杁ケ池にて

昨日の午前中のこと。外気温は10℃と少し寒かった。桜の蕾はまだ固かったが、先っぽが薄赤くなってきた。この寒さが峠を越すと咲き出すだろう。ユキヤナギが真っ白になって、あたりが明るくなっている。池に眼をやるとマガモが輝いていた。光の加減でエメラルドグリーンだったり濃紫になったりして不思議だ。コガモが姿を見せた。池の端の枯れ枝にモズ、葦の中にメジロがじっとしていた。陽は明るいがまだ空気は冷たかった。
桜の蕾

ユキヤナギが真っ白

マガモ A

マガモ B

マガモ C

コガモ

モズ

メジロ

ジンチョウゲ

はがきを投函しに行ったら、通りかかったお宅の玄関の植え込みにジンチョウゲが咲いていた。僕は嗅覚はダメなので鼻が利いたわけでなく、眼がとらえた。淡紅色の花。蕾のときは濃紅色だが気がつかなかった。3月も下旬になってようやく気がついた。春の季語。

ポストへの道沈丁の香にも寄り 藤田 宏