一部の方々にはご心配おかけしました。なんとか元気でおります。
5月のお買い物ソノ2
- 『輝ける女たち』のサウンドトラック。映画を見て気に入ったため。「IT HAD TO BE YOU」などは、つい一緒に歌ってしまう。女優の雰囲気が良かった「LA ROSE」も好き。聴いていると華やかなシーンが思い出される。
- 『族長の秋 他6篇』(G・ガルシア=マルケス 鼓直 他・訳 新潮社)。このシリーズも買い揃えるだけでなく、そろそろまとめて読みたい。これ、表題作以外は『エレンディラ』で読んでいた。
- 『隣の家の少女』(ジャック・ケッチャム 金子浩・訳 扶桑社ミステリー)。「THE GIRL NEXT DOOR」というとエリシャ・カスバートの映画が浮かんでしまうのだけれど、「キングが絶賛する伝説の名作!」とのこと。日本の文庫の寒々しい不気味な表紙と、頭が骸骨のチアリーダーが描かれた原書の表紙とのギャップがすごい。
- 『失われた時を求めて1 第一篇 スワン家の方へ I』(マルセル・プルースト 鈴木道彦・訳 集英社文庫)。そろそろ読んでみたかった。
最近読んだもの
- 『若草の祈り』(E・ネズビット 岡本浜江・訳 角川文庫)を読み終えた。昔、『THE RAILWAY CHILDREN』を見つけたときに「ネズビットにこんな作品もあったのか」と買って読まずにいたら、後に『若草の祈り』という邦訳があることを知ったのだけれど、この本のおかげで映画にもなっていたことを知った。もともと良い家の子どもらが、急に生活が厳しくなって「家は貧乏なのだ」と家のためにあれこれするところなどは『宝探しの子どもたち』を思い起こさせる。読みながら時々居心地の悪さを感じさせる、こんな子どもたち、ちょっと苦手。でも面白い。
- 『隣の家の少女』(ジャック・ケッチャム 金子浩・訳 扶桑社ミステリー)を読み終えた。まだ何も起こらない頃の文章は普通に良い感じなのに、どんどん気が滅入る、居たたまれない、イヤな不快な気分にさせる。『ドッグヴィル』とか『ファニーゲーム』を見たときのような気分の悪さというのか、そんな感じ。これまで読んできた残酷な作品とは、ちょっと異質な気がする。けれど続きを読まずにはいられない。他の作品も読んでしまうかも。スティーヴン・キングの解説も面白い。
それでは、良い週末を。