相対化の問題

つまらないメモを書いたら自動的にトラックバックしてしまって、ちょっと申し訳ない気分になってきた。
そこで、東京猫の散歩と昼寝オーストラリアはどこ?について、ちょっとまじめに考えてみることにする。


さて、さっきのクジラとカンガルー。まあ私はどちらも食べろと言われれば食べてもいいし、食べるなと言われれば食べなくてもいい。好感度を気にして「食べませんよ」と答えるかもしれないし。また「人類はそれを食べていいのかいけないのか」という設問も、クジラ・カンガルーともに十分議論に値すると考える。もちろんクジラとカンガルーは同じ生物ではないのだから、線引きできないわけではない。しかし私にとって、「クジラ食/カンガルー食」の線引きは、たとえば「クジラ食カンガルー食/人肉食」の線引きに比べたら、重要度が明らかに異なっている。
ここで問題になるのは、「クジラ食/カンガルー食」の線引きと「クジラ食カンガルー食/人肉食」の線引きの間に見られる重要度の違いは、程度の差に過ぎないのか、それとも何らかの断絶があるのか、ということで、言い換えれば、これら二つの線引きの間に線引きができるのかどうか、ということでもある。
おお、ややこしい。
もうちょっと基礎的なところから考え直そう。

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