カナダの負け方、フランスの負け方

前のエントリーの続きです。

八尾にいた1月のあいだ、次から次へと「見事に負けた人と国」を称揚する本ばかり読んでしまったのは、弱音を吐いたらとても続かない看病・見舞いの日々との心のバランスを無意識のうちに保とうとしていたのかもしれませんが(←やや後付けの説明)、

宮澤淳一さんのグレン・グールド論を茨木の書棚から持ち出し、シヴェルブシュ『敗北の文化』のあとで、読み返していたのでした。

グレン・グールド論

グレン・グールド論

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