tsasakiの日記

2018-12-29 年末に人と会う

 きのう、若者と会う機会に恵まれた。

彼らは明らかに北海道工業大学卒業生であるしかし、このブログを書くときに、ただ「卒業生」と表現することをためらった。人間社会学科の関係なら、なんのためらいもなく卒業生表現するだろう。

昨日会った3人に共通するのは、英語サークルEnglish Workshopのメンバーだったということだ。

11月ベトナム結婚したShuhei、そして名古屋に住んでいるJun北海道に来るのでみんなで集まりませんかと、札幌にいるYutaが連絡をくれた。(これは実名報道になるか)

Yutaが見つけてくれた狸小路7丁目にある店で、7時(私はすぐに店を見つけられず不覚にも遅刻から10時過ぎまで語った。料理の内容は実に多国籍だった。ベトナムフォーがあるかと思えば、ピザパスタイタリアンを楽しんだ後、フィッシュアンドチップスが出てくる。

話題は多岐に及んだ。今回こそは、彼らの話をじっくり聞こうと心掛けたが、やはり楽しくなって聞き手に専念していられなかった。

そんな中で、彼らを称する英語が浮かんだ。

Rollingである。Rolling といったら、この文が浮かんでこなければ英語素人だ。

A rolling stone gather no moss.

「転がる石に苔(こけ)は生えない」と訳され、ころころ仕事を変えていると大成しないと解釈されていた。日本終身雇用制があたりまえだった時代背景を感じる。英語ことわざとしては、ひとつ場所にとどまることを否定的にとらえている。(特にアメリカでは。イギリスでは日本と同じように否定的にとらえているという情報もある。このあたりはイギリス人に聞いてみるしかない。)常に自分を衰えさせないために積極的に動き続けることが大切で、苔が生えるほど長い時間ひとつのところに留まっていてはいけない、と解釈する。このことわざでいわゆる(欧)米の価値観日本人価値観の相違を説明していた。けれども、今は、日本終身雇用が当たり前の時代ではないから、もう、こんな英語の授業はできないだろう。

 かつて「転職」にはどこかマイナスのイメージがあった。長く続かない、忍耐力がない、自分勝手などと。それがもう何年も前から新卒大学生でさえ、最初就職するところを「自分が一生勤め上げる場所とは思っていない」と何のためらいもなく言うのを聞いた。現状よりも「いいところ」があれば、今よりも自分を高められる場があれば、移っていく。

 きのう会った3人の若者はみな、今の職場限界を感じているとか、何かいやなことがあるからというのではなく、この先にimprovementがあるからそれに向かっていく、という姿勢が一貫していた。

から話を聞いていると勢いを感じるのである。彼らは若い。だから若者表現した。しかし、それだけではない。やはり根底に、自分もっと高める環境を求めて動くという生き方がある。だから、ただ卒業生ではなく、若者表現した。

そんなことを思っていたら、shuheiから鋭い質問がきた。「退職したらどうなさるのですか」

私は思いつくままに好き勝手なことをいろいろ語った。それが自分を高めることになる内容かと自問すると、高めるというより今まで仕事を中心に時間を費やしてきた(つもり)の人間が、ちょっと好きなことに時間を費やしているだけという気がした。あらためて考えよう。自分を高めるmovementを。

別れ際に彼らが言った。

「次に会うのは・・どんな状況だろう」と。

自分がいる場所自分がしていること、いわゆるpresent situation が何も変わらずそのままとは思っていないからこそ、こんな言葉が出たのだろう。

次に会うときに、何か変わっていてもおかしくない。そんな若者たちとの時間だった。