痛い 痒い 虚しい…

8日に次男が入所し、顔中涙だらけで帰宅。
長男と娘は留守番してくれていた。
出迎えてくれた娘にすがってまた泣いてしまった。
そんな私に娘、
「ママ、大丈夫だょ。離れていても、みんな家族なんだから」
って、まったくどっちが母親なんだか…娘はまるで小さなお母さんのよう。
それでもグズグズしていた私、何となく、頭に痒みというか、違和感を感じ、何気に触ってみたら…
いきなりごそっと抜けた。
ヒィィィッ!!!来たぁ〜
わかってはいたことだけど、実際に抜け始めるとやっぱり慄いてしまう。
アブラキサン開始から12日目、それも、次男が入所した日に抜け始めるなんて。
で、私のいつもの悪い癖。
軽〜く引っ張るだけで抜けるもんだから、つい気になって、どんどん引っ張る。
そりゃあもう物凄い勢いで抜け、あっという間にゴミ箱が真っ黒。
う〜ん…さすが、タキサン系やな…なんて考えながら、また抜く。
一瞬のうちに、首の上、横、は無くなってしまった。
長男と娘に
「ママ、何やってんの!また自分で抜いたんでしょ!」
と止められ、その日はやめたんだけど、それからも抜ける抜ける。
脱毛する時は、ほんとに薬の凄さを思い知らされる。
どんなに引っ張ろうが抜けない髪の毛があの勢いで抜けるとは。
そして今度は少し残っているトップのあたりの頭皮が痛いのなんの!
ニット帽にちょっと擦れるだけで「痛〜いっっ!」って声が出てしまうほど。
痛痒いような、何とも言いようのない感じ。そうそう、確かにこの痛みだった…と思い出して来た。
抜けてしまえば痛みは消えたがそれまではこの痛みだった。


約6年?ぶりの3回目の脱毛…
やっぱり辛い。
先生たちは、脱毛のことはあんまり重要視されていないようだ。それはそうだろう。命に関わる副作用ではないから。
でも、やっぱり女性にとってはこの上ない副作用だろう。
術後化学療法では、

これさえ乗り越えれば…

という気持ちで頑張れたが、再発してからの治療はエンドレス。
あぁ、私、もうずっとこのままなんやろな…
と思ったら急に虚しくなって…
次男が入所したことと、脱毛とが重なって、何だか鬱状態…?
いけないいけない…
肝臓がダメになりかけて、訪問看護に来てもらい、治療と点滴で少しずつ機能が復活して来てるというのに、こんなことでヘタレてるようじゃ私もまだまだですね。
がん歴も8年目だというのに。
フルウイッグは2つ、バンダナに毛が付けてあるの1つ、持ってるのだけど、帽子の下に被る上の部分がネット状のが欲しいなぁ。
も少し動けるようになったら見に行ってみよう。
それともネット買いのが揃ってるんですかね?



子供達の反応は、以前初めての脱毛はまだ長男が小2、娘は二才だったので、覚えていないようです。
で、今回はというと…
長男…「治療のためなんだから、仕方ないじゃん。めんどくさいなら家では何もかぶらなくてもいいやん」
娘…「りーちゃんは平気だょ、どうなっても、ママはママなんだから!」
と。
なんとありがたいことよ…(泣)
いつまでも萎えてはいられません。



髪の毛無くても、私は私です。










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