死刑制度を支持するということは、自分で手を下してでも死刑を執行したいということだ

……という挑発的な見出しを思いついたのだが、それに見合った挑発的な内容が全然思い浮かばない。
中には「極悪人は自分の手で処刑してやってもいい」という人もいるだろうが、たぶん、大部分の人は「死刑には賛成するけど、自分が執行するのは嫌だなぁ。そのために刑務官がいるんでしょ*1」と思っているのではないだろうか。「死刑に賛成/自分が執行するのは嫌」というのは「肉は食べたい/自分で屠畜するのは嫌」に似ている*2ように思うが、さて、このような考え方をどう評価すべきか。
そういえば「定額給付金には反対だけど、実施したら受け取るつもり」という考えはどうか、という議論もあったなぁ。

*1:もちろん、死刑を執行するために刑務官という職が置かれているわけではない。

*2:ただし、一方は社会制度の話で、もう一方は個人的な嗜好の話だから、完全に同型だということはないはず。