きっともうやりたくない

巨人・原監督が勇退 後任最有力に江川氏、川相ヘッド昇格も
セ・リーグCSファイナルS第4戦 巨人2−3ヤクルト(2015年10月17日 神宮)
巨人の原辰徳監督(57)が17日、ヤクルトとのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージでの敗退を受け、辞意を表明した。今季は打撃不振でリーグ4連覇を逃し、逆転日本一の夢も途絶えた。新陳代謝が必要とし、通算12年間で7度のリーグ優勝、3度の日本一に輝いた名将は、自ら身を引くことを決断した。19日に渡辺恒雄球団最高顧問(89)に報告する。後任は球団OBで野球評論家の江川卓氏(60)が最有力で、川相昌弘ヘッドコーチ(51)も候補に挙がっている。
原監督は試合後、観客席のファンに向かって3度、深々と頭を下げた。吹っ切れたような柔らかい表情が印象的だった。クラブハウスで桃井恒和球団会長、堤辰佳GMらに辞任を申し入れると、全体ミーティングでコーチ、選手らにも報告。その後、時折笑顔を交えながら報道陣に対応した。
「長きにわたり監督をやらせていただきましたけど、そろそろ潮時だなと。このチームには新陳代謝というものが必要。次の世代、その次の人たちにジャイアンツを託そうと。今季限りでジャイアンツのユニホームを脱がせてくださいというお願いをした」
12年はセ・リーグ初の交流戦優勝を皮切りに3年ぶりのリーグ優勝、日本一など球団史上初の5冠。そこからリーグ3連覇を果たした。一方で「この3年間、なかなか成績が上がらす、少しずつ下降線をたどっている」という葛藤があった。頂点を極めたことで生まれた悩み。13年は日本シリーズ敗退、14年はCSファイナルS敗退。今季はレギュラーシーズン2位。日本シリーズにも進むことができなかった。
第2次政権は今季で10年目。原監督が「新陳代謝が必要」と話したように、チームは変革への過渡期を迎えつつある。今季は阿部や村田、長野、坂本という主軸が極度の打撃不振に陥った。ファイナルSでも25イニング連続無得点など、最後まで打線は沈黙した。投手陣の杉内、内海らも含めて故障者も続出した。そんな厳しい状況の中でも立岡や吉川、岡本ら若手を積極起用したが、ヤクルトの牙城は崩せなかった。
原監督は2度の政権を含めた計12年でリーグ優勝7回、3度の日本一。09年には第2回WBC大会を指揮して世界2連覇も達成した。まさに名将と呼ぶにふさわしい功績を残したが、14年から結んでいた2年契約が今季で切れる中、シーズン中に続投要請はなし。自然と自らの進退を考える時間も増え「2016年度のジャイアンツは新しい指導者にお任せしようと。それがジャイアンツのためであり、プロ野球のためである」と決めた。
後任の有力候補は球団OBで野球評論家の江川氏。巨人戦を中心に野球解説を続けていることで、チームの現状にも精通している。分かりやすい解説や、独自の理論にはファンも多い。また、川相ヘッドコーチの内部昇格により、原野球をスムーズに継承するという選択肢も残されている。
原監督は19日、渡辺最高顧問、白石興二郎オーナーに直接辞意を伝えることになる。まだ正式な受理はされていないが、その決意は固い。名将が去り、巨人が大きな大きな転換期を迎える。


▼巨人・桃井恒和球団会長 監督から辞任の申し入れがあった。オーナーにも伝えましたが、オーナーはあさって(19日)に主筆(渡辺最高顧問)と一緒に、直接話を聞く。今後の話もしたい。理由はいろいろあるんでしょうけど今回(CS敗退)のこと、今季で契約が満了することに加えて、10年やってきて新陳代謝が必要と言っていた。


