一本足の蛸 このページをアンテナに追加 RSSフィード

「なぜなら彼女は一本足の蛸です。彼女の足は他の誰にも繋がっていません。人として生まれながら人類や他の生命体の何とも共有する部分を持たないのです。真の孤独とは、彼女のために用意された言葉ですよ」

谷川流『絶望系 閉じられた世界』電撃文庫(2005),p.243

2007-05-29

[]情報過多の時代 12:42 情報過多の時代を含むブックマーク 情報過多の時代のブックマークコメント

 得るものがあれば、失うものがある。文化が豊かになり、たくさんの機会が保障されればされるほど、一期一会の奇跡に対する感動は薄らいでいく。

 誤解してほしくないのだが、ぼくはそれが悪いことだとは思わない。好ましいことには違いないのだ。

Something Orange -  オタク疲れを感じませんか?

もし現在の文化状況が、一期一会の奇蹟*1に対する感動を薄らがせる*2ほどだとすれば、それはもう好ましいものではない。そんな文化を「豊か」だと形容するのも虚しいことだ。

とはいえ、情報の氾濫は個人にはどうしようもない。また、仮に情報をどうにかして規制できる強権をもった独裁者が現れたら、相当悲惨なことになるだろう。具体的にどういう状況になるのかは見当がつかないが、少なくとも、オタク疲れ以上の問題が発生することは間違いない。

現状に不満で、改善案もない。「昔はよかった」と言っても始まらない。自衛策にも限界がある。深く考えると息が詰まりそうだ。

[]耳と尻尾のある話 21:33 耳と尻尾のある話を含むブックマーク 耳と尻尾のある話のブックマークコメント

貂の家。 (ビッグコミックススペシャル)

貂の家。 (ビッグコミックススペシャル)

先日、ちょっと独特なマンガに詳しい知人の鶴屋氏または亀屋氏*3お薦めのマンガ本を大量購入した。そのうちの一冊。この日記では感想文を書かなかったが、数ヶ月前に鶴屋氏の薦めで買った『ムーたち(1) (モーニング KC)』が非常に面白かったので、それと似た感じのマンガを所望したところ、薦められたのがこれだった。

*4

さすが、ケモノ耳スキー*5ネコ科イヌ科に飽きたらず、とうとうイタチ科にまで行き着いたかっ! でも、鶴屋氏ほどケモノ耳に愛着があるわけではないので、あまりそそられない。まあ、せっかくだから鶴屋氏の顔を立てて、買ってやろうか……などと不遜なことを思いつつ、この本をレジに持って行った。

……ごめんなさい。耳とか尻尾とか、そんな表面的なレベルではなく、より根源的なところで魂を揺さぶる傑作でありました。

なんという奇想!

なんというユーモア

意表をつく第1話から衝撃の最終話まで、ファンタジーは疾走し、常識は失踪し、ひとたび本を開くや否や、読み終えるまで決して本を閉じることができない、そんな恐るべきマンガだ。

『ムーたち』も凄いが『貂の家。』も凄い。今、日本マンガ界はきっと黄金時代を迎えつつあるに違いない。

ああ、生きていてよかった。

面白いマンガに出会えてよかった。

[]多数派と少数派はよく似ている 22:32 多数派と少数派はよく似ているを含むブックマーク 多数派と少数派はよく似ているのブックマークコメント

こんな当たり前のことを言うと馬鹿にされるかもしれないけれど、いちおう言っておこう。

多数派と少数派の違いっていうのは、要するに人数が多いか少ないかということだけだって。

人数の違いを抜きにすれば、多数派も少数派もおんなじだ。

何か共通の基準にあてはまる人々の集団、それが多(少)数派。

多数派が少数派を抑圧するのも、少数派が多数派に抗議するのも、結局、似たり寄ったりの連中が騒いでいるだけなんだ。

[]ごく私的な驚愕 23:26 ごく私的な驚愕を含むブックマーク ごく私的な驚愕のブックマークコメント

あ、古賀春江*6って男だったんだ!

[]ごく私的な驚愕 その2 23:38 ごく私的な驚愕 その2を含むブックマーク ごく私的な驚愕 その2のブックマークコメント

あ、南セントレア市*7って結局できなかったんだ!

[]ごく私的な疑問 23:45 ごく私的な疑問を含むブックマーク ごく私的な疑問のブックマークコメント

この名簿に名前が出ている人は全部で何人*8なのだろう?

[]ごく私的な疑問 その2 23:51 ごく私的な疑問 その2を含むブックマーク ごく私的な疑問 その2のブックマークコメント

「溜飲をあげる」って言い回し、本気で使っている人いるんですか?

*1:上では原文のとおり「奇跡」と表記したが、地の文では「奇蹟」と表記することにしている。これは純粋に用字法についての好みの問題であり、この文章の趣旨とは全く何の関係もない。

*2:変な言い回しだ。もうちょっとましな言い方がないものか。

*3:なぜ名前が二つあるのかについては、この記事を参照のこと。いちいち「鶴屋氏または亀屋氏」と書くのは面倒なので、以下は「鶴屋氏」に統一する。

*4常用漢字ではないので読めない人もいるかもしれない。「テン」と読んでください。

*5:鶴屋氏のケモノ耳への藍については、ネコ耳ってどんなこと?―とっても萌えたいケモノ耳入門を参照のこと。

*6古賀春江 - Wikipediaを参照。

*7南セントレア市 - Wikipediaを参照。

*8:延べ人数ではなく、実人数で。

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