WBC

WBCが終わってしまった。日本の優勝は嬉しかった。よくやったと思う。しかし、何かもうひとつ、物足りない気がする。それは、準決勝のアメリカ戦で、アメリカを撃破したこと。日本に勝って欲しかったのはもちろんなのだが、日本の選手に、観客に、テレビの視聴者に、アメリカのパワーとスピード、凄さをもっと見せつけて欲しかった。Brian Robertsが先頭打者本塁打を打ったときは、「さすが」と思ったが、守備、特に投手の出来が悪すぎた。本当のアメリカの野球は、あんなもんじゃないということは、みんなわかっているとは思うけど、それでもガツンとパワーを見せつけて、アメリカ野球の本質を見せつけて欲しかった。日本のプロ野球との本質的な違い、というものを再認識できるような何かを見たかった。なんだかんだ言っても、やっぱ野球はアメリカのスポーツだよね、ということを示して欲しかった。柔道や相撲で日本選手が勝てなかったときのような物足りなさを何故か感じてしまった。

それよりももっと情けなかったのは、ベネズェラが韓国にぼろ負けしたこと。MarcoとRamonに勝って欲しかった。それにしても、シルバ。。。今年もマリナーズでこの調子でお願いします（笑）。それから、アブレイユもエンジェルスでポロポロやってください。ベネズェラにもメジャーリーグのラテンパワーを見せつけて欲しかったのに、あんな結果になるとは。

日本の選手はメジャー選手以外では、ショートのNakajima、センターのAoki、この二人が良かった。ESPNの解説者は、Aokiは「イチローを超えた」と評価していた。Iwakumaと、Sugiuchiも良かった。Aokiを「アヨキ」見たいに発音していて面白かった。そういえば、Kataokaを「カタヨカ」って発音していたなあ。「ア」と「オ」の音の間に「y」を入れていしまうのは何故だ？それに城島を何故４番にした？あの采配は納得いかん。稲葉か小笠原でいいじゃん、右ピッチャーなんだから。案の定、城島がブレーキで苦しくしてしまった。

日本の優勝は嬉しいし、立派だし、文句の付けようがない。でも、水を差すわけではないが（負け惜しみに聞こえるかもしれないが）、あくまでも「現時点での」世界一だ。３月という季節では、練習の虫、韓国と日本のチームが強いのは仕方がないのかもしれない。だから、アメリカの「ワールドシリーズ」の後に、「グローバルチャンピオンシップ」みたいなのをやって、真の世界一を競う、なんてものを見てみたいものだ。

Rebuilding/Milk

久しぶりに帰ってきたら、アメリカはRebuildingの始まりという感じ。オバマさんがアメリカを再構築しようとしている。ベイエリアの会社はどこもRestructuing中という感じで、不景気風が吹きまくっているが、これからは景気が上向いてくるのだろうか？

RaidersはHead Coachがまだ決まらないが、チームのRebuildingを誰に任せるか、これから決まるだろう。Cableさんでもいいような気がするが、アル爺はどうするのだろう。考えてみればアル爺は私の父親よりも年寄りだ。引退しても良さそうなのだが、どこまで口を出すのだろう。気になるところだ。

そして、もっともRebuildingが進んでいるのはA's。Matt HollidayとJason Giombiの加入という、オフェンスの強化は頼もしい。あとは若手投手陣がどこまで成長しているか。これがすべてだろう。今年は戦力的には十分整ってきたともうので、シーズンの終盤までContendしてくれることを願う。

映画『Milk』を観た。San Franciscoの撮影現場を見たし、アカデミー賞にノミネートされたということもあり、楽しみにしていた。70年代に実在した同性愛者のSF Supuervisorの話だ。感想は、「Sean Pennはスゴイ」だ。役作りがすごい。カメラワークも良く、雰囲気を出していたとおもう。主演賞を獲ってくれないかな。

ネットってすごいと思った

改めて言うまでもないことだが。どちらかというと、うざい面も多いネットだけれども、今回ばかりはすごいなあ、便利だなあと思えるようなことがあった。

日本に帰っていたとき、兄弟と昔よく聞いていた音楽の話をして、「そういえばXXXってCDでているのかなあ」なんて話になった。おお、その名前、久しぶりに聞く。ネットで検索してみても、CDはない。ところが、これがヤフオクにカセットがオークションに出品されていたのを発見！音源自体が珍しいので、速攻でビットする。こんなアーティストの音源を欲しがる人なんて、この世の中にいるわけもなく、難なく落札。もう日本にテープが届いているようだ。もし聴ければおよそ２５年ぶりということになる。それにしても、こんなものがオークションにかけられているなんて、ぶったまげる。

それから、某SNSのコミュニティの掲示板を見ていたら、廃盤になっていたロベン・フォードのCDが復刻版で発売！という情報を入手。これもウン十年くらい探していたものだった。すごいなあ。こういうときばかりは、本当にネットの力を実感する。すぐに発売元に連絡して、日本に帰ったときに自宅に届くように手配。