◆江川 卓(えがわ・すぐる)1955年(昭30)5月25日、栃木県生まれの60歳。作新学院3年春夏の甲子園に出場。法大などを経て、78年ドラフト会議前日の「空白の1日」で巨人と契約。これが認められず、ドラフト1位指名の阪神と契約した上で79年1月に小林繁とのトレードで巨人に入団した。80、81年に最多勝、81年はMVP、最優秀防御率などのタイトルも獲得。87年に現役引退。通算成績は266試合で135勝72敗3セーブ、防御率3・02。
◆川相 昌弘(かわい・まさひろ)1964年(昭39)9月27日、岡山県生まれの51歳。岡山南では投手として2度、甲子園に出場。82年ドラフト4位で巨人に入団。04年から3年間は中日でプレーし、06年を最後に現役引退。通算成績は1909試合で打率・266、43本塁打、322打点、47盗塁。通算533犠打は世界新記録ゴールデングラブ賞6度。07年から中日で内野守備走塁コーチなどを務め、11年からは巨人2軍監督。13年からヘッドコーチ。
◆原 辰徳(はら・たつのり)1958年(昭33)7月22日、福岡県生まれの57歳。東海大相模で甲子園に4度出場し、東海大を経て80年ドラフト1位で巨人入団。81年は新人王、83年は打点王とMVPを獲得した。ベストナイン5度、ゴールデングラブ賞2度。95年に引退。通算1697試合で打率.279、1675安打、382本塁打、1093打点。02〜03年、06年〜巨人監督。7度のリーグ優勝、3度の日本一を果たす。09年WBCでは侍ジャパンを率いて2連覇へと導いた。
スポニチアネックス 10月18日(日)6時1分)

お疲れ様。

そういえば、クラブ消滅危機があったよね

落日の王国 清水初のJ2降格という悲劇を招いた歪んだチームマネジメント
クラブ創設から多くのサポーターに支えられた清水。奇跡の残留を願ったが、3試合を残して降格が決定した【写真:Getty Images】
田坂監督嘆息「率直に受け止めるなら力がなかった」
似たような光景を今季、何度見ただろうか。この日も前半4分に、CKからあまりにも呆気なく先制点を奪われた清水エスパルスは、ゲーム終盤が近づくにつれて前への圧力を強め、人数をかけた攻撃を展開していく。だが、精度の低いボールはベガルタ仙台守備陣にはね返されるばかり。選手たちは、必死に戦っていた。しかし、あまりにも組織としての力と一体感を失っていたチームは、大きな見せ場を作ることなく敗れた。
残留争いの瀬戸際にきての4連敗、9戦白星なし――。シーズン序盤から歯車が噛み合わなかったチームは、まるで坂道を転がるようになす術なく最下位に沈んだ。試合終了から2時間半後にスタートしたアルビレックス新潟松本山雅FCの一戦で、15位の新潟が2−0で勝利。これで一縷の望みが断たれた。3試合を残して、Jリーグ参戦以来初のJ2降格が決まった。同じような苦境に立ちながらも、終盤戦に入って白星をなんとかもぎ取り、最終節で残留を果たした昨季とは違ったチームの姿が、そこにはあった。
「負けたら終わりというのはわかっていた。選手は走る、戦うということを真摯にグラウンドでやってくれた。でも、率直に受け止めるなら力がなかった」(田坂和昭監督)
今年は清水が危ない――。そんな声が開幕前に囁かれるようになったのは、2011年からだった。前年限りで、6シーズンに渡って指揮した長谷川健太監督(現ガンバ大阪監督)が退任して迎えたオフに、岡崎慎司(現レスター)、藤本淳吾(現横浜F・マリノス)、兵働昭弘(現大分トリニータ)ら従来のレギュラー半数以上が流出。前年にリーグ戦32試合に出場しながら、クラブから戦力外通告を受けたGK西部洋平(現川崎フロンターレ)の退団劇は、チーム内にフロントに対する不信感を生んだ。
■15位新潟勝利でオリジナル10陥落決定
降格候補にも挙げられたシーズンはしかし、問題を抱えながらも10位でフィニッシュする。新任のアフシン・ゴトビ監督の下で、時に勝負に徹したサッカーを演じたチームは、大前元紀がエースに成長し、高原直泰(現SC相模原)、高木俊幸(現浦和レッズ)ら新加入選手も期待通りの活躍を見せて崩壊を免れた。
翌年も太田宏介(現FC東京)らが流出する一方、ルーキーの河井陽介八反田康平、高校在学中にプロ契約を結んだ石毛秀樹のブレイクもあってナビスコカップでは決勝に進出。「ヤング・エスパルス」の躍進は、見る者に期待を抱かせるものだった。
もっとも、この頃からチームは戦力的に歪な状況に陥っていた。ルーキーを中心に、新加入選手はテクニカルで小柄な選手が多く、特に毎年のようにサイドバックの人材が枯渇。中盤の選手をコンバートして凌ぐものの、根本的な解決には至らなかった。
また、11年開幕前の大量流出以降、主力の流出が止まらなかった。もちろん、その代わりとなる戦力は補強しても、あまりにも顔ぶれの変化が激しいなかでは一貫した強化など望むべくもない。
■後手を踏んだ監督交代劇
そうした近年の流れに追い打ちをかけたのが、後手を踏み続けた監督人事だ。2014年は前半戦から低迷し、すでにアフシン・ゴトビ監督が求心力を失っていながら、リーグ17節まで引っ張った。
「ゴトビの次は大榎」と噂されていたとおり、後任には清水ユースを率いていたクラブOBの大榎克己監督が就任。既定路線と言えた人事だが、目指すサッカーの方向性は前任者とは明らかに違った。規律で縛られたサッカーから、ボールを動かし次々と選手が前線に飛び出していく攻撃的なサッカーへ。途中就任の昨季とは違い、キャンプからじっくりとチーム作りが行える今季は勝負の年だったが、序盤戦から攻守のバランスが崩れて下位に低迷した。
誰もが早期の監督交代を予感し、水面下で動いているとの情報も早い段階からあった。しかし、ファーストステージを勝ち点13の最下位で終えてもクラブは解任に踏み切らず、8月1日の大榎監督の辞任をもっての指揮官交代。もっとも後任に就いたのは、6月1日にJ2大分トリニータの監督を解任され、そのわずか1ヵ月後にコーチとして清水に招聘されていた田坂和昭氏。新指揮官にとっても選手にとっても、難しい状況であったのは想像に難くない。
日本でサッカーがまだアマチュアだった時代から、多くの日本代表選手を輩出し、清水商業高校(現清水桜が丘高校)や清水東高校といった名門校が、全国にその名を轟かせた日本の「サッカー王国」。そのプライドが、1992年発足のJリーグオリジナル10」の一角を担うクラブを誕生させ、99年セカンドステージ優勝などの歴史を育んだ。
だが、近年の低迷ぶりは、そうした誇りや歴史に反して、あまりにもお粗末なものだったと言わざるを得ない。クラブの一貫しなかった強化の果てに、年間勝ち点わずか21、最下位でのJ2降格という最悪の結末は待っていた。
(Soccer Magazine ZONE web 10月17日(土)22時30分)

