さらばつま恋

<「つま恋」営業終了>ポプコン、競技合宿誘致…地元に衝撃
毎日新聞 9月2日(金)22時51分)


12月25日で42年の歴史に幕を閉じることが決まった「ヤマハリゾートつま恋」(静岡県掛川市)。吉田拓郎さんら多くの著名アーティストが野外コンサートを開催するなど、その名を全国にとどろかせてきたリゾート施設の営業終了決定に、県内の関係者に驚きと落胆が広がった。
2日にヤマハが年内の営業終了を発表したことを受け、記者会見した地元・掛川市の松井三郎市長は、「大きなコンサートが開かれるなど、掛川の名前を全国に発信してきた貴重な財産だ。ダメージは計り知れない」と嘆いた。
同市は2019年のラグビーワールドカップや20年の東京五輪で競技団体がキャンプ地などとしてつま恋施設を利用するよう関係団体に働きかけてきた。8月には台湾のアーチェリーチームが約1週間にわたり練習合宿したばかりだった。今後の招致活動への影響が心配されるという。
松井市長によると、ヤマハ側から撤退について事前連絡があったのは8月31日。同社総務部長らが市役所に来て「年内に営業停止する」と通告があったという。松井市長は「ほかの企業に譲渡するなどして、つま恋内の各種施設が今後も継続的に利用できるよう努めてほしい」との希望を伝えたという。
同市によると、つま恋では非正規社員も含めて約300人の市民らが働いているといい、雇用への影響も懸念される。また正月の王将戦や新茶の季節に開く市民マラソン大会など多くのイベントがつま恋で開かれてきた。
掛川商工会議所の関係者は「詳細を知らされておらず、驚いている。掛川のことは知らなくてもつま恋のことを知っている人は多く、掛川のシンボルだった」と残念がった。
県も、つま恋をスポーツや観光の拠点施設として重視していた。文部科学省がアーチェリー競技の強化拠点施設に指定し、五輪や世界選手権などの各選考会の会場になったこともある。また一般向けのマラソン大会や、サッカーやテニスのスポーツ少年団などの合宿地として利用されてきた。
同規模の施設は県中西部地区にはなく、鈴木茂樹・県スポーツ局長は「リオ五輪で合宿地として売り込んできただけに非常に驚いており、残念だ。施設としての価値は継承してほしい」。小坂寿男・県観光政策課長も「とても驚いている。観光施設として中東遠地区の中核施設だった。今後、施設をどうするのか掛川市から要望があれば検討したい」と話した。

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つま恋は1974年5月に開業。140万平方メートルの敷地に、客室232室のホテルのほか、ゴルフコースやテニス場などのスポーツ施設、音楽ホールや野外ステージなどの音楽施設も備えた総合リゾートとして親しまれてきた。
オープンとともに、アマチュア音楽コンテスト「ポピュラーソングコンテストポプコン)」の本選会場となり、歌手の中島みゆきさんや世良公則さんらがつま恋の舞台に立った。ポプコンは「若手ミュージシャンの登竜門」と呼ばれるようになり、つま恋の名を全国に知らしめた。
一方で、83年には軽食堂でプロパンガスが爆発する事故が起き、利用客ら14人が死亡。99年には温泉施設の利用客がレジオネラ菌に感染し、2人が死亡している。
06年度には宿泊17万人、日帰り49万人の利用があったが、施設の老朽化に伴い宿泊価格の値下げを余儀なくされ、利用客も減少し続けここ数年間は億単位の赤字が出ていたという。土地や施設の売却先などは未定。ヤマハは「自然とスポーツと音楽が一体となった新しい文化の発信基地としての歴史的使命を終えた」としている。
静岡市葵区のライブハウス「UHU」の中村信哉社長(57)は学生時代、プロミュージシャンを目指してポプコンに出場した。だが、地元の岩手県大会で優勝するも東北大会を勝ち抜けず、決勝会場の「つま恋」にはたどり着けなかったという。「つま恋は青春そのもの。夢を諦めた後も、自分の店で演奏する若手が、いつかつま恋を満員にしてほしいと思っていたのでとてもさみしい」と肩を落とした。

リゾート施設としての魅力はなくなってきているので、閉鎖決定は致し方ないところだろうと思うが、こうなる前に手は打てなかったのかなぁ、と思うところ。
音楽と密接に切り離せない割には、音楽イベントが少なすぎたよね。
あと、僕個人的には、ap bank fesを今までやってきたからと言って、ここを聖地視する気は毛頭ないです。
それ言っちゃったらさ、自然豊かなところは他にもあるでしょうし、「ここでなければダメなのか?」と前々から公言していましたから、そういう意味での思い入れは特にありません。

こち亀大団円

こち亀>40年の長寿連載に幕 コミックス200巻で完結
まんたんウェブ 9月3日(土)15時23分)


1976年から「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載されている長寿マンガ「こちら葛飾区亀有公園前派出所こち亀)」が、約40年におよぶ連載に幕を閉じることが3日、分かった。17日発売の同誌42号で最終回を迎え、同日発売のコミックス200巻が最終巻となる。神田明神(東京都千代田)で3日に行われた同作の“巨大絵巻物”の奉納式で発表された。
作者の秋本治さんは「40年も連載されることは作家にとってうれしいところ。いつまでも描きたい気持ちもある。これでスパッと切れるわけではなく、時々(ジャンプに)遊びに行くくらいでもいいかもしれません。今後の展開は未定。次の作品の構想もあります」と語った。終了を意識し始めた時期について「200巻を迎える2016年ですね。終わるかな?と迷っていました。おめでたい時に終わるのが一番かな?と考えた」と説明。「両さんというキャラクターが面白い。キャラクターと出会えたのはうれしい」と話した。
こち亀」は、東京の下町を舞台に、並外れた体力を持ち、人情味あふれる警察官・両津勘吉が巻き起こす騒動を描いたギャグマンガ。1976年から「週刊少年ジャンプ」で連載されている長寿作で、コミックスは199巻まで発売されており、累計発行部数は約1億5000万部を誇る。テレビアニメシリーズが1996〜2004年に放送されたほか、人気グループ「SMAP」の香取慎吾さん主演でドラマ化、実写映画化もされた。

永遠に終わらないんじゃないか、と錯覚を抱かせるような作品でしたし、僕も小学生の頃はよく読んでましたけど。
まぁ、いい区切りじゃないっすか?
いつかは終わるんだし。

ロシアの言うことは信用ならん

北方領土で共同経済活動も=ロシア外相発言、日本側は否定
時事通信 9月3日(土)0時33分)


ロシアのラブロフ外相は2日の日ロ首脳会談後、「日本側に(北方領土での)共同経済活動について、議論する用意があると感じた」と述べた。
その上で「人的交流も含め、平和条約問題の大変重要な側面として、今後議論されるだろう」との見通しを示した。タス通信など記者団に語った。
これに関し、同席した野上浩太郎官房副長官は「そのような議論はしていない。(ラブロフ外相の)個人的な感触だったと思う」と否定した。
四島での共同経済活動の構想について、日本政府は、現状ではロシアの管轄権を認めるだけでなく、ロシアの事実上の支配を追認することになるとして、受け入れられないという立場。ただ、安倍晋三首相が提案した未来志向の「新しいアプローチ」の下、何らかの形での協力が模索されているのではないかと臆測を呼びそうだ。 

丸損ですよね。
だいたい、北海道すら侵略して自分とこの領土にするつもりだったんでしょ?
ロシアの考えていることなんて、自国の領土拡大のみなんだから。
過去の苦い歴史から学ばないなんて、愚かな。