OBOROGE INTRODUCTION このページをアンテナに追加

March 05(Wed), 2008 OBOROGE-TO-OMOIDE

travelation2008-03-05

[]潜水服は蝶の夢を見る/ジュリアン・シュナーベル(2007) [http://www.chou-no-yume.com/:title=潜水服は蝶の夢を見る/ジュリアン・シュナーベル(2007)] - OBOROGE INTRODUCTION を含むブックマーク [http://www.chou-no-yume.com/:title=潜水服は蝶の夢を見る/ジュリアン・シュナーベル(2007)] - OBOROGE INTRODUCTION のブックマークコメント

いわゆる「喪失」と「再生」の物語

その二つの落差が大きいほど「感動」が生まれるのなら、

この作品はおすぎ御大も賞賛するほど「感動」に溢れている。

でも、それ以上に「想像力」と「記憶」の大切さと、その2つの豊潤さが人生に彩りを与えることを知る。

想像力」と「記憶」は、絶望の淵にいた主人公が「自分を憐れむことを止める」きっかけにしたキーワードである。

(この瞬間、映画の「視点」も「主人公のみ」から「主人公のまわり」に変わり、一気に世界観が変わる)

そうか、

己の「絶望」をコミュニケーションツールにする卑小さより、

己の「希望」をコミュニケーションツールにする寛大さこそ、

『蝶の夢を見る』ために必要な心構えなのだろう。

そうすれば自ずと、「想像力」と、その糧になる「記憶」が豊潤さを持ち始める。

そしてその後の人生も彩りを持ち始める。

普通の毎日から激変した毎日を過ごさざるをえなくなったとき、

こういう振る舞いが出来る「強さ」と「ユーモア」も大事なんでしょうな。

ネタバレですが、流氷山脈が崩れるシーンと崩れた流氷山脈が元に戻る(現実にはありえない)シーンの対比こそ、

想像力」と「記憶」の大切さを教えてくれるメタファーだと。

December 31(Mon), 2007 音を楽しむ

travelation2007-12-31

[]出でよ、新しき知識人 「KY」が突きつける日本的課題/宮台真司(2007) 出でよ、新しき知識人 「KY」が突きつける日本的課題/宮台真司(2007) - OBOROGE INTRODUCTION を含むブックマーク 出でよ、新しき知識人 「KY」が突きつける日本的課題/宮台真司(2007) - OBOROGE INTRODUCTION のブックマークコメント

民度を上げるには、歴史の文脈、マスメディアの文脈、そして日常的コミュニケーションの文脈を読み取ることで、内容を割り引く、即ち真に受けないようにするための能力が必要です。この能力メディアリテラシーと言うことを、改めて確認しておきたいと思います。

August 29(Wed), 2007 TIGA APPLE FUN CLUB

travelation2007-08-29

[]TIGA TIGA - OBOROGE INTRODUCTION を含むブックマーク TIGA - OBOROGE INTRODUCTION のブックマークコメント

カナダのエレクトロ貴公子Tigaが9月に来日するとのこと。

東京ではsuperstar DJこと大沢伸一とプレイするとのこと。

なので久しぶりにTigaさんの音楽を聴こうとiTunes Storeをもぐる。

PodcastでTigaのチャンネルを見つける。瞬間ダウンロード。うぬぬ・・・! 唸り上げるほど面白い内容だった。

基本はTigaのremixを50分ほどのDJスタイルで繋いだ構成。

まず曲が変わるごとにアートワーク・曲名も変わる。さらにTiga自身が”かっこよく”曲を紹介する。

「haha,この曲はカナダのダンスフロアーで大人気なんだ」「この声は俺の声をサンプリングしてるんだぜ、BON!BON!」

とかそんなニュアンスの語りを曲を殺すことなく隙間に入れる。

勿論、夜は盛り上がるわけだが、そこで生まれた命題がunder the this line。

『Appleは僕たちの「環境」を変えるコンテンツを創り出す』

ということ。OSのMac然り、iLife然り、iPod然り、iPhone然り・・・。

例えば、このPodcastは「無料」なので「販促ツール」として、実際にiTunesで曲を購入させる目的があります。

分かりやすく言えば、タワレコの試聴機みたいな感じ。

でも違う点は、いつでもどこでも「コンビニエンス」に利用できる、さらに試聴機にはないユーザーを楽しませる「フック」があること。

「コンビニエンス=利便性」、「フック=楽しい要素」。

なので、こういう楽しさを知ったユーザーはこっちに「流れます」。だって人間は「コンビニエンス」と「フック」に抗えないから。ケータイもパーソナルコンピューターももはや手放せないでしょ。それは「コンビニエンス」と「フック」に溢れているからです。割愛。

で、『Appleは僕たちの「環境」を変えるコンテンツを創り出す』という命題に戻って、結論を考えると、まず音楽業界(産業系)はドラスティックに変化するかなと。外資系CD小売店は既に死に体だし(米タワレコ倒産、HMV売却etc)、

無駄に高い「CD」というフォーマットも死に体になっていくことで、自ずとダウンロードビジネスに音楽業界は移行するしかないはず。

背景にはユーザーがわざわざ店に足を運ばなくても(コンビニエンス)、Podcastやネットからの面白い情報(フック)にのって3000円払ってCD一枚買わなくても一曲単位で買うからですね。多分。

まあこのような変化は別の分野でも顕著になってくるはず。

そういう風にテクノロジーの進化とともに、僕たちの「環境」もやっぱり変わっていくのです。

で、話を脱線させて大きな問題点をあげるてみると、

・「情報格差」によるコミュニケーションの差別化

・「Amazonスタイル」による脳内データベースの外部化

などが出てくるかなと。

でも、この問題を考えていくことこそが、「社会をデザインする」ということになるかなと、ぼんやりと思うわけです。