根本的な危機は、そのころからくすぶっていたんじゃないですかね?

広島東洋タイガース

金本虎、OB矢野氏の入閣検討!キーワードは「優勝メンバー」
阪神は金本新監督誕生に合わせ、来季のコーチングスタッフの整備を急ピッチで進める。1軍ヘッド格または2軍監督としてOBの矢野燿大氏(46)の入閣が検討されていることが17日、分かった。また、投手コーチとして元広島の大野豊氏(60)、OBの下柳剛氏(47)。バッテリーコーチに元広島の西山秀二氏(48)が候補に挙がっていることも明らかになった。
金本政権の最高のスタートへ、組閣がいよいよ始まる。キーワードは「優勝メンバー」。2003年の星野監督、05年の岡田監督の下で美酒を味わった男たちをタテジマに戻す交渉が始まる。
球団幹部は「10年以上、優勝から遠ざかっている。優勝を経験したメンバーが今度は首脳陣として戻ってきてほしい」と常々語ってきた。2度のリーグ優勝に導いた金本氏の監督就任こそ、好機が到来したといえる。
初入閣の筆頭候補となるのが矢野氏だ。2010年に現役引退。13年から小久保監督が率いる日本代表「侍ジャパン」でバッテリーコーチを務めているものの、待望論が渦巻く中、指導者としてタテジマに復帰していないのが現状だ。球団内では矢野氏を将来的な監督候補ともしており、金本新監督を支えるヘッド格、もしくは2軍監督として帝王学を学ばせたい考えがある。
さらに1軍の新投手コーチとして検討されているのが大野氏だ。広島一筋22年の現役時代、先発や抑えとして通算148勝、138セーブをマーク。引退後は古巣でコーチ、阪神では昨秋のキャンプで臨時コーチを務めた。球団首脳は今のチーム状況について「特に左投手の伸び悩みが目立つ」と分析しており、岩崎や岩貞、島本らを徹底指導してほしい狙いだ。
さらにバッテリー部門には宿敵巨人でもコーチを経験した西山氏を招へいするプランもある。今季限りで現役引退した藤井彰人氏(39)のコーチ転身という情報も。いずれにせよ、大刷新されそうだ。
20日からは秋季練習が始まり、秋季キャンプも迫っている。急ピッチで金本政権を完成させる。
サンケイスポーツ 10月18日(日)5時0分)

