中国の旅 最終夜
昨晩、深夜1時にホテルに戻ってきた我々、次の日も早朝からバスに乗って北京を回る。
昨日と同じくバスに乗り込み、最後部の座席へ座ろうとしたのだが…。
そこには既に招かねざる先客が座っていた。
昨日、喋りに喋りまくった…1人旅中の寂しいおじさんおにいさんだ。
どうやら前方の座席で1人で座っているのが虚しくなってきたのだろう。心の広い我々は、しょうがないので仲間に入れてあげることにした。この日も北京動物園、天壇公園と色々な観光地を巡るも寂しいお兄さんとのトークばかりしていて、観光地を全く見ていない。ほんと北京へ何しに来たか、わからない。
昼もまわりこの日のメイン観光地。
ガイドの李さんに連れられ紫禁城内を観光するが我々一向は相変わらず喋りまくる。
我々は李さんの話もほとんど聞かず、歩くのが遅すぎる為、李さんが『早く来てくださ〜ぃ。速く歩かないと迷子になりますよ』と連呼するが僕らの歩くペースはあまり上がらない。
するとその時、僕らはあり得ない光景を目にしてしまうのだ。
中国人の3歳くらいの子供が紫禁城内でいきなり座り込み…用を足しだしたのだ。
僕は呆気にとられてしまった…。田舎ならともかく、ここは北京…しかも紫禁城。
そんな所で出しちゃうって…どうなんだ。
中国とのギャップに驚きを隠せない我々だったが、ふとあたりを見回すとガイドの李さんがいない。
……………
どこにもいない。
……………
ま…ま…迷子だ
そう。30歳を超えた超有名企業の社員さんと関西の有名中堅私立大学生6人組が紫禁城内で迷子になった。
なんとか携帯で連絡を取り再合流できたが、ただでさえ僕らはチンタラチンタラ歩いていて、李さんからの評判悪かったのに…そのうえ迷子だ。
もう僕らの評価は地の果てまで落ちたに違いない。
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ちょっと中途半端ですけど、中国合宿の旅はこれにて終了。
この後は特に面白いこともなく書きたいこともないから…。
次の旅に移ろうと思う。
ではでは。