映画メモ / 惨敗....

最近見た映画のメモ。

  • 「生きる」ケーブルテレビで英語字幕付きで観る。黒澤明監督の作品。いろいろと考えさせられる。黒澤監督に言わせると、ルーティンワークを正確にすばやくこなすだけの公務員の主人公は生きていたことにならないそうだ。そんな主人公が余命半年と知ってからは。。。半世紀も前の映画なのに、現代にも十分通用する映画だ。
  • 「The Holiday」木曜日夜に観に行く。コメディとしては良く出来ていたと思うし、このシーズンに観る映画としてはまずまず楽しめた。Jack Blackってやっぱり面白いと思う。
  • 「The Pursuit of Happyness」Will Smith主演、サンフランシスコが舞台のサクセスストーリー。予告を映画館で見たときから見逃すまいと決めていた。路上生活のどん底から這い上がってお金持ちになった、実話をもとにした話。街並みや風景がなじみのあるものばかりで、これってあのあたりかな?などと思いながら観た。ストーリーも申し分ない。本当にいい映画だった。これもある意味黒澤明の「生きる」に共通するようなテーマを持っていると思う。ただし、こんなことが実現できるには、本人の努力ももちろんだが、運のよさも重要な要素になる。それに、いろいろな立場の人間たちが簡単に触れ合うことが出来る環境だからこそという気もする。7月に日本に帰ったときに観た「ワーキングプア」の青年のように、住所がないっていうだけで面接すら受けられない日本の現状とは大きな違いがあるなあと思った。
  • 「Blood Diamond」デカプリオ主演の社会派の映画。アフリカのダイアモンド資源が軍事目的で使われていて、裏で操る先進国を批判した問題作。かなり残忍かつショッキングなシーンもあり、テーマ的にもいろいろと問題になった作品らしいが、これは秀作だと思う。デカプリオの演技も迫真に迫る名演だとおもう。ずっしりと重いが見てよかったと思う映画だ。

日曜日はRaidersの今年最後の観戦。しかしなあ、負けが込んでいるチームって最初からなんと言うか勝てないのかなあという雰囲気がスタジアムに漂っているから嫌になる。周りにはSt. Louisのファンが沢山居て、目障り&耳障りでムカついた。試合の方は、もうまったくオフェンスがなかったといっても良いくらいだし、何も言うことはないのだけれど、4QにWalterを出すくらいなら最初から出しておけと言いたい。0-20の完封負けを目前に見てしまったわけだけれど、この悔しさを忘れずに、また来年の盛り返しに期待するしかない。
悲しいことに、Raidersの名物爺"Run Run" Jonesさんが昨日お亡くなりになったそうだ。1963年からずっとチームの一員で、タイムアウトのときに飲み物を持って走って行き、ピンチのときは白いタオルをぐるぐる回して観客とチームを鼓舞してきた。あの爺さんの姿をグランドでもテレビでも観られなくなってしまったというのは悲しいことだ。ご冥福をお祈りします。