良い鉛筆を簡単に見分ける方法

約8年ぶりの記事です。

プロフィール画像の鉛筆をバラまいている娘は、今春から小4になります。
親に似て鉛筆が大好きなようで、頻繁に購入しているようです。
最近、鉛筆への情熱が再燃してきたので、新たにブログを開設しました。

文具大好き!ぺんしるまにあ


そして、今回の記事は鉛筆のレビューではなく、良い鉛筆を簡単に見分ける方法についてです。


「簡単に」見分けることが目的なので、厳密な見分け方ではありませんが、この方法で1ダース100円の鉛筆とそうでない鉛筆を分けることができているので、少しは役立つかも知れません。


その「良い鉛筆を簡単に見分ける方法」とは?


鉛筆の断面に注目です。



左は1ダース100円の鉛筆、右は1本60円〜150円くらいの鉛筆です。
これは極端な例なので、違いがはっきり分かりますね。


・芯の位置が中心からずれていないか

・断面のカット部分がきれいかどうか

・断面を見たとき芯が崩れていないかどうか


この3つのポイントさえ見れば、大抵の鉛筆は見分けられると思います。
ただし、例外もありますので、あくまで「簡単に」見分けるための方法として。

試しに、2つの写真を見てみましょう。

100円ショップで購入した5本100円のファンシー鉛筆です。

○ 芯の位置が中心にある
○ 断面のカット部分がきれい
▲ 断面を見たとき1本だけ芯が少し崩れている

2Bのようなやわらかい鉛筆だと、良質であっても、芯が崩れやすい傾向があります。とくに軸木付近の崩れは品質に大きく影響しないことが多いです。
この鉛筆は概ね良質ですが注意が必要、といったところでしょうか。


同じく100円ショップで購入した三菱鉛筆ナノダイヤえんぴつです。

○ 芯の位置が中心にある
○ 断面のカット部分がきれい
○ 断面を見たとき芯が崩れていない

これはかなり良質といってよいと思います。


このように、完全とはいえませんが、だいたいは見分けられると思います。

三菱鉛筆 BOXY (限定復刻版) ユニS 937(F・BOXY 青 HB 5P)

1970年代〜80年代にかけて、当時の学生・生徒・児童などに人気のあった「BOXYシリーズ」の復刻版です。2006年3月頃から限定発売されたらしいですが、今でもごく稀に店頭に並んでいることがあります。またまたBOXYで、さらにコピペですみません。

こちらはデニム地のケースに鉛筆が5本のセット。5018黒、5019銀は四角形でしたが、こちらは普通に六角形です。黒地に青+白文字でBOXYと書いてあります。BOXYのロゴがとても懐かしいですね。

よく見ると“uni★star”と書いてありますね。ユニスターといえば、ユニの廉価版のような位置づけですね。ユニと比較して粒子感が若干あるものの、普段使いには全く気にならないので、とてもお買い得な鉛筆だと思います。現在の定価はハイユニが1本147円、ユニが94円で、ユニスターが63円。ちなみに、三菱9000番は63円、9800番は42円ですので、品質はおおよそ三菱9000番と同等で、ユニと9800番の間くらい、と考えればよいでしょうね。ユニスターは、ファーバーカステルの9000番と比べれば大きな違いはありますが、三菱9000番との比較であれば、あまり違いは分かりません(笑)


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Exciting for Young BOXY HB
“uni★star” (三菱マーク)MITSUBISHI HB

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ボクシー鉛筆 HB ユニS 937(F・BOXY 青 HB 5P)
4902778 806326 500
(三菱マーク)三菱鉛筆株式会社
〒140-8537 東京都品川区東大井5-23-37
お客様相談室:(フリーダイヤル)0120-321433

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なんとなくBOXY鉛筆は四角いというイメージがありましたが、当時は丸型や六角型など、いろいろとあったらしいですね。さすがに当時物は入手困難のようです。

三菱鉛筆 BOXY


こちらは限定復刻版ではなく、当時オリジナルのものです。とても懐かしいデザインです。もう30年くらい前になるんでしょうか。小さな文房具店でハイユニ芯の横に普通に置いてあったので、思わず買ってしまったものです。限定復刻版と同じく、四角形の鉛筆で、1本40円です。


色はとユニやハイユニと同じなので、なんとなく高級そうに見えます。

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(BOXYのBマーク) HB
BOXY DESIGN (三菱マーク) MITSUBISHI (JISマーク) 40

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鉛筆は何年経っても削りさえすればスラスラ書けるところがいいですね。若干の塗装落ちと木材の劣化は見られるものの、使用には何の問題もありません。

