西洋の音楽と社会(9) 世紀末とナショナリズム 後期ロマン派 II (西洋の音楽と社会―後期ロマン派2)
- 作者: ジムサムソン,Jim Samson,三宅幸夫
- 出版社/メーカー: 音楽之友社
- 発売日: 1998/12/10
- メディア: 単行本
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吉田寛で「音楽の国ドイツ」に目覚めて、第2巻、第3巻の刊行が待ちきれないとおっしゃる全国○○人の「音楽とナショナル・アイデンティティ」ファンの皆様におかれましては、次に攻略すべき大著の候補として、こちらがお薦めではないかと存じます。
Composing the Citizen: Music As Public Utility in Third Republic France
- 作者: Jann Pasler
- 出版社/メーカー: University of California Press
- 発売日: 2009/07/06
- メディア: ハードカバー
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ニューグローヴ音楽辞典の編者として知られるStanley Sadieの音楽史 Man and Musicシリーズ(邦訳『西洋の音楽と社会』音楽之友社)で第三共和制フランスを担当した Jann Pasler が、以来出すぞ出すぞといって、2009年にようやく出た堂々の本文700頁。重たいです、持ち歩けません。^^;;
「音楽の国」シリーズと併用して、ドイツとフランスを対比する「複眼」は、独りよがりにならない「学問の健康」に役立ちそうですし、小熊英二の一連の本みたいに分厚いので、一週間徹夜してビデオゲームを攻略するのに似た「競技としての読書」体験を約束してくれそうです。
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