旅行記のようでガイドブックでもない何か はてなブログver

海外調査研究部元部長の旅行記。旅先ははじめにをごらんください。

グアム 第一夜

2009年11月にサークルで行ったグアムの旅行記です。

大学四回の時に卒論ほったらかして内輪用に書いた紀行文、つまらない内容で文章も下手です。もう何もすること無くなって超お暇な時にお読みください。


では2009年11月、関西国際空港から物語は始まります。


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2009年、サークル合宿。

その行き先は常夏の楽園グアム・・・いったい、どんな旅になるのだろうか。

1日目 事件はグアムで起こるんじゃない。関空で起こるんだ(織田裕二風に)

僕が関空に到着したのは集合時間の30分前。

いつものサークルなら誰も集合していない時間だが、今回は海外グアム合宿だ。初めて海外へ行く人も何人かいるし余裕をもって集合するだろう。30分前でも1人くらいは集合場所にいるんではないだろうか?そんな淡い期待を持ちながら、集合場所に行ってみるが案の定、誰もいなかった。

やっぱり、うちのサークルは海外合宿でも平常運転だった。

今回のメンバーは僕と、2回生の男3人組H君、S君、N君。2回生の女の子が部長のNさんとMちゃん。1回生の女の子がHさん、Aさんの合計8人。最近のサークル合宿では最多となる参加人数だったりする。

結局、みんなが集合したのは夜7時頃。それから一度、解散し搭乗口で再集合することに。

僕は男3人を連れて保安検査、出国審査と順調に進んでいく。出国審査を抜けるとウィングシャトルというモノレールに乗って、飛行機の搭乗口まで向かうのだ。

そのシャトルに僕が乗り込んだ、その時である。

「うわぁぁぁ〜〜〜」という悲鳴ではない何かよく分からない声が後方から聞こえて来た。

振り返るとシャトルの扉が閉まり、S君がシャトルに乗れず、1人ホームに取り残されてしまったのだ。本来なら、S君の事を心配しないといけないところだが、シャトル内は爆笑に包まれた。

どうせ次のシャトルで来るだろうから、S君にしばしの別れを告げ、搭乗口へ向かう。

搭乗口に到着するも搭乗時間まで、すこし時間があるようだ。さっき悲鳴かなんかわからない声とともに消えていったS君も無事、合流し搭乗時間まで待合室で待つことにする。

まもなく搭乗時間になり次々と乗客が飛行機へと乗り込んでいく。集合場所には部長のNさんと舞ちゃんは集合しているものの1回生の女の子2人の姿が見えない。もうすでに乗客は全員機内に乗りこんでしまっている。もう機内に入ってしまったのか?いや機内に乗り込む乗客の列の中を確認したけど、いなかったはずだ。一回生はいったいどこへ行ってしまったんだろう?

まあチェックインはしているので、飛行機が勝手に飛び立つ可能性は少ないが、何百人という乗客を待たせていることになる。

これ以上、遅れてしまうと飛行機に乗った時、「待たせたのコイツらかよ」という冷たい視線を乗客から浴びせられてしまうぞ。とビビっていると、やっと1回生が搭乗口に到着。間一髪、冷たい視線は避けられそうだ。

チケットを見せ飛行機に乗り込もうとした時、僕の後ろでまた変な声が聞こえた。

「うわぁぁぁ〜〜〜まって〜」

S君が搭乗口のお姉さんに静止を求められ荷物の中身を確認されてしまったのだ。最近では、あまり搭乗口での荷物検査というのは珍しいのだが、よっぽどS君の動きが不審に見えたのだろう。

S君が荷物の中身をチェックされている間、またも僕らはS君を心配することなく飛行機へと乗り込んだ。これでS君に乗客の冷たい視線が集中してしまうだろうが、「彼なら大丈夫だろう」と健闘を祈りつつ、僕は自分の座席を探した。

飛行機はSくんを乗せ無事、グアムへ出発した。




関空を出発し約3時間後、深夜12時ごろ、グアムに到着した我々は、すぐバスに乗ってホテルへ向かう。

グアムは噂通り、蒸し暑すぎて汗ダラダラ。逆にバスの中は冷房がきつく寒すぎて結露ダラダラ。この国はちょうどいいって言葉を知らないんじゃないか。と思ってるうちにバスは綺麗なホテルに到着。『すげー!!!いいホテル!!!』と思ったら、僕らの泊まるホテルではなかったらしい。

またバスは走りだした・・・と思ったら誰もが聞いたことある有名なホテルに到着。今度こそ『すげー、いいホテル!!!』と叫びかけたが、またも違った。

3件目は普通のホテルに到着。『えー!!!ここかよ?なんか貧相』って思ったら、やっぱり、ここが僕らの泊まるホテルだった。


第2夜へ続く