしたりして、16:9と4:3を作り出す必要があります。ですから、スイッチングするポイント(クロスポイントという)は、アップコンやダウンコンの後になります。これをそれぞれVU1、VD1とします。

結果、デジタル用のAPSには、
VU1 VU1 10:00:00
アナログ用のAPSには、
VD1 VD1 10:00:00
という運行データが渡されます。

一見、これでよさそうです。しかし、APSはスタートの制御も行うことを思い出して下さい。これでは、デジタル用のAPSとアナログ用のAPSから同時にスタート信号が出てしまいます。二つのスタート信号は微妙にずれますので、そうなった時、VTRがどういう動作をするのか保証できません。

したがって、どちらかは制御信号を出さないようにしなければなりません。実は、これを実現するために、インヒビットフラグをどちらかに立てます。このフラグが立つと制御信号が出なくなります。

で、すご〜く前置きが長くなったのですが、インヒビットというと自分自身に対して何かされるのに禁止がかかるというイメージがありませんか? 私としては、制御イネーブルをfalseにするという方がしっくりするんですが。インヒビットと名前を付けた人は、絶対プログラマじゃないな。(笑)