『ケルト妖精物語』

ケルト妖精物語』(W.B.イエイツ編 ちくま文庫)を読み終えた。けっこう怖い話もあるし、予想しないような展開になっていったり、面白い。挿絵には本文とは関係のない「ENCYCLOPAEDIA OF BRITISH BOGIES」というものが使われていて、これも楽しい。No.14がDAVIE JONESという海底であぐらかいて宝の箱を見張っている半魚人みたいな花咲か爺さんみたいなのだった。『パイレーツ・オブ・カリビアン』でビル・ナイの演じるタコの船長って、適当につけられた名まえだと思っていたらちゃんと由来があったのね、と感心し、「知ってた、知ってた?」といって妹に見せに行ったら、そういうのがいるっていうことは知っていたよ、といわれてしまった。知らなかったのはあたしだけなのか。
ケルト妖精物語 (ちくま文庫)

旅行中に買ったもの

  • 『Adrian Mole and the Weapons of Mass Destruction』(Sue Townsend PENGUIN BOOKS)。たまたま表紙のイラストが強烈だったので同じ作者の『Queen Camilla』を手に取り、昔2冊目まで翻訳を読んだエイドリアン・モールの日記がずっと続いていることを知った。13 3/4才だった彼に今では息子までいるみたい。つい読みたくなって店にあったものを。あたしの買ったのは、ペンギンのマークだけ付いたもっとシンプルな表紙のもの。
  • 『211 Things a Bright Girl Can Do』(Bunty Cutler HarperCollins Publishers)、「The essentials life-skills handbook for bright girls of every age」というこの本、古めかしいイラストも素敵で、なんといっても内容がものすごく面白そう。プロのような卵の茹で方から、ベリーダンスやストリップティーズ、空中ブランコまで! 笑える本らしい。きちんと読むと素敵なレディになれるでしょうか。1年前にはTom Cutler(ご家族かしら)による男の子版が出ていたみたい。

Adrian Mole and The Weapons of Mass Destruction   211 Things a Bright Girl Can Do