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仙台のITベンチャー日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

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2014-03-15 震災から3年の被災地 南三陸編その2 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

今回3/8,9の南三陸合宿では、現地の漁業/農業/産業/観光のキーマンをインタビューするのがメインテーマ。

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お話を伺ったのは以下の方々。我々は3チームに別れ、各チームが3〜5人の方々を訪問しインタビューをさせて頂きました。

【漁業】

歌津 金比羅丸 高橋直哉代表  / ふっこう青年会 工藤大樹会長(漁協職員)

【農業】

歌津 小野花匠園 小野政道社長 / 田尻畑 菊農家 及川博喜さん

【産業】

マルアラ及川商店 及川吉則社長 / マルセン食品 三浦洋昭社長 / さんさん商店街 阿部忠彦組合長

【観光】

ホテル観洋 伊藤俊さん / 南三陸町観光協会 宮川舞さん / 民宿 下道荘 菅原長弥代表

【政治】

南三陸町 後藤伸太郎町議会議員

 


私のチームはまず、志津川のさんさん商店街へ。

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ここでオクトパスくんに見守られながら、南三陸町町議会議員の後藤伸太郎さんにインタビューしました。

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彼は、昨年11月の選挙で初当選した南三陸町では最年少35才の町議会議員。

ちなみに、彼の次の若手が55才とのことなので、かなり飛び抜けた若手です。

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ベテラン議員に勉強させてもらいながら、若手らしい活動をして行きたいとのことで、「人口流出を止めるのは難しい。町の魅力を再発信して、この町に価値を見出してもらうしかない。」「集まる場所が無くなっている分、若い者同士はSNSなどで繋がっている。また、自分が情報発信することで、遠方からの支援や地元を離れた人たちからの反応がある。将来オレが帰るまで頼むよ!などのメッセージがあると頑張らなければと思う。」と仰っていました。

「他の地域と同じ復興ではダメ。一番最初に南三陸が立ち上がったらカッコいい。また、地域の特色として防災教育には特に力を入れて行きたい。」と言うことでした。

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彼と別れた後も、彼への期待の声は幅広い年代から多く聞くことができ、最年少議員への地元の期待は高いと感じました。

その後、彼と一緒にさんさん商店街(南三陸志津川復興名店街運営組合)の阿部忠彦組合長のもとへ。

阿部組合長が経営する阿部茶舗でお話を伺いました。

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さんさん商店街は2012年2月25日にオープンし私も何度も訪れていますが、いつも駐車場がいっぱいで賑わっている印象がありました。

ただ、阿部組合長に話しを伺うと、「実は地元のお客さんが少ない。仮設住宅からだと高低差があり、特にお年寄りは辛いんです。それらの方々はスーパーの移動販売車や生協の車が来るのでそこで買い物をしているんですよね。」と言う。

一方、「松島と中尊寺のツアーの中間でここ南三陸を訪れるツアーが増えて、観光の方々は数多く訪れてくれている。本当にありがたいと思っています。」とのことでした。

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さんさん商店街は平成28年11月31日までに更地にして返す契約で、それまでに、現在かさ上げ工事を行っている場所に商店街毎移転する計画になっているそうです。

高台に造成している宅地には「商業集積が無いと商売にならない。」とのことで、10mにかさ上げされる商店街と住宅地は離れる見込み。

「高台移転が実施される時期までに、商店街やここの商店の情報発信力を強めるなどして特色を出し、地元のお客さんにも観光のお客さんにも買い物をしてもらうようにしていかなければならない。」と強調されていました。

合わせて、「この春、地元高校の卒業生150人のうち地元就職が22人となり、例年よりも増えた。地元に残って復興に貢献したいと考える若者が増えているが、今後を考えると地元に就業できる場を増やさなければ。」と。

インタビューが一段落した頃、阿部茶舗の美味しいお茶と抹茶アイスを頂きました。

特に、抹茶ミルクティーが絶品でしたよ!

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そして、そのかさ上げ地域。

南三陸に限らず、いま東北の太平洋岸では各地で防潮堤と町のかさ上げ、山間部の造成が急ピッチで行われています。

その様子は巨大ピラミッドが建造されているようです。

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志津川全景。高野会館以外の大きな建物は何も無くなりました。

D

防潮堤、かさ上げ、高台移転などについては、勿論賛否両論ありますが、この一年でかなりの進捗があるのを感じます。

改めて、3年前の5月1日の自分のブログなどを読み返してみると、この3年間の復旧の進み具合が良く分かります。

2011年5月1日「津波7週間後の南三陸町」

また、この二日間、南三陸から南相馬までを縦断してみると、以前にも増してダンプや工事車両が数多く、よくぞここまで広範囲に渡って防災/減災設備の工事を同時に行っているものだと感心してしまいます。

一方で、そこに人が住んでいること、コミュニティがあることが置き去りになっていることも強く感じました。

本格的に高台移転などが進むこの2年、この課題をどのように解決して行くのか、政治や行政と現場の声が交わることが大切だと思います。

その3につづく

その1はこちら