カープ色の濃い話題ですな。

ありゃ

<企業悲鳴>スマホ普及でPC使えない若者が増加
若い世代でパソコンを使えない人が増え、話題になっている。IT企業ですら新入社員が使えず困っているケースも。スマートフォンスマホ)の普及や、親・学校のパソコンへの理解不足、経済的に苦しい家庭が増えていることなどが原因と考えられ、就労のためにも技術習得の必要性が高まっている。
「本日はこちらのエクセルの表を皆さんに作ってもらいます。まず、データを入力して、名前をつけて保存してください」
東京都立川市で若者の就労支援を行うNPO法人「育て上げネット」は、就職希望の若者へのパソコン講座「若者UPプロジェクト」を行っている。この日は、男女5人が参加。エクセルの基礎を教わった。
講師の斉藤あずみさんは、かんで含めるように説明するが、操作に不慣れでまごまごする受講者も。斉藤さんは「みんな熱心だが、思っている以上にパソコンの腕は十分でない。ここでパソコンの基礎を習い、働く自信をつけてもらえれば」と話す。
講座は今年で6年目。日本マイクロソフトと全国26団体が参加して、昨年度までに延べ3万人近い若者が受講した。いくつかのコースに分かれ、ワード、エクセル、パワーポイントの基礎から、ホームページの作成など一歩進んだ内容まで選べる。
育て上げネットが参加者に尋ねたところ、66%が「仕事でパソコンを使うことに自信がついた」と回答した。実際に受講3カ月以内の就労率は、受講していない人に比べて12・8ポイント高くなっている。
山本賢司理事は「学生時代までスマホだけだったため、パソコンのキーボード入力に不慣れで、パソコンがあってもゲーム、ネットだけでエクセルやワードを使ったことがない人が増えている。メールにしても、(無料通信アプリの)LINE(ライン)とビジネス用は違う」と、パソコン講座の必要性を語る。
高校では情報教科が必修になっているが、山本理事は「少し学校でやったけど身につかないうちに忘れてしまったケースが多い。派遣社員、正社員にかかわらずパソコンのスキルは必要で、パソコンの腕がないのは現代では貧困につながる。人生を豊かにするために技術を身につけてほしい」という。
内閣府が今年2月に発表した「青少年のインターネット利用環境実態調査」によると、スマホを利用している高校生は89%に上る一方、ノートパソコンは30%、デスクトップパソコンは16%に過ぎない。
また、内閣府の別の調査によると、米国の13〜17歳のネット利用者のうち、コンピューター活用が98%と携帯電話の64%を上回っている。英国でも12〜15歳の92%がパソコンを利用しており、欧米に比べて日本の青少年のパソコン利用率は少ない。
経済協力開発機構OECD)が今年9月に発表した15歳対象の調査では、欧米では家庭の経済状況と子どもの家庭でのパソコン利用率は差がないところが多いが、日本は経済的に豊かでない家庭では、利用率が下がっている。
学校でのパソコン利用率も調査42カ国のうち、下から2番目。こうした点から、家庭でも学校でもなかなかパソコンを利用できない層がいることが浮き彫りになっている。
民間研究機関「日経BPイノベーションICT研究所」の目次(めつぎ)康男主任研究員は、都内のITメーカーから「新入社員がパソコンを使えず、グラフもメールも書けない」と相談を受けた。調べたところ同様のケースが増えているという。
目次さんは、パソコンがないと社会で仕事ができないという意味を親が理解せず、子どもにパソコンを与えないことや、学校の授業がせいぜいワード、エクセルの初歩的な使い方にとどまり、応用的な使い方を教えていないことが背景にあると指摘する。「スマホだけではなく、パソコンも使えないと、グローバル競争が広がる中、社会人として生き抜くのが厳しくなる」と警告する。
さらに、「まず、親が子どもにパソコンを使わせるとともに、学校でもきちんと教えるべきだ」と指摘。たとえば論文を発表させることで、ワード、エクセル、パワーポイントから、検索の仕方、著作権の問題など総合的にパソコンを使いこなせるようになる授業を提案する。
企業はパソコンを使えない若者が増えていくのをなげくのではなく、それを前提に、内定者のパソコンレベルを調べて、研修で教え込むなどの対策が必要としている。
毎日新聞 10月17日(土)12時30分)

ほんまかいな??