このように何年にもわたって探しているCDが他にいくつかあって、暇なときにグーグルで検索してみたりしているのだが、欲しいけどどうしても見つからないっていうものが、まだまだある。探しているうちに、YouTubeで見つけたりして、そこからRelated Videoなんかを観ていくと、あっという間に時間が過ぎてしまって。でも思いもかけなかった掘り出しものを見つけられたりして、やっぱりすごいと思う。

あと二日出社で、また日本に帰国予定。

Freezing

気が付くと再渡米してから２週間が過ぎていた。

ワールドシリーズもNYJ戦も大統領選も何もかも見逃してしまった。観たいと思っていた映画なんて跡形もなく消え去っているし。

それにしても寒い。ここはシカゴか？って言うほど寒い。日本でも相当寒かったけど、それに匹敵するほどの寒さ。最高気温は１０度行ってないと思う。飲みかけのCaleraシャルドネも全然減らない。

でもって寒さのためか分からないが、ルーターが凍ってしまった。新しいルーターを買ってきてセットアップしてみたけど、これが難物だった。ちっともIPアドレス取れないじゃん。MACアドレスをPCのにクローンさせてみてもダメ。頭にきた。来年はネット環境を抜本的にCHANGEしようと思う。

あと１週間で仕事も終わり、また帰国予定。今度帰ったらゆっくりしたいものだ。

意外なディビジョンシリーズ/引越し

MLBのプレーオフはディビジョンシリーズが終わったところ。シカゴとアナハイムのワールドシリーズを予想したのだが、どちらのチームもいいところなく敗退とは。全く意外な展開だった。これだから野球は面白いともいえる。全然気合を入れてみていたわけではないのだが、タンパベイがまとまったチームのように思える。よって、ドジャースとタンパのワールドシリーズと予想する。これできっとボストンとフィラデルフィアになるんだろうな（笑）。

急な話だが、引越しすることになった。といっても、オフィス内の席替え。今まで見ていたビューは、こんな感じだった。

北向きの窓から、空港やサンフランシスコが見えていた。西日が入ることを除けば、この景色は結構気に入っていたのだが、今度は窓は北東側になるので、天気が良ければ湾の向こう側のオークランドが見えるようになる（と思う）。

Raidersはやはり新しい暫定ヘッドコーチの元で、チーム建て直しの最中だろう。今まで前ヘッドコーチのLane Kiffinがオフェンスのプレーコールをしていたのが、今度はオフェンスコーディネータがコールするという。これは期待ができそうだ。Fargusが帰ってきてランがガンガンでるようになって、パスも楽になり、バラエティに富んだオフェンスを展開してくれることを願う。会社の窓からオークランドに向って念力を送ろう。

グーグル・アイ?

映画『Eagle Eye』を観た。結構楽しめるSCIFI映画だった。ネットや携帯電話等すべて監視され、謎の人物から携帯電話が掛かりその指示通りに動かされるのだが、敵は実は...という話。ちょっとはありそうな話という気もする。Webの巨大企業となった某社が情報を掻き集めてこんな風に使ったら？と、まあ、あり得ないけど、全くあり得ないとは言えるか？イーグル・アイというタイトルは「グーグル・アイ」に引っ掛けているのではと思ってしまった。

で、そんな恐怖を感じながらもネット通販で買ったJackson Browneの新譜が届いた。タイトルは「Time the Conqueror」。シンプルな曲が多いが、しっかり芯の通った曲ばかり。何故かこの人のライブをアメリカで観る機会がないのが残念だ。日本では何度も観ているのになあ。しかもLAという比較的近所にいるのに。今ツアー中なのだが、やっぱり観に行けないなあ。

アスレチックスは結局AL West３位で全日程を終了。ずっと前に終わっていたとは言え、本当に終わってしまうと、生活の一部がもぎ取られたような、そんな感じ。プレーオフは順当に行けばLAAとCHCのワールドシリーズなんだろうな。日本的にはカブスに勝って欲しいだろうが、LAAは本当に強いと思う。ワールドチャンピオンはエンジェルスと予想しておこう。来年もA'sは厳しい戦いになるんだろうな。

厳しいのはRaidersも同じで、ホームでのサンディエゴ戦にQ4で逆転負け。@BUFでも同じような展開だったので、何故か後半になると、観ていて勝てる気がしなくなってくる。きっと選手も同じなのではないだろうか。やっぱりオフェンスがいかんのだなあ、オフェンスが。今日のマンデーナイトのBAL@PITを観ていて、負けたけれどもBALの戦い方は立派だった。20-13とリードされたQ4の最後のドライブでしっかりTDを取る。こうじゃなくちゃ。これがルーキーQBというのだから驚く。うちのオフェンスもこれくらいは見せて欲しいものだ。ズルズルと負けて行くのではなく、しっかり最後までゲームプランを実行してゆく冷静さ。Raidersの選手とコーチ陣には見習って欲しい。

来週はバイウィークで休み。しっかり立て直してくれることを祈る。あ、でもヘッドコーチが残っているかどうかという問題があるけれども。