キャメル鉛筆 "CAMEL" 1402 普通級


個人的都合により、長期に渡って更新が途切れました。
今後も多忙な日々が続きそうですが、決して鉛筆への想いが無くなったわけではありません(笑)ので、不定期ですが更新します。

デジカメを買いにリサイクルショップに行ったとき、たまたま目についたのがこのキャメル鉛筆1402普通級です。2Hしかありませんでしたが、思わず衝動買いしてしまいました。大きな声では言えませんが、1本10円です。結局、この日はデジカメを買わなかったので、レジには鉛筆1本だけ持っていって、10円だけ支払って帰ってきました。


個人的にはこのキャメルマークが好きなんですが、この1402っていうのはいつ頃流通していて、どのくらいのクラスのものなのか分かりません。普通級と書いてあるので、そのまんま普通級なのでしょうかね。JISマークが入っているので、それなりに古いもののかと思いますが。キャメル鉛筆で検索してみましたが、当ブログが出てきたりで、詳しいことは結局分かっていません(汗;)

キャメル鉛筆は、消しゴム付きの鉛筆は素材が独特なので分かりやすいですね。今でも文具店や雑貨店などで見かけます。

三菱鉛筆 BOXY(限定復刻版) 5019銀


最近、ちょっと間が空き気味になっていますが、まだまだ続きます!

1970年代〜80年代にかけて、当時の学生・生徒・児童などに人気のあった「BOXYシリーズ」の復刻版です。2006年3月頃から限定発売されたらしいですが、今でもごく稀に店頭に並んでいることがあります。

ダース入りの鉛筆は、5018黒と5019銀の2色が発売されましたが、こちらはその銀色モデルです。銀色と黒色のカラーリングが全く逆になっていて、5018黒は黒ベースに銀色文字、5019銀は銀色ベースに黒文字となっています。どちらも2色に限定したことで、嫌味のない作りに仕上がってますね。

使ってみた感想については、5018黒で書きましたので、そちらをご覧ください。

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BOXY MADE BY PATENTED PROCESS PATENTED NO.217586 50
(マーク) MITSUBISHI PENCIL 50 HB

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PATENTED NO.〜 の表記がありますが、何らかの登録がされているのでしょうか。詳しい人がいたら教えてほしいです。

三菱鉛筆 BOXY(限定復刻版) 5018黒


1970年代〜80年代にかけて、当時の学生・生徒・児童などに人気のあった「BOXYシリーズ」の復刻版です。2006年3月頃から限定発売されたらしいですが、今でもごく稀に店頭に並んでいることがあります。

品質はハイユニやユニのように高級な部類ではなく、芯は廉価版のものを使用しているようですが、鉛筆は「六角形」という認識が強いので、独特の四角形はとてもインパクトがあります。実際には、字を書くときには親指と人差し指と中指でおおよそ三角形になるので、四角形だと角が指に当たってしまい、長時間の筆記では指に跡が残ってしまいます。鉛筆の形状は六角形や三角形が理想なのでしょう。


使い勝手という面では、若干マイナスなところもありますが、流行当時を懐かしむアイテムとしては充分なものではないでしょうか。

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BOXY MADE BY PATENTED PROCESS PATENTED NO.217586 50
(マーク) MITSUBISHI PENCIL 50 HB

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家の中を探していたら、BOXYの当時モデルの未使用品が1本見つかったので、機会があれば公開したいと思います。

STEADTLER TRADITION 110 ステッドラー トラディション110


有名なステッドラーの一般用鉛筆、トラディション110です。芯から木軸まで、全てドイツのメーカー本社工場で生産し、安定した品質でなめらかな書き味の鉛筆だそうです。ステッドラーといえばマルスモグラフの青の印象が強いですが、トラディションの赤と黒のボディーカラーも特徴的です。硬度は6B〜3Hまであるらしいですが、入手したのは硬度がHです。鉛筆の先は削ってありませんでした。

書き心地はいたって良好です。芯は若干硬めですが、均一感があって使いやすいです。細かい点を挙げると、ルモグラフよりもほんの少しだけザラっとしている感じです。三菱鉛筆9800やトンボ鉛筆8900のような位置づけでしょうか。ちなみにTRADITIONの日本語訳は“伝統”です。


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(マーク) GERMANY (マーク) STEADTLER TRADITION 110 H
4 007817 104507

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その昔、日本のメーカーが目標にしたともいわれるステッドラー。“伝統”の名にふさわしい製品だと思います。独特のカラーリングはずっとこのままであって欲しいですね。