小説は事実より奇なり

英国で昨年、「心を健康にしておきたい」との理由から小説を書き始めた全盲の女性がいる。その前向きな気持ちで想像力は掻き立てられ、ペンはすらすらと走り、ストーリーは次々に生み出された――はずだったのだが、ある日、息子にその原稿を見せた女性は、思いもよらぬ言葉が返ってきたことに大きなショックを受けた。「何も書かれてないよ」。不運にも女性はインクが切れたペンを使っていたことに気が付かず、話を書き進めていたのだ。

これと似たようなエピソード*1を含む小説がある。
残念ながらその小説のタイトルをここで挙げることはできないが、ぜひ多くの人に読んでいただきたい名作だ。
いや、ほんとに面白い小説なんですよ。ちょっと陰惨な話だけど、読めばきっと感動するはず。

*1:ただし、書いていたのが小説ではなくて遺書だったという点が大きく